（前回までのあらすじ）未だ絶賛時差ぼけに苦悶せられれば、回復の兆しすら伺えぬ有様、日がな徒然なる侭に、惰眠を貪り餮食三昧に明け暮れるばかりかな。
レタス、セロリ、玉葱を刻みごはんへON! 実山椒とポン酢少々施し、今夏のマイブームとならんや「サマー混ぜ飯 ver.1」拵えれば、斯くして「サマー混ぜ飯ver.1＋鰺フライ＋赤出汁」食せり。サマー混ぜ飯ver.1なかなか爽やかにして食感良好、これは美味なり。
ふと思い立ちそのサマー混ぜ飯ver.1に鰺フライをON! マヨネーズも施すや、斯くして「サマー鰺フライ丼」完成、付け合わせは即席味噌汁、これは御手軽にして美味。
私はフットボール即ち世間にて云う処のサッカーなんぞ、全く興味抱き得ねば、常々民族主義的乱痴気騒ぎとしか思えぬW杯狂騒なんぞ、全く以て萱の外、況してやテレビが介在せぬ生活を送れば、W杯が既に開催中たるも、況してや日本が初戦敗戦されにけりなんぞも、全く無関心にて知る由もなし。然れどW杯便乗商品なる、日清カップヌードル「スパイス＆ハーブが効いたブラジル風グリルチキン」には、些か興味抱きし次第。
然りとてそもそもこの味の元ネタたるスパイス＆ハーブが効いたブラジル風グリルチキン」の味を存ぜねば、果たして完成度是如何にとは判断しかね、単に廉価版スナック菓子の如きチープな味わいなる感想残せしばかり。先日食らいし「トムヤムクン味」の美味さを思えば、W杯期間限定商品にて充分至極か。
鯖味噌缶を召喚、ごはんにON! 斯くして「鯖味噌丼＋即席赤出汁＋厚揚げ焼」食せり。鯖味噌缶に葱と七味大量投下は不可欠とは云え、何とも御手軽手抜きメニューにして充分に美味。
厚揚げ、大根の葉、唐辛子を、胡麻油とヤマサ昆布つゆを以て炒め合わせるや「厚揚げと大根の葉の炒め合わせ＋葱と油揚げの味噌汁＋ごはん」食せば、美味なり。
帰国以来、どうにも本場中国式即席ラーメンの禁断症状発症すれば、キャベツを具材に拵えし次第、今や不可欠たる「麻辣香茄醤」や花椒も投下、矢張り堪らぬ程に美味なり。いやはや国産即席ラーメンなんぞ、国内生活に於いては、永きに渡り全く食さぬ私なれど、何故斯くも中国式即席麺に魅入られしか、矢張りあの下衆極まりなきジャンクな味わいと、唐辛子や花椒大量投下に由る刺激あればこそか。
捨て値にて売られしゴーヤ購入すれば、人参、玉葱、豚バラ肉共々、胡麻油にて炒め合わせ、トムヤムペーストとヤマサ昆布つゆにて味を整えるや、これにてインプロクッキング「タイ風ゴーヤ炒め」完成、わかめと玉葱の味噌汁＋ごはん共々「タイ風ゴーヤ炒め定食」として食らえば、これは激烈に美味かな。いやはやトムヤムペーストの偉大さ、正に無限なり。
気紛れにて「オムライス」なんぞ拵えんとすれば、先達て修得せし「簡単で美味しいチキンライスの作り方」を再び駆使、然れば矢張り大いに美味なり。
「茄子の煮浸し」拵えるや、鯖味噌缶をごはんにON! 斯くして「鯖味噌丼＋茄子の煮浸し＋黒酢もずく＋即席茄子の味噌汁」食せば、美味。
備蓄せし長芋を召喚、とろろ汁なんぞ拵え、斯くして「茄子の煮浸し＋とろろ汁＋鯖味噌＋即席法蓮草の味噌汁＋ごはん」食せば、是亦美味。
ふと麻婆豆腐を欲すれば、勿論本場四川省成都は麻婆豆腐発祥の店たる「陳麻婆豆腐店」にて食すが一番、然れど到底今直ぐは無理至極、せめて本格四川料理に訪れるべしかと思えども、日本人向けに刺激緩和されるが必定、仮令本場宛らの痺れっぷり堪能させて下さる店もあらんと思えど、それを調べ出し訪れるとなれば、是亦大いに面倒至極、然ればこそ己れにて拵えるが、最も御手軽にして安価且つ得心行く次第と知れば、いざ我流なる「麻婆豆腐」を拵えん。如何せん私は塩っぱさに滅法弱ければ、塩っぱさばかりなる豆板醤は戦力外通知、否、そもそも備蓄せぬ有様、然れば代わりたるべく甜麺醤、花椒醤、ハバネロペーストを召喚、更にはヤマサ昆布つゆ、味噌、実花椒を以て味を整え、仕上げは花椒油と花椒粉大量投下、付け合わせのごはんには、実山椒を施し、これにて「麻婆豆腐セット」完成、いざ食らえば激烈に美味。
