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Channel: 大ぼら一代番外地
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Falmouth

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投宿せし糞モーテルことTravelodgeは、今の御時世に於いては時代錯誤甚しき有料Wi-Fiにも関わらず、その接続速度の遅さも、是亦前時代的にして、明日香の深山の激遅ネットさえも凌駕して余りある牛歩レベル、然れどBandcamp Friday開始時刻迫れば、音源ファイルのアップロードに悪戦苦闘しつつ結局徹夜、何とかAMT公式Bandcampに録れたて最新音源含むライヴ2作品をアップ叶い、予めアップロード済みたりし私個人名義のBandcampにライヴ3作品+録り下ろしスタジオ録音1作品と合わせ、計6作品の公開に至りし。別途構えるアルバムリストページも更新完了、各SNSやら関連ブログ記事も投稿済ませるや、是にて今回のBandcamp Fridayミッション完遂せり。

 

徹夜仕事明ければ、朝飯食らうべく日本より持参せし即席麺最後の1袋召喚、而して「ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツ」の偉大なる力を借り受けんとす。漆黒のボディに青く光る様、美しきかな。

 

 

ケトルに麺ぶち込みスイッチON! するや、一瞬にて沸騰すると同時に麺も茹で上がる超ハイパワーぶり、日本の電気ケトルの屁垂れぶりとは別次元にして、これも欧州220Vなる高電圧なればこそか。湯切りせし麺に昨夜使用せし粉末焼そばソース残党投下、唯一携行する食材たる青唐辛子突き刺せば、是にてケトルクッキング入門編「プロト焼そば」再び。日本製即席麺の完成度あればこそ、斯くなる代物も食し得れど、劣悪な海外製即席麺なれば、トッピング等にて誤魔化さねば到底食し得ぬと知れ。

 

 

午前9時半、ウェールズはFalmouth目指し出発せり。道すがらストーンヘンジ発見、ハッピーアメリカンなMorganのハイテンションぶりに抗えず、ストーンヘンジへ突撃せんとす。
 

 

ストーンヘンジは、人生初の海外ツアーたりし1996年のMusica Trabsonic / Mainlinerにて欧米巡業せし折、現在はスコットランドの作家たる、当時オルガナイザー助手たりしDavid Keenanの案内にて訪れ、同行せし吉田達也氏に写真撮影して頂きし経緯あり。実物を目の当たりにせし刹那、余りのショボさに愕然とせしは、今以て記憶鮮明なるかな。その時に吉田氏に撮影頂きし1枚は、現在も当拙ブログのバナーとして御存知の通り。

 

 

いざ入場ゲートまで至れば、入場料の高さに呆気なく断念。然ればせめて土産物屋を急襲、何か手土産を確保せんとす。

 

 

浮世絵風アレンジ施されれば、思わず苦笑。

 

 

様々なミニチュアも絶賛販売中。

 

 

 

途中給油に立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、当面の食材としてスパゲッティー、トマト、大蒜を購入せり。

 

 

約5時間のドライヴにて、ウェールズはFalmouthへ、

 

 

今宵の会場たるCornish Bankへ到着せり。

 

 

疾きこと風の如きに搬入するや、サウンドチェックも筒が無く終了。
晩飯は「メキシカンの何某」なれば、豚肉ソテーや野菜類、更には生姜酢漬けさえもがごはんにON! されし、云うなれば「メキシカンちらし寿司」なる代物にして、如何せん久々に肉塊やごはん食らえば、大いに美味。生姜酢漬けが素晴らしき活躍ぶり、然りとてこの味わいが果たしてメキシカンや否やとは、この際問うべからず。「所変われば料理も変わる」とは、料理の常識なり。

 

 

今宵の出演者を眺むるや、対バンが2バンド+DJあれど、記載されるはPICA RICO MEXICAN FOODなる、このメキシコ料理出店のみにして、是如何に。因みにこのメキシカンフード出店は3夜連続なり。

 

 

波も穏やかなウェールズはFalmouthの海、

 

 

「なんて穏やかで美しい景色なんだ…」

 

