Bears御一同様@明日香山寺(Guru's Grill 調理出張券使用)も無事終え、居残組の御三方を最寄り駅まで御見送り、矢張り下界は残酷暑なれば、早々に避暑地たる明日香深山へ帰還。素晴らしき快晴にして涼風吹けば、快適至極かな。定点観測。
朝飯に供せし「とろろ汁」若干残れば、リサイクルせんとす。ザク切りキャベツ、玉子、小麦粉、魚粉、紅生姜あらねばおろし生姜と合体攪拌、豚肉も烏賊もあらねば、冷蔵庫にて眠る牛蒡天召喚、斯くして「お好み焼 牛蒡天スペシャル」拵えん。
紅生姜のみならず、青海苔も欠けば、先日長濱礼香ちゃんより頂戴せし高知土産たる高級青さ海苔少々召喚しON! 是にて「お好み焼 牛蒡天スペシャル」堪能せり。
コールドスリープに処せし合挽ミンチ召喚、悪魔の美食「デビルズバーグ」焼きつつ、序でとばかり椎茸とピーマンも焼き上げ、サラダと盛り合わせれば、
「人参とパセリ入りオニオンスープ」も添え、斯くして「デビルズバーグセット」堪能せり。
日課たる早朝山道入隊へ出撃せんとするや、謎の飛行物体発見、
とは真っ赤な嘘。搭載するAIがシンギュラリティーに達せしか、勝手に暴走し捲りカメラに謎のエフェクト加えんとするiPhone6Sにて、空に残る月を撮影せんとすれば、斯くなる顛末。茅蜩共の大合唱が、ウルトラセブンに於けるUFO飛行音の如きなれば、尚更いとをかし。
定点観測。
約80分の早朝山道入隊を経て、山寺界隈まで帰還すれば、御来光眩しき限り。
サイケ組、Bears御一同と、来客が続けば、用意せし食材残党を銷却せんとす。
「天婦羅 (黍魚子、大葉、オクラ、蓮根、鯖)」
揚げ序でに「牛蒡天揚げ」
「ネバネバトリニティー (納豆、オクラ、とろろ汁)」
「白菜浅漬け」鯖の骨をリサイクルすべく「ワカメの鯖骨汁」
斯くして「天婦羅定食 (ごはん無し)」堪能せり。
私の如き社会的落伍者へ、有り難くも御中元届けば感謝感激。況して嘗てデザイナーとして勤務せし三越百貨店の包装紙、懐かしきかな。
永遠の火にて焼き払われしソドムとゴモラの如き灼熱地獄たる下界へ、大阪アジトへ漂着。僅かばかりの逗留なれば、食材持参せず、界隈の激安スーパー玉出へ繰り出せど、昨今の物価高にて購い得るは、半額シール貼られ叩き売られしキャベツ千切り1袋のみ。然れば果たしていつの欧州ツアーにて購いしか、水屋の奥にて発掘せしスペイン産鯖オリーブオイル漬け缶召喚、千切りキャベツにON! 此処はマヨネーズと自家製ハバネロオイル投下、斯くして超手抜きクッキング「鯖キャベツ」にて空腹満たさんとす。
然りとて所詮は千切りキャベツと鯖缶なれば、大した腹の足しにもならず、結局千切りキャベツ残り半分も召喚、是亦発掘せしスペイン産オイルサーディン缶をON! 再びマヨネーズと自家製ハバネロオイル投下、斯くして超手抜きクッキング「鰯キャベツ」も食らえば、胸一杯の空しさも含め、漸く空腹の虫も大人しくなりしか。
今宵は、神戸Helluva Lounegeへ、畑下マユ嬢のライヴへ赴かんとすれば、対バンが何と倉地久美夫さんと旧友Howie Reeveにして、見逃し厳禁とは云わずもがな。
Helluva Loungeへ向かう道すがら、突如「Makoto!!」と声掛けられれば、何とHowieにして、倉地さんと二人連れ立ち界隈散策されんとせし処にて、邂逅果たせり。
今宵先鋒務められしは伯川修平君は初見、軽快な楽曲群に織り込まれる巧みなギターワーク、バスドラサウンドさえ足にてペダル踏まれ同時演奏とは、ディープな今宵の幕開けに相応しきかな。
