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Channel: 大ぼら一代番外地
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Liverpool

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Hebden Bridge公演記事をアップせし後、ライヴ写真あれこれネット上にて拾遺叶えば、無断借用転載させて頂き追加すれば、興味抱かれし御仁は、こちらより是非御覧じられたし。



午前6時起床、朝飯を拵えんと階下のキッチンへ繰り出せば、先日一括大量購入せし中国製即席麺群より統一100製「紅椒牛肉面」召喚、



具材にレタスと青葱をトッピング、更には四川高福記食品有限公司製「飯キヨ光」なる激辛搾菜入り辣油をもぶち込み、花椒粉も投下、序でに拵えし茹で玉子もON! 斯くして「紅椒牛肉面」食らえば、私が贔屓にせし「紅焼牛肉面」程の刺激得られず、然れば生ハバネロ刻み追加投入、斯くして馴染み深きジャンク感満つる下衆な味わいと相成り、大いに美味と相成れり。



投宿させて頂くオルガナイザーNed宅より表へ出るや、飼い主不明なりけれど、界隈に住み着く猫、



如何せん人懐っこさ半端ならずして、



成る程これは野良とは俄かに信じ難くして、近隣の皆様に愛でられるも納得、人間ですら困難ならん自由と安定を同時に手にされるとは、何とも賢き猫なるかな。



オルガナイザーNed、ナイスガイ。



ホステル泊組と合流、斯くしてレコード屋Muse Music急襲すれど、未だ開店前にして、店内の様子伺われし御一行。



扠、レコードハンティング開始されるや、原盤原理主義者みつるちゃんは、失笑買う程に超保守の立場を貫かれれば、英オリジナル盤に大散財とは当然か。



隣接するLove Cafe店内にて、レコード盤にて拵えられしケーキケースと思しきを発見、



更にはロックマグずらり並べば、何とBo Hanssonの「Lord of The Rings」イギリス盤ジャケット施されしマグを発見、相当にレアならんとは疑いの余地なし。



界隈のリサイクルショップも巡れば、何とのらくろ時計発見せり。



本日の御目当てなるアンティークショップの開店待ち、然れば「果報は寝て待て、開店は飲んで待て」とばかり、カフェバーにてビールなんぞ呷らんとす。



北白川ファッションヘルスエンジェルス参上!



Nedの御薦めなる「Smorkless」なる黒ビールを堪能せり。



B級ホラー映画マニアたるMikeなれば、彼のジョージ・A・ロメロ監督作品「ゾンビ(原題:Dawn of The Dead)」の公式サウンドトラック未収録曲全集CDを購入され、大層御満悦なり。



漸くAntique Center開店すれば突撃せり。



私は、先月此処にて随分散財すれば、本日は敢えて静観態勢にて臨まん。



いざレコードハンティング開始されれば、



あれこれ物色され乍らも、互いの様子も伺いつつ、隙あらば牽制せんと熾烈な心理戦繰り広げられし次第。是も亦、上級レコードハンター同士なればこその、秘かな愉しみと知れ。



Nedの御愛息Otis君、我等のツアーバンに乗車望まれれば、恥ずかしがられつつも、記念撮影果たされし。次回訪れる際には、彼の為に、キッズTシャツなんぞも用意すべきか。如何せん彼のTシャツコレクション侮るまじくして、Frank ZappaやらGrateful Deadやら、到底幼児が着る代物とは思えぬ逸品ばかりなればこそ。



折角の大英帝国巡業なれば、矢張り国民食たる「Fish & Chips」食らうべく、いざ伝統的Fish & Chips専門店へ。



初めて大英帝国を訪れし概ね20年前、人生初なるFish & Chipsは、今やWire誌等にてライター務むるDavid Keenanが差し入れて下さりしにして、ラードにて揚げられ、日本の揚げ物とは真逆たる油にてベトベトギトギトなる揚がり具合、彼曰く、然ればこそ美味なりけれど、如何に当時未だ三十路入りせしばかりなる私なれど、到底食し得る代物にあらざれば、仮令衣を剥がし、中身たる魚の身のみをフライパンにて加熱するや、内部より無限に揚げ油たりしラード湧き出づる次第、然れど昨今は、ラードにて揚げられるも稀になりけりて、サクッと揚げるが主流と伺えば、このFish & Chipは、その中庸を行かんとされし案配か。



