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Channel: 大ぼら一代番外地
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Kelowna

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気付けば徹夜にて朝を迎え、朝飯拵えるべく、キャベツと大蒜をオリーブオイルにて炒め合わせ、そこへ巨大烏賊オイル漬け缶召喚すれば投下、

 

 

是亦炒め合わせれば、

 

 

其処へ適量注水、メキシカンチキンブイヨン、日本から持参する粉末出汁、冷蔵庫より失敬せしトマトソース投下、後は10分程煮込むや、インプロ空想似非ニッククッキング「メキシカン烏賊キャベツスープ」堪能せり。既に食材がキャベツと玉葱と缶詰しかあらねば、当面は有り合わせ貧乏クッキングにて凌ぐべし。

 

 

高速ブロードバンド完備な上流階級邸宅なれば、来たるBandcamp Fridayへ向け音源アップロード等に勤しむ最中、突如Justinより出発の下知あり、大慌てにて出撃せり。

昨夜の会場に機材や商品一式置き去りにすれば、先ずは撤収せんとす。カナダ晴れなる大快晴なれど、足元は残雪凍る様なり。

 

 

昨夜の会場Palomino Smokehouseへ。

 

 

Dead Leaf Echo御一行も到着、睦まじく撤収作業行えば、

 

 

階上のレストランバーにて朝飯に有り付き得るとの情報、斯くしていざ突撃、

 

 

私は「Big Ass Burrito」所望、具材はApplewood Pulled Porkを選択、

 

 

プルドポークは、スペアリブ、ブリスケットと共に、アメリカに於ける三大BBQ料理のひとつに数えられれば、大いに柔らかにて美味なれど、惜しむべきは、同梱されるスクランブルエッグとのバランスが微妙、もうちょい気前良くプルドポーク詰めて頂きたし。

 

 

皆様は「The Good Morning Burger」を注文、本場アメリカンハンバーガーの醍醐味は、何と云えど両手にて押し潰し、大口開けて齧り付く事なり。

 

 

隣のテーブルは「チームアメリカ」にして、Dead Leaf Echo御一同とJustinが、朝飯食らいつつ歓談中。

 

 

扨、ブリティッシュコロンビア州はKelowna目指し爆走せり。

 

 

いざ初冬のロッキー山脈へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8時間半のロングドライヴを以て、ブリティッシュコロンビア州はKelownaへ、今宵の会場たるJacknife Brewinへ到着せり。

 

 

会場は本来、主にピザを供するイタリアンレストランなれば、レストラン営業終了を待ち、機材搬入開始せり。

此処Jacknife Brewinは、店名にBrewin (ビール醸造所) と名乗る程なれば、当然供されるはビールとサイダーのみにして、ビールを厭う私は、所謂ストロングリカーを求め、NANI君と2人して界隈徘徊すれど、漸く漂着せし店は悉く同じくビールのみ取り扱われ、結局は徒労に終わりし。

 

 

そもそも会場すぐ隣に、巨大なビール工場あれば、斯様な顛末推して知るべきは私自身か。奇しくも今宵は満月なれば、満月とビール工場之圖。

 

 

オルガナイザーにストロングアルコール上訴すれば、Pink Whiskyなる代物のポケットボトル飲み残し渡されれど、是がなかなか石鹸の如き味わいにして、正に「Better than nothing」ならぬ「Nothing is better」かな。

申し訳なくも苦言呈させて頂くや、テキーラ御用意下さり感謝感激。

 

 

先鋒務められしは、地元メタルバンドPHARMにして、ハロウィンを明日に控えればメンバー全員ゾンビ的な出立、而して彼等の御友人と思しきうら若き方々も悉く仮装されれば、全く以てパーティナイトかな。

 

 

次鋒務められしはDead Leaf Echo、正規ドラマー参戦以来サウンド急変、一層のポストパンクぶりかな。
 

 

 

今宵は50分セットを披露せり。60分を切るショートセットは、原則として行わぬ意向なれど、今宵はタイムテーブルが押せば已む得ずして、然れば怒涛の疾走を以て駆け抜けるのみ。最後はguitar crowd surfingを経て、大団円へ至り幕。

 

[set list]
1.Dark Star Blues - included Santa Maria
 2. Om Riff From The Melting Paraiso U.F.O. ~ Sparkling Pink Lady Lemonade ~ Cometary Orbital Drive

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶わねば、悪しからず。

 

投宿先たるホテルは、冷蔵庫こそ完備すれど電子レンジあらねど、そもそも食材も尽きんとすれば、キャベツ刻みメキシコ産ハバネロオイル投下、

 

 

烏賊墨缶召喚するや、

 

 

キャベツ共々トルティーヤにON! トマトサルサとハバネロソース施し、斯くして「烏賊墨キャベタコス」食らえば、タコス感希薄なれど、是は是にて堪能せり。

 

 

トマトサルサ抜きバージョンの方が、味のベクトル明確にして、一層美味なるかな。

 

 

斯くしてKelownaの夜は更け行きし。

 

並走するNANI君のブログはこちら
ジョンソンのツアー日記はこちら
祥三君のツアー日記はこちら


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