午前7時起床。Karissaが利用される民泊先に便乗投宿させて頂けど、昨夜は午前3時過ぎに到着せし上、その後Karissa御一行様とプチパーティー状態と相成るや、皆様一杯呷り眠られればこそ尚更か。斯く云う私は、昨秋の欧州ツアーに続きビールを忌避すれば、昨夜も乾杯やらピザやらは遠慮させて頂き十八番の単独行動、禁断の夜食「ごはん無しキャベツ炒飯」食らいしのみに止まりし。
扨、早速朝飯拵えるべく、キャベツを1/5程切り出せり。日本のキャベツと異なり、猛烈に詰まれば重量も2倍以上か、葉も硬ければ、千切りにて食らうなんぞ以ての外、加熱すれど未だ硬ければ、是は性根を入れて挑むべし。
キャベツの芯のみならず本体にも切り目を入れ、そこにローレル挿入、チンマシーンへぶち込み、電子レンジにて先ずは5分加熱、
5分にては不充分なれば、続けて加熱5分追加、而して人参も投入し亦しても5分加熱、然れば漸くキャベツが食し得るに十分値する柔らかさへ至りしかな。
その傍ら、鍋に玉葱と大蒜ぶち込み炒めれば、更にウインナーも投下、
計15分も電子レンジにて加熱せしキャベツと後追いせし人参を鍋に投下、浸る程に注水、コンソメ投下し加熱、
煮汁が減れば加水を繰り返し、20分程煮込みて、
丼へ移し替えるや、
これを天地返しこまし更に攪拌、斯くしてインプロクッキング「入魂キャベツとウインナーのとろとろ煮込み」完成、
キャベツが日本産の如き甘味に欠ければ、人参も亦然り、素材の味わいをフルに生かしハーブ等にて味の装飾施さんとすれど、全く以て不毛の極み。成程、素材そのものに旨味欠ければ、自ずからキツめの味付け施されて然るべきか。然れば冷蔵庫より、アメリカの食卓必需品ホットソース「Tuong Ot Sriracha」を拝借、ぶっ掛け食す顛末なり。
扨、インディアナ州Indianapolis目指し出発せり。
途中立ち寄りしレストスペースにて、全身タイダイに身を包む御婦人目撃、成程、タイダイTシャツが売れて然るべきかな。
移動の車中にて、本日も「つけ飯屋 砂十島食堂」開店されれば、本日は再び「つけカレー」御堪能之圖。
約4時間程のドライヴにてIndianapolisへ、今宵の会場Square Cat Vinylへ到着せり。今宵の会場は亦してもレコード屋なれば、散財注意と己れを戒めん。
私が店内のレコード物色してる間に、皆様は店のスタッフからコーヒーなんぞ馳走になりけれど、店のスタッフ誰もが私には何も声掛けて下さらねば、然りとてどない見たかて考えたかて、私もバンドのメンバーとは一目瞭然と信じ、カウンターに腰掛けエスプレッソ所望、然りとて矢張り特別何も云われなければ、万が一の場合を考慮し、エスプレッソ1杯分の金額$3,00を用意、扨、いざエスプレッソ差し出されれど矢張り特別何も云われなければ、$3,00手渡すや「Thank you」の一言もなく、毟り取るが如く$1,00紙幣3枚受け取られるや、即座にスタッフ仲間との談笑に戻られる非礼な接客ぶり。
別に有料たるは構わねど、いざ飲めば決して美味とは云い難き、酸味キツめな一杯にして、然れどこれもインディアナ州なればこその味の嗜好かと、一気に飲み干せり。
奇しくも其処へRonがやって来れば、同じくエスプレッソを所望、彼が受け取りしは使い捨て紙コップに注がれし一杯なれど、彼の様子伺えば金を払う素振りすら無く、勿論スタッフも請求する素振り無し。ブラックにて飲み干せし私と異なり、Ronは砂糖さえも要求されれど、矢張り代金を求める気配皆無なれば、おいおい、何やねん、この待遇の違いは。私への一杯は、均か陶器のエスプレッソカップなれば有料たりしか。アメリカのコーヒーなんぞに器を問う程の愚か者にあらねば、紙コップにて十分なり。
上のRonの写真(正確には紙コップの写真)を撮影すれば、当該のスタッフが、私に御替わりが必要か問う故、斯くなる上は今一度$3,00払う腹積りにて「Yes, please」とカップ返すや、そのカップに新たにエスプレッソ抽出下さり、扨、亦しても$3,00支払おうと手渡すや、一旦受け取り乍ら、無言にてテーブル上へ投げ返しくさる無礼ぶり、おいおい、なんやねんな。漸く私がメンバーと気付きしか否かは計り知れねど、一旦受け取り乍ら投げ返す非礼ぶりは、些か許し難きかな。それならば亦しても無言にて$3,00受け取られる方が、余程納得し得らん。
斯くして一気に気分害せば、レコード万引きしたろかなんぞと、ガキの如きアホな考えも一瞬脳裏過れど、ええ大人が大人気なしと己れを戒め、決して美味くもなき一杯飲み干し、早々にカウンターより立ち去りし。