個人的推したる畑下マユ嬢、目下2ndアルバム録音中と公式発表されれば、果たしてどの曲が収録されるか、今宵のセットリストも参考にしつつ、あれこれ夢想せり。
久々の再会果たせし倉地久美夫さん、演奏を拝聴するも是亦前回御目に掛かりし以来か。開演前に畑下マユ嬢と三人して、アコースティックギター談義に花咲かせれば、倉地さんも一時はアコースティックギターに挑まれ乍らも断念されにけりと伺えど、エレキギターに由る、この究極に唯一無比なギターワークこそ戦慄るべしと思えば、今宵も倉地さんが現出させる摩訶不思議音楽世界を、存分に堪能させて頂きし。
殿務められしは目下日本国内ツアー中なるHowie Reeve、珠玉のベース弾き語り披露されつつも、倉地さん曰く「今宵は可成り演奏がハード」成程、ベースを激しくストロークする等、抒情的と云うよりは激情的な演奏を展開、是も百戦錬磨の歴々なれば、神戸helluva Lounge特有の空気を察して事か。
最後はベースさえ放り出し、客席へ繰り出し歌い踊る姿に、思わず驚愕。然れば会場内は愈々以て盛り上がり、大団円にて幕。
終演後、素晴らしき三人のミュージシャン揃い踏み之圖。
午前5時、大阪アジトからの眺望之圖。普段なら疾うに日課たる早朝山道入隊へ出動済み、茅蜩の大合唱が耳に心地良き時間帯なれど、大都会なれば街の騒音と、鳴き始めし油蝉のサウンドクラスターに由る喧騒のみ。
8月は個人的天冲殺月なれば、先のプロジェクター急逝に続き、レコードプレイヤーが均かの突然死、電化製品は不思議と連続して壊れる傾向にあれば、果たして次は何ぞや。
大阪アジトの備蓄食材僅かばかりなれば、今や残されるは素麺と先日差し入れにて頂戴せし鯖カレー煮缶のみ、
素麺を茹でつつ鯖カレー煮も同時に湯煎、
茹で上げし素麺に、自家製ハバネロオイル投下、而して鯖カレー煮盛り合わせ、超手抜きクッキング「鯖カレー素麺」完成、いざ食らえば空しさ漂えど、意外にも美味。
明日香の深山への帰り掛けの駄賃にて、御贔屓にさせて頂くスーパー訪れれば、盆休み見込みてBBQ食材尽くし、然りとて台風上陸控えれば、是等膨大なBBQ用食材が売れ残るは必至か、何とも御気の毒にと思えば、常々御世話になればこそと、此処は微力乍らもBBQ用海鮮串購入させて頂かん。
大阪アジトにて空しき食生活送れば、その反動か、回転円卓召喚之儀。
鯨肉にタコスの素施し、ワカモレ添えし、完全無欠の空想似非ニッククッキング「メキシコ風鯨刺身」
「旬菜炊き合わせ」
「水茄子刺身」
「ゴーヤー天 塩昆布和え」
「鰹のラープ」
「有頭海老刺身 アリオリ添え」是を以て、今回の布陣とす。
加えて「海鮮串焼」
先日の天婦羅残党リサイクル「鯖天」
「厚揚焼」「白菜浅漬け」添えれば、晩酌堪能せり。
因みに私は厚揚焼や冷奴等、豆腐料理好めど、其処へ愚かしくも鰹節施すなんぞ万死に値すると知れ。
先達て仕込みし「河端家特製カレーコロッケ」召喚、サラダと盛り合わせ堪能せり。
旧友Kiku Wadaこと和田君が、山寺へ遠路遥々初訪問下されば、御持て成させて頂くべく回転円卓召喚之儀。
和田君が高級食材あれこれ持参下されば、早速調理させて頂くべく、先ずは鶏胸肉を以て「鳥天」
「オクラ 七味マヨ添え」
「鰹のたたき」
「鰻巻き」
「鰻ざく」
大分の名店「磯焼き 庄八」にて嘗て供されし珠玉の逸品「鶏の大葉包み揚げ」、以上を以て、今回の布陣とせり。
加えて夏の定番「ゴーヤー天 塩昆布和え」
「厚揚げ焼」等、是等をアテに美酒呷れば、和田君と真面目話からアホ話まで大いに歓談、
然れば回転円卓召喚之儀も第二陣へ、
「炙り椎茸」
「タイ風茄子田楽」
