午前4時起床。昨夜は禁断の夜食食らいし後、愈々今週となりしBandcamp Friday用音源制作に勤しまんと目論めど、昨日は大移動から即演奏せし疲労に加え、調子良くテキーラ呷り捲れば、実は程良く酩酊せしか、然れば敢え無く轟沈せし顛末にして、せめて早朝仕事励行せんとす。
午前7時よりブレックファースト有りと知れば、同室のNANI君共々出撃、然れば一瞬「あしたのジョー」宜しく燃え尽き白化されしかと思しき東君に驚愕、能く能く見れば見慣れぬベージュTシャツなんぞ着られし所以。何故ベージュTシャツを着る羽目となりしか、昨夜散開後、東君の身の上に振り掛かりし受難劇、その顛末伺えば正に御気の毒様。
流石は「ヨーロッパのハワイ」と称される高級リゾート地ぶり、ブレックファーストの豪華さにすら顕著にして、
然ればついぞ饕餮ぶり露呈、貧乏根性にてあれこれ欲する始末、
更にはスイーツ全種制覇すべく禁断のコンプリート、
見事完食果たせど、明らかに食い過ぎれば、いきなり体調急降下とは自業自得の極み。アホです。
道中弁当にサンドウィッチ拵え、北叟笑むジョンソン之圖。
テレビにてスペイン語吹き替え「ドラえもん」放送中、声のイメージ異なるも、各々御国柄なればこそか。
午前9時、空港へ赴くべくタクシーにて出発すれど、行き掛けの駄賃に、東君の忘れ物探すべく、昨夜の会場Espacio Cultural El Tanqueへ赴くや、元ガスタンクたりしをリノベーションされにけりとは伺えど、日没後に慌ただしく到着すればその全貌伺え知れず、今漸くガスタンクたる全景確認せり。
空港へ到着、いざライアン航空San Tiago行きを探せど、電光掲示板に斯様なフライト見当たらず、均かと思えば案の定テネリフェ島には空港が2箇所あり、昨夜到着せし此処テネリフェ・ノルテ空港とは異なる、島の反対に位置するテネリフェ・スール空港からのフライトと判明すれば、タクシーにて急行せん。奇しくも何故か無駄に早くタクシーが迎えに参上しホテル出発せられれば、このテネリフェ・スール空港が随分遠方たればこそか。何はともあれテネリフェ島がサルディーニャ島程デカくあらざれば、30分程にて無事到着、チェックインも筒が無く終了せり。
午後12時05分発ライアン航空San Tiago行きに無事搭乗、
機窓よりスペイン領内最高峰テイデ山臨み得し。
機内にて再びBandcamp用音源制作に勤しめば、出発が1時間程遅れ乍らも、午後5時過ぎにはSan Tiago空港にてJoseと無事合流果たし、
一路Vigo目指すのみ。
車窓より、大西洋に沈まんとする夕日臨みし。
今宵の会場たるRadar Estudiosへ到着せり。
ステージの形状が鉤形なれば、私は自ずから自分のアンプと大きく生き別れ、全員の音が奏でられるや、己れのギターは全く聴こえぬ有様なれど、そもそもモニター忌み嫌い拒否する次第なれば、是にて全く問題なし。
晩飯は界隈のレストランへ案内されるや、Joseが大好物なる「烏賊フライ」を以て幕開けん。
副菜たるサラダとパンも配膳、
美食家と思しきJoseは、何やらカツレツ的な代物所望され御満悦。
私は「仔牛のカツレツ+ライス」所望せし筈なれど、何故か「仔牛のアントルコート+フライドポテト」と思しきに擦り変われば、是は是にて全く問題なし。焼き具合こそ絶妙秀逸なれど、矢張りスペイン料理は些か塩っぱ過ぎにして、サラダは敢えてビネガー+オリーブオイルのみ施せば、これにて何とか中和叶いし。
イタリアなればammazzacafeなる食後の1ショット、Jose曰くスペインの酒なれど、凡そリモンチェッロとグラッパなりけり。
今宵は会場からホテルまで徒歩移動なれば、運転責務より解放されしJoseも飲酒解禁にして、今更なれど改めて乾杯せり。
大いに堪能せりとは云わずもがな。
ステージ傍に楽屋あれば、出番1分前之圖。
今宵は60分のセットを披露せり。個人的にはその立ち位置故に、己れのギター全く聴こえざれど、凡そ如何な演奏せしかは想像易く重々承知之介とは云え、果たして客席にては私のギター炸裂せしや否や。後はバンドを信じ、而して今宵も激アゲメガハイパーモードへ突入、昇天コース最終章「砂十島劇場」幕開ければ、会場の盛り上がりも是亦尋常ならぬ集団恍惚状態へ、遂には大団円へ至れば幕。
ネット上にてライヴ写真拾遺叶わねば、悪しからず。
セットリスト:
1. Dark Star Blues ~ OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.
2. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade
3. Cometary Orbital Drive
投宿先ホテルまで徒歩移動、然れば新蓮司は携行不可、此処はケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツに活躍願わんとす。
ホテル自室の窓より通り見下ろせれば、娼婦と思しきが客伴い、夜の帳に消え行かれし。
NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。



