店内のレコード物色せし末、然して欲するべき代物あらざれど、所謂「カスコーナー」たる「1枚$3,00コーナー」より、何とか1枚抜き出し所望せんとすれば、私の顔見るや無料にて結構との事、然れば是にて先程のエスプレッソと相殺果たせしか。
My Education御一行到着されれば、サウンドチェック開始の為、一般客は一旦帰されにけり。
「俺のギターはTelecaster (テレキャスター) ではなく、Tellescaster (テレスキャスター) だ!」と宣われるMy EducationのChris Hackstie、
能く能く見ればリーダScottの顔遇らわれしシール貼り付けられ、成程彼の苗字はTellesなれば、是はアメリカンオヤジギャグかな。
My Education熱演之圖。
今宵も楽屋にはビールしかあらざれば、流石に諦め1本頂戴せんと、 Indianapolisローカルビールを手にするや、缶本体に「Mexican Style Lager」との記載発見、それならば未だ飲み得るか。
4年ぶりの北米ツアー、コロナ狂騒以前は楽屋にケータリング用意され、私が予め提示せしライダーに添い、ビールに加え赤ワイン1~2本とウイスキー1本、若しくは飲み切れぬ程のドリンクチケット頂戴せしものなれど、今回は精々ドリンクチケット2枚頂けば御の字、一切何もあらざる日本と同じスタイルへと豹変されれば、これもコロナ狂騒に起因する物価高騰の煽りか。
My Education終演後、彼等よりMarshall JCM900不調と下知あれば、今宵はRoland JC-120の1台のみにて凌ぐしか術無し。そもそも此処2日程、セット半ばよりギターのゲインが激減する謎のトラブル抱えれば、果たして是が元凶か。然りとて昨夜は明らかにRoland JC-120もゲイン激減すれば、私の方に原因ありて然るべきかな。然りとてRoland JC-120さえも、入力ジャックが接触不良気味なれば、応急処置施せど、スピーカーが随分屁垂れしか、いきなり出音がしょぼ過ぎにて苦笑あるのみ。
斯くもトラブル抱えつつ、アンプ1台体制にて、今宵は80分のセット披露せり。然りとて出音のしょぼさ半端ならず、そもそも歪む筈なき領域にて出音が歪む症状さえ露呈、最早50Wl程度の小型アンプを、無理承知に使用せんとするが如し。最早どないもこないもならぬ窮状、ステージ上にては、バンドの出音にギターが完全埋没すれば、せめて外音はサウンドエンジニアが、このトラブルを即座に察し、奮闘健闘下さりしを祈るばかり。今の私が成し得る事は、せめて轟音ソロ等を成る可く必要とせぬアレンジを、即興にて施す事のみ、然れば些かばかり解体再構築模索しつつ、最後は「砂十島劇場番外編」にも救われ、怒涛の大暴走にて何とか大団円へ至り得れば幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わざれば、悪しからず。
終演後、物販コーナーことSHOPZONEへ長蛇の列。今回祥三君を欠く物販部隊、東君とジョンソンの2人体制にてフル回転状態なり。
今宵はこれからChicagoまで走破し投宿予定。斯くして我等がGODことJustinは深夜のぶっちぎり、約3時間のドライヴにて投宿先たるKarissa宅へ到着せり。治安悪くして、バンに積載する全荷物を、2階の部屋まで上げれば本日の全ミッション完遂せり。
真夜中のドライヴ終え、ベトナム方式にてビール堪能されんとするJustinなり。
今日も朝飯以来何も口にせねば、禁断の夜食食らわんとすべく、備蓄食材群よりレタス、玉葱、人参、蛸缶召喚、全てを丼へぶち込み、ポン酢+トムヤムペーストを投下、然れば是にて空想似非ニッククッキング「タイ風蛸サラダ」堪能せり。
遂に取り敢えずの熟成完了、600mlペットボトルにハバネロ22個ぶち込みし「自家製ハバネロオイル」召喚、試しに微量垂らせば、その破壊力は、惑星食らうエボルト級へ何れ育つ兆しにて「使用方法は、己れの限界を過信せず、刺激を楽しみ得る量を守って楽しみましょう。」
禁断の夜食の御共は「王様戦隊キングオージャー」に他ならず、本日も推したるリタにヤラれ捲り。
今宵も亦、睦まじく語り合う美男美女之圖を以て、今回のブログ記事脱稿とす。
並走されるNANI君ブログはこちら、ジョンソンのツアー日記はこちら、Ronのツアー動画日記はこちら、是非に御併読頂きたし。