 

人生の漂流者ジョンソンは、久しく忘れ去っていた穏やかな気持ちを、この海辺の田舎街の景色に重ね合わせていた。

 

 

「其処行く貴方、そう貴方です。」「えっ?僕ですか?」

 

 

「貴方は、20年前に行方不明になった私の息子ではありませんか?間違いありません!貴方は私の息子なのです!」(つづく)

 

 

今宵の宿泊先は、ツアーバンド用宿泊施設が隣接すれば、流石に今朝は糞Travelodgeの御陰にて徹夜させられ睡魔襲来、斯くして開演時刻まで仮眠どころか熟睡させて頂く次第。


今宵もソールドアウトなれば有り難き限りかな。七十路と思しきオールドヒッピーの方々から二十代の若き方々まで老若男女大集合にて、75分セットを披露。中距離走的なペース配分を予定すれど、予想以上に中盤にて時間費やせば、後半は怒涛の高圧縮高濃度高速状態へ雪崩込み、気付けばオールドヒッピーの方々とその孫世代たる若き方々が、縺れ合い絡み合い踊り捲られる様を、ステージ上より眺むるや、流石はロックの本場なるかなと感慨無量、斯くして大疾走の果てに大団円へ至るや幕。終演後、ステージより入口界隈へ捌ければ、帰路に就かれる皆様が、一人一人「Thank you!」等と握手求め来るは、決して日本に於いては見られぬ様なり。

 

今宵のセットリスト:
1. Astro Intro ~ Blue Velvet Blues
2. Dark Star Blues

3. Santa Maria

4. From Planet Orb With Love - Good-Bye Mrs. Uranus

5. Flying Teapot
6. Sparkling Pink Lady Lemonade ~ Cometary Orbital Drive 

 

ネット上にてライヴ写真の拾遺叶わねば、悪しからず。

 

宿泊先なるツアーバンド宿泊施設へ戻るや、禁断の夜食なんぞ食らわんとす。

NANI君は久々なる「煮込みスパゲッティー」拵えられし。

 

 

私は、このコロナ休業の3年間に考案&修行せし、様々なツアークッキングレシピを、愈々実戦にて披露せんと思えば、先ずは基本にして初級レシピたる「レンチン・スパゲッティー」拵えんとす。

今回は、ツアーにて大いに重宝する耐熱容器「赤の器」を、フライトに於ける受託手荷物重量制限の壁の前に、泣く泣く持参諦めれば、唯一携行せしライフラインたる通称「チンマシーン」こと「ダイソー電子レンジ調理器温野菜」召喚、先ずは中子を撤去、其処へ二つ折りに処せしスパゲッティーぶち込み、浸る程度に注水、其処へ刻み大蒜、冷蔵庫より失敬せしハバネロ入りBBQソース、先達て麺のみ消費せし即席麺に添付されし粉末スープ1/2、卓上より拝借せしオリーブオイル投下、

 

 

軽く攪拌し蓋閉じるや、電子レンジにて11分加熱、

 

 

見事に茹で上がれど、其処へトマト、青唐辛子、ケータリングたりしオリーブ刻み投下、蓋せず更に電子レンジにて1分加熱すれば、是にて電子レンジクッキング「レンチン・スパゲッティー・オリジン」完成、いざ食らえばアルデンテぶりも完璧にして素晴らしき茹で上がりぶり、況してNANI君の「煮込みスパゲッティー」同様、味全て施せしスープにて煮れば、然も電子レンジ駆使なればこそ、スパゲッティーに味もとことん滲み入り、大いに美味なり。

 

 

連日ミュージシャン業のみならず社長業にても多忙極められるジョンソン、未だ海外遠征参戦僅か数日なる新入社員祥三君を引き連れ、夜の街へ消え行かれ己れの激務労われれば、其処は前社長にして夜の帝王目指され「夜狼活動」に明け暮れしウルフとは異なり、祥三君共々キリッと帰還される様に、遊び慣れし粋な男のスマートさ窺い知れるばかりかな。

 

 

NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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