「冷やしトマト ジェノヴェーゼ」
鶏腿肉を以て「ケイジャンチキン」
「鰹のラープ」
「板わさ」以上を以て、第二陣の着陣とせり。
真竹を以て仕込みし「自家製四川風支那竹」も添えし。
更に飲み食い続ければ、再び「タイ風茄子田楽」
銷却せし鶏肉より剥がせし鶏皮をリサイクルせんと、インプロクッキング「ケイジャンチキンスキン」
「鰹塩たたき」
是にて飲み倒れ食い倒れな夜も更け行きし。
扨、朝を迎えれば「素麺」食らわんと、素麺茹でる傍らにてトッピングを用意せり。胡瓜、錦糸玉子ならぬ玉子焼細切り、ハムならぬ赤ウインナー細切り、椎茸、プチトマト、昨夜の残党たる鰹塩たたき、タイ風茄子田楽も盛り合わせ、
薬味に葱と紅生姜も添えれば、いざ「素麺」堪能せり。
境内に設営する巨大プールにて、オヤジ二人して行水に興すれば、斯くして旧友和田君と、楽しきひととき過ごさせて頂きし。
器にサラダ盛り付けるや、
「ケイジャンチキン」をON! 揚げ序でに拵えし「ゴーヤー天 塩昆布和え」も添えれば、是にて「ケイジャンチキン セット」堪能せり。
卓上の檸檬に螽斯が食らい付けば、
挙句梅酒の瓶にしがみ付き、能く能く見れば何やら蓋周囲に残る梅酒堪能される御様子か。蟻と螽斯の寓話宜しく、刹那主義且つ享楽主義の権化たれば、酒嗜むも当然か。
斯様な人外魔境にも関わらず、珍しくも8日間に3回も来客迎えれば、調理連続フル回転にて流石に疲労困憊、長時間に及ぶ厨房仕事にて些か熱中症気味ともなるや、此処はスタミナ補充し乗り切るべし。
今夏のイベント全うすれば、セルフ打ち上げに興ずるべく、濡れ縁にて一席構えんとす。
「平目刺身」
「赤魚煮付け」
「鴨のコンフィ」
「茄子の煮浸し」のみならず、
豚三枚肉を以て「サムギョプサル」に興じんとすれば、
焼野菜用にピーマン、新玉葱、大蒜も召喚、
斯くして大いに打ち上がらん。
鉄板にて豚三枚肉を焼く様撮影し忘れれば、サンチュ代わりにレタス使用、焼き上げし豚三枚肉に、キムチ、青唐辛子、刻み大蒜を添え、檸檬搾れば、堪らぬ美味さかな。
大蒜一房をホイル包み焼きに処すや、ホクホクに焼き上がりし大蒜に舌鼓乱打。明日は何方との面会も予定せねば、一切問題なし。
「お疲れ様、俺。」台風7号が紀伊半島に上陸間近、濡れ縁にて強風吹き荒れる様眺めつつ、酒宴に興じる不届者なり。
夜半より明け方に掛け、遂に台風上陸、暴風吹き荒れれば、建具が出鱈目にて隙間だらけな山寺、屋内にも関わらず強風に晒され、そもそも明け方の気温低ければ、寒くて毛布に包まる有様。
而して無事台風一過、然りとてそもそも雨足強くならず、暴風も去りれば、嘗ての「奈良最強伝説」想起せり。
然れど最強伝説を誇る近鉄でさえほぼ全線運休と知れば、今回の台風のえげつなさ今更乍ら実感せり。
来客続きもあり暴飲暴食繰り返せば、今朝は大人しく「有り合わせ野菜と豚切り落としの洋風煮込み」なんぞ堪能せり。
デザートに、境内に群生するミント添えし「ミントプリン」堪能せり。
御近所さんより、傷物にて出荷不可なれば廃棄せんとされしトマト譲渡頂き、束の間のトマト長者と化す幸せ到来せり。
台風一過にて能天気にも安堵せし昼下がり、突如停電せり。台風被害が均か今更と思いつつも、関西電力の公式サイト閲覧するや、当分復旧の目処立たぬ様。
此処明日香の山寺には上下水道設備あらず、地下水を電動ポンプにて汲み上げれば、ポンプ停止にて水が絶たれ、然りとて均か断水するなんぞ想像だにせねば、水の貯え皆無にして、況してこの深山にて電気無しにて夜迎えれば、正に漆黒の真っ暗闇、是は流石に予断許さぬ事態かと、下山し大阪アジトへ一時避難せんとす。