午前4時半起床。1週間後に帰国便搭乗迫れど、疲労困憊ぶりも過去最高レベルに至れば、残す処6発を無事完遂し帰国の途に就き得るか、持病たる腰痛及び坐骨神経痛の再発は云うに及ばず、ツアー後半に慢性的に再発する肘痛やら膝痛、毎回イタリア訪れる度に何故か完膚なきまでに粉砕殲滅される消化器系、而して蓄積する全身の筋肉疲労は、日々の筋トレに由る疲労上書きを以て誤魔化せど、既に気力のみを以て全身の機能を維持する次第。嘗ては大食を以てエネルギー補給絶やさぬ作戦遂行すれど、今や食欲さえ減退の一途辿れば、益々以て末期的かな。
昨日の道中弁当たりし筈の「烏賊墨カレー」召喚、ケトル様ダーク ノワール・ブラック・シュバルツにて拵えし茹で玉子も添え、朝飯として漸く堪能銷却せり。
午前8時、ドイツはBerlinへ向け出発せり。霧か靄か霞かにて視界芳しからぬ様なり。
オーストリアからチェコへ突入すれど、引き続き視界芳しからじ。
Praha近郊は、走行車線たる右車線が大型トラック専用レーンたりしか、然れば特にその右レーンが大渋滞、
而してその右レーンを跨ぎ右折せんとするは、一層の困難極麺とす。
引き続き視界芳しからねどドイツへ突入するや「トンネルを越えると、其処は快晴だった。」
7時間半のドライヴにてBerlinへ、
今宵の会場Lidoへ到着せり。
連続使用1ヶ月越えし辺りより屁垂り始めしMarshall JCM 900なれば、此処までファズのセッティングに些か手を加える等、何とか延命作戦講じれど、流石に此処数日は最早断末魔の悲鳴の如きサウンドたれば、残す処6発を迎えし今宵、Marshall JCM 900全日程完投を諦め、リリーフとして控えるMarshall JCM 2000召喚せり。6週間連夜酷使続けしMarshall JCM 900と異なり、矢張り音抜けが格段に違えば、此の儘千秋楽まで逃げ切らんとす。
ステージ上より眺めるホール之圖。ミラーボールの両脇に並ぶ電飾、いとをかし。
楽屋に用意されしケータリングも豪華なり。未だ海外遠征開始せし当初、無名バンドにして極貧たれば、用意頂く御粗末なケータリングさえ、大いに有り難ければ貪り食らいしも今は昔。
本日は、写真家Christoph Voy氏に由るポートレイト撮影もあり。
今宵は、界隈のアジアンレストラン「旨味 UMAMI」へ繰り出し、晩餐に興じん。
私は「Tongkin's Roast Duck」なるウイスキーソース添え鴨グリルを所望、鴨肉の焼き具合に関せば、些か焼き過ぎの感否めねど、充分に堪能し得し。付け合わせがフライド薩摩芋たるは、ジャガイモが主食たるドイツなればこその、オリエンタルな演出に起因せしか。
今宵は60分のセットを披露せり。昨夜よりリリーフ投入せしMarshall JCM 2000が頗る不調、糞Marshallヘッドに顕著な軽薄な歪みぶり、これは明日よりJCM 900再登板、其の儘千秋楽までフル稼動頂かんとすれば、而して最後は私共々万歳玉砕せんとす。ツアー中盤にて遂に開眼、凄まじきラストスパートにて評価急上昇中なる祥三君、今宵亦しても新機軸に挑まれるや、満身創痍乍ら「砂十島劇場」幕開け、こちらもアストロ魂点火にて、集団恍惚昇天へ御案内するや、大団円へ至り幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。
1. Dark Star Blues
2. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade
3. Flying Teapot
4. Cometary Orbital Drive
今宵も大盛況なれば、本日を以て今回のツアーTシャツ完売達成なりけり。有り難き限りなり。
投宿先ホテルへ赴くや、部屋はエレベーター無し3階にあり、夜毎蓄積されるライヴ疲れにて疲労のピーク超越せし今、食材や調味料にて超重量級なるスーツケースに加え、愛しの蓮司も運ばねばならぬとは、余りに酷な仕打ちかな。然りとて此処は肉体に鞭打ち、何とか運び込ば、ケータリングより失敬せし葡萄摘み、僅か乍らも体力回復に勤しまんとす。
部屋に雪崩れ込むや即身成仏に果てられしNANI君、夜毎過酷な「砂十島劇場」フル稼動すれば、体力回復エネルギー充填には「ヨガの眠り」こそ必須たればこそ。
NANI君のブログも並走されれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記は、Facebookにて展開中。
祥三君のツアー備忘録も、Facebookへ投稿される次第。