然れば麻婆豆腐拵えし材料の残党を以て、再び麻婆豆腐を拵えれど、今回は素麺にON! 斯くしてインプロクッキング「麻婆素麺」拵えし。
いざ食らえば、これは想像を遥かに凌ぎ大いに美味。この痺れっぷりこそ快感たらん。
本日は、某御仁の引っ越し手伝いにして、私は嘗てトラック運転手として、鮮魚なんぞ積み、夜の高速道路や国道を爆走せし経緯あれば、2tアルミ箱トラックをレンタル、いざ出動せり。私のレンタトラックも含め、手配されし車3台に無事積み込みも完了、いざ名四国道を爆走中、ゴンッ！なんぞと何やら不吉な音と共に、突如エンジントラブル発生、濛々と白煙噴き上げつつも、何とか伊賀ドライヴインに漂着、結局大阪のレンタカー屋より代車を運び下さるとの事、斯くして待つ間に昼飯とせん。肉体労働は腹が減るとばかり、東君は「びっくりカツカレー」
萱沢君は「びっくりカレー」
アキラ女史は「びっくりハンバーグ定食」
私は「びっくりトンカツ」を定食を所望、
なかなかの食い応え、巨大トンカツとサラダ、味噌汁は完食すれど、丼飯は流石に半分残せし体たらくぶり。
若き萱沢君は、流石見事にぺろり完食されし次第。
無事代車も到着、ドライヴインの駐車場にて、2tトラックに満載されし荷物を移せば、再び目的地目指し出発せり。因みにエンジントラブルの原因とは、私の前にレンタルされし御仁が、返却に際し、ディーゼル車にも拘らず、迂闊にもガソリンを給油されしと推察されれば、そのガソリンが遂にエンジン内へと流入されればこそとの事。
道すがら、偶然にも遭遇せしトラックとは斯くの如し。果たして伊賀忍者の末裔共、今はトラック運転手なんぞ営まれる次第か。
均かのトラブルにて予定を大幅に遅れれど、無事日没までに引っ越し完了、皆様御疲れ様でした。
東君と大阪アジトへ帰還、シャワーにて汗も流せば、いざ打ち上げんと界隈の居酒屋へ。突き出しが何とも立派にして、3品盛り「鱧サラダ＋煮卵＋とろろ汁」とは是如何に、大いに美味。
「刺身5点盛り」所望すれど、鮪とサーモン食らわぬ我々なれば、八町、間八、鯛、炙り鰆、縁側にして、何れも激烈に美味なり。
更に「きずし」も大いに美味。
日本酒飲み放題なれば、マイ銚子にて景気良く呷るばかり、
而して挙げ句は2人して酔狂酩酊極楽天国、幸いにも大阪アジトより徒歩数分程なれば、何とか無事漂着帰還、即寝成仏とは云わずもがな。
魚肉ハンバーグなるランチョンミートならぬランチョンフィッシュを、3枚に切り分け炙れば、これに目玉焼き、トマト、レタス、黒酢もずくも盛り合わせ、芹を刻み、実山椒共々ごはんと和えし「芹山椒ごはん」と味噌汁も添えれば、斯くして沖縄家庭料理ポーク玉子ならぬ「フィッシュ玉子定食」完成せり。ランチョンミートたるSPAMは、塩っぱ過ぎにて食い得ぬ代物なれど、魚肉ハンバーグならば問題なし、このジャンク感堪能すれば美味。
亦しても中国製即席麺を食らえば、正に禁断症状発症すればこそ、大いに美味なり。
明日香の山寺境内に植えしゴーヤの苗共、何とか順調に成育すれば、蔓も伸び始めし次第。
収穫祭が楽しみなり。
久々に「タコライス」なんぞ食らわんとすれば、レタス、セロリ、人参、芹、大葉等も投下、トマトも添え、無縁野菜ジュース、ケチャップ、月桂樹の葉、マジックソルト等を以て即席にて拵えしサルサを施し、史上最強万能辛味調味料たる絶品「タケシオイル」垂らし、仕上げにアキさんハーブを散らすや、矢張り激烈に美味なり。
亦しても「麻婆豆腐＋山椒ごはん」拵えれば、矢張り堪らぬ程の痺れっぷり、大いに美味。
「鰺フライ＋タイ風コールスロー＋芹山椒ごはん＋即席味噌汁」食せば、是亦大いに美味。
亦しても「タコライス」拵えんとすれば、ごはんにタコスをON! レタスをON! サルサをぶっ掛け、絶品タケシオイルをひと回し、周囲にトマトも施し、隠し味たるアキさんハーブも散らすや、是にて完成せり。
ごはん部分を豪快に撹拌、一気に食らえば大いに美味。
コンビニ店頭にて「エースコック EDGE 鬼辛の焼そば」なるカップ焼そばを所望、
湯切りせし麺へ、添付されし粉末唐辛子をON! 
