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Channel: 大ぼら一代番外地
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Mestre

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午前7時半起床。流石に早起き不可な疲労ぶりにまで至れば、料理するも面倒至極、然りとて空腹なれば成る可く簡易な調理工程にて拵え得る代物たるべく、先ずはケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツに二つ折りに処せしスパゲッティーぶち込み注水、いざ起動しひと沸かしせんとする間に、何処ぞのケータリングより失敬せしトマト系サルサ瓶召喚、是を耐熱容器へぶち空け、其処へ同じく何処ぞのケータリングより失敬せしオリーブを刻み投下、更に同じく何処ぞのケータリングより失敬せしチーズも投下、先達てMorganより頂戴せし青唐辛子も投下、月桂樹の葉とコンソメブイヨンも忍ばせ、一旦蓮司に委ね5分加熱せり。其処へケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツよりスパゲッティーを移動、而して蓮司に委ね6分加熱、然ればリサイクレンチンクッキング「Spaghetti al Pomodoro(トマトスパゲッティー)」堪能せり。

 

 

「Spaghetti al Pomodoro」ソース余せば、蛸缶召喚するや投下、今朝の配給ごはんも投下、豪快に攪拌するや、蓮司に託し5分加熱、斯くしてリサイクルレンチンクッキング「蛸とトマトのリゾット」完成、道中弁当とせり。

 

 

午前11時、Metreへ向け出発せり。

 

 

道中弁当「蛸とトマトのリゾット」大いに堪能せり。

 

 

3時間のドライヴにてVenezia近郊Mestreへ、今宵の投宿先たるオートキャンプ場内バンガローにて小休止。

 

 

今宵の会場Argo16へ到着せり。

 

 

 

サウンドチェック待機中之圖。イタリアラウンドは、The Winstons専属サウンドエンジニアが、我々のセットも担当下されば、勝手知ったる何某にして瞬殺にて終了する次第。

 

 

片やThe Winstonsは、のんびり1時間程も要しつつセッティングすれば、サウンドチェック自体もフルセット演奏する勢いにして、余りに我々と好対照なるかな。

 

 

今宵に晩飯は、会場側が御用意下さりにけると伺えば、ベジタリアン料理盛り合わせ「ベジタリアン御膳」にして、最早食事ならぬアートのレベルか。

 

 

続けて「チーズ盛り合わせ」登場すれば、

 

 

先の「ベジタリアン御膳」に絶望されし美食家ジョンソン、救世主「チーズ盛り合わせ」登場に歓喜されし。

 

 

 

更にはCristianが「ピザ」配達下されば、皆して貪るは必定。原則「イタリアでのみピザを食らう」を旨とする私も、このピザが決して大した代物にあらざるは一目瞭然なれど、先の「ベジタリアン御膳」の後なれば、今や全て許し得る寛大ささえ備える次第。

 

 

会場側より供されし主菜は「クスクス」にして、私が最も忌み嫌う代物の一つ、否、私のみならメンバー全員厭う次第なれば、申し訳なくも手付かずの儘放置されし。

 

 

何と俄かに信じ難くも油長酒造「風の森 Alpha」差し入れ頂けば、

 

 

成程風の森唯一の火入酒なれば、輸出可能たらしめしか。今回のツアーに於いて初めて呷る日本酒なれば、大いに堪能させて頂きしとは云わずもがな。Grazie Mille!!

[追記]

メンバーからの指摘にて、実は「初めて呷る日本酒」にあらず、MontepellierにてOliver君より差し入れ頂きし「蔵王」以来、2度目が正しければ、悪しからず。

 

 

而して懐かしきサルディーニャ島特産ビール「ichnusa」あれば、是亦今回のツアーに於いて、果たしてBirminghamにて組合長とAndyと酌み交わせしギネス以来なるビール呷りし。

 

 

今宵は70分のセットを披露。私の立ち位置にては珍しく音がクリア過ぎな程に聴こえれば、心地良くギターソロ弾かせて頂けど、如何せん遂にツアー最終局面迎えんとすれば、体に奴隷の如き鎖や鉄球架されしが如く、尋常ならぬ重量感ぜられ、動作全てがスローモーションにさえ思われる有様、愈々以て疲労も末期的レベルに到達せんとすれど、同じく蓄積する疲労にて摩滅寸前な「砂十島劇場」渾身の力を以て幕開ければ、アストロ魂炸裂にて怒涛の疾走状態へ突入、会場の皆様を法悦浄土へと導けば、大団円へ至り幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

セットリスト:

1. Space ~ Dark Star Blues ~ OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.
2. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade

3. Flying Teapot
4. Cometary Orbital Drive

 

今回のイタリアラウンド4days共にせし、私が呼ぶ処の正統派イタリアンカンタベリーロックこと「スパゲッティーカンタベリー」系バンドThe Winstionsの面々と、最後に皆して記念撮影に興じし。肝心の全体集合写真は、Cristianが所蔵されれば、未だ此処には掲載不可、悪しからず。

 

ベーシストRob Winstonの帽子を拝借され、新たなイメージへ進化遂げられる東君之圖。

 

 

そのRob Winstonとの2ショット。

 

 

ドラマーLinnon Winstonは、常々他のメンバーと異なる代物食されれば、実はイタリア人なれどパスタ嫌いなるが理由なり。

 

 

キーボードプレイヤーEnro Winstonは、嘗てPJ Harveyのツアーメンバーとしても来日経験あり、日本語も話されれば、楽屋にて音楽談義等にも花咲かせり。
 

 

4日間サウンドエンジア務め下されば、感謝を込めて。

 

 

 

大いに名残惜しけれど、愛すべきCristianとThe Winstonsとは是にて御別れ、斯くして投宿先たるオートキャンプ場内バンガローへ漂着せり。

 

バンガローにて、NANI君、祥三君&友里ちゃん夫妻、ジョンソンと共に、ウイスキー呷りつつ歓談すれば、午前3時に至り散開せり。

幸いにもバンガローにガスコンロ完備されれば、明日はオーストリアまでの大移動控える故、今宵の内に道中弁当拵えんとす。玉葱、大蒜、生姜を刻みオリーブオイルにて炒めるや、

 

 

トマトも刻み投下、更にスパイスあれこれ投下し炒め続け、

 

 

烏賊墨入り烏賊缶召喚するや投下し適量注水、而してひと煮立ちさせれば、瞬殺インプロクッキング「超速烏賊墨カレー」完成せり。

 

 

人参の備蓄大量なれば銷却すべく、しりしりに処しフライパンへ、朝天辣椒とアメリカ人なら愛して止まぬ国民的ホットソース「Sriracha」投下、

 

 

玉子こそあらざれど「人参しりしり」宜しく炒めるや、

 

 

インプロ空想似非ニッククッキング「四川風人参しりしり」完成、いざ食らえばハザードレベルK点越えなる均かの超激辛ぶり、思わず刺激緩和剤たるレタス添えれど、結局レタスのみ食らい、残りは明日の道中弁当とせん。

 

 

最早完全に疲労も極限越えにて、心身共に限界に至れど、残す処愈々7発、果たして無事帰国の途に就き得るか、久々なる海外遠征も、明日より愈々最終章たるゲルマンラウンドへ突入せん。

 

NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。

 

 

 

 

 

 

 


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