ソース共々撹拌すれば、斯くの如し。いざ味見すれば「鬼辛」なんぞとは思わず笑止、
斯くして七味なんぞ投下、これにて食らえど、矢張り刺激不足にて物足りぬ案配か。
然れば矢張り己れにて拵えるが最善最良の道とばかり、具材はキャベツのみなれば、正に「キャベツ焼そば」拵えんとす。唐辛子を胡麻油にて揚げれば、そこへ大量のキャベツ投下、更には麺を投下、続けてソースとハバネロペーストを施し、ハバネロオイルをひと回し、いざ食らえば、充分な辛さのみならず、キャベツの甘味もありて、これは大いに美味なり。
冷飯を召喚、玉葱、人参、ジャガイモ、牛豚合挽ミンチ、大蒜、生姜共々炒め合わせしに投下、市販カレー粉、スパイスあれこれ、ハバネロオイルも垂らし、アキさんハーブも散らせば、これにて「ドライカレー」完成、玉子の備蓄嫌えれば、備蓄せしピータンを代役として盛り合わせ、さて付け合わせには、刻みし芹とキャベツに、トムヤムペースト＋マヨネーズ＋酢を加え和えし「タイ風コールスロー」添えし次第。いざ食らえば共に激烈に美味、正にエスニックならぬエセニック料理の逸品たらん。
明日よりAcid Mothers Temple & Space Paranoid西征なれば、前日に大阪入りされしみつるちゃんと東君共々、大阪アジト界隈居酒屋へ繰り出し、公演の成功を祈り乾杯せん。
今宵の私は、生中1杯＋日本酒4合を以て打ち止め、斯くも毎度飲み抑え得れば、酒は正に百薬の長たらん。
大阪アジトへの道すがら、某宗教団体教会前にて、斯様なチラシを発見、いやはや有名人御本人ならぬその守護霊にインタビューとは、私如き凡人なんぞ思わず失笑、悪しからず。
大阪アジト界隈の激安スーパー玉出にて、2尾980円也なる中国産鰻蒲焼きを所望せり。我々赤貧に喘ぐ貧乏人は、国産鰻なんぞ到底手の及ばぬ高嶺の花にして、然れば中国産鰻にて堪能せんとす。然れど如何に国産高級鰻であれ、関東風に背開きに処され蒸し焼きにされれば、関西風に腹開きに処され焼かれし中国産鰻にも劣らんや、
況してごはんにも実山椒忍ばせ、鰻蒲焼きには一際香しき超高級山椒を施せば、仮令激安中国産鰻であれ、充分美味と相成り堪能し得し。そもそもスーパー玉出に於いては、鰻の価格高騰騒動前なんぞ、中国産鰻蒲焼き1尾は、大抵380円也と、我々貧乏人の口にも充分入り得る代物たれど、今や中国産すら高嶺の花となりつつあれば、斯くも安価たるは正に天恵の為せし技か、食神へ感謝。
トムヤムペースト＋マヨネーズ＋酢を、キャベツ＋人参＋芹の茎と和えれば、いざ「タイ風コールスロー」拵えん。
「鰺フライ＋タイ風コールスロー＋ごはん」を以て朝飯とすれば、いざ今宵行われるAcid Mothers Temple & Space Paranoid＠神戸Helluva Loungeの準備なんぞに勤しむべし。
然れど未だ絶賛時差ぼけに苦悶せられれば、回復の兆しすら伺えぬ有様、日がな徒然なる侭に、惰眠を貪り餮食三昧に明け暮れるばかりかな。
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時差ぼけ惰眠貪飲餮食譚 其之参
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