大英帝国流にビネガー施すを好まねば、四川省産「飯キヨ光」なる激辛搾菜入り辣油を添え、食らわんとす。搾菜の酸味が芳しくして、大いに美味となれど、矢張り完食するや大いに後悔、全身の汗腺より油が吹き出んが如き心持ちにて、大いに苦悶せられし顛末、南無。



大英帝国名物ベイクド・ビーンズ缶を食される兄ぃ之圖。



水辺に迫れば、



愈々Liverpool到着。何と2010年秋、Liverpoolにて開催されし映画祭「AND Festival」にて、Shezad Dawood監督作品「Piercing Brightness」特別編集版のライヴ・サウンドトラック演奏せし際と、同じホテルに投宿とは是亦奇遇かな。高速にて回転する観覧車も健在なり。「AND Festival」に関する投稿記事は、「遥かなるリバプールへの道」「時差ぼけにて候、リバプール惰眠貪飲餮食譚」「AMT @ AND Festival in Liverpool」「Londonへ、更に遥かなる日本へ」参照されたし。



カオル・タチバナ・フランソワ先生の作品と思しきに遭遇、ヒロボンの決め台詞「あらヤダ!」も出れば、何れヒロボンに由る解説は、公式facebookページ「カオルタチバナフランソワの世界『愛のつばさ』」に投稿されんと思えば、よしなにチェックされたし。



今宵の会場たるThe Kazimier到着。



サウンドチェックも済ませれば、晩飯に用意下さりしは「ハンドメイド・ハンバーガー」なれど、亜パティの焼き具合が、外は焦げる程なれど、内部はレア気味概ねミディアム、どうにも焼き過ぎ感否めぬ次第、何とも残念至極なり。然れどレタスの代わりにルッコラ施されれば、これに関せば美味にして、然ればこそ尚更焼き具合残念至極かな。



そもそもハンバーガー中毒なるみつるちゃんなれば、大いに御満悦にて貪られし。



ビーガンたるMikeなれど、常々「Vegan Junk Food」好まれるとの事なれば、パソコンにもステッカー貼られる次第。果たして「Vegan Junk Food」とは何ぞやと伺えば、結局菓子類やら贋肉ジャンクフードやらとの事にして、何にせよ大した大食漢なれば、その図体も超重量級の巨漢なり。



楽屋にて、突如毒ガス警報発令されるや、Mikeは、その巨体に似合わぬファルセットにて絶叫「Damn!!」これが妙にオモロ過ぎ。



SHOPZONEに1人の女性現れ、何やら物言いた気なれど恥ずかしがられしか、物怖じされし様子なりけれど、意を決されしか、持参されし1枚の写真を取り出されれば、中に写る少女を指され曰く「It's me!」
その写真とは、2001年AMT宗家初の大英帝国ツアーはNottingham公演に於いて、サウンドチェックに際し、ある父娘が訪ねて下されば、何と僅か9歳なる愛娘が、AMTの大ファン故に、是非にと会いに来て下さりし次第、如何せん未だ9歳なれば、夜遅くに開演するライヴには来られぬは当然、然ればサウンドチェック前に、せめてメンバーと対面だけでもとは、御尊父様の思いやりかな。而してこの「世界で一番小さなAMTファン」と対面果たすや、ポスターにサインさせて頂き、更にはサウンドチェックにて、彼女の為に1曲演奏させて頂きし次第。その際、記念撮影せし写真が、下の1枚なれば、



今宵この女性が携えしも、正にこの1枚に他ならずして、えええええ~~~っ!!!ほなら君があの時の小さな女の子?云われてみれば面影僅かに伺えるか。
数年前、Nottingham訪れし際、偶然にもレコード屋にて御尊父様に遭遇、彼女は既に大学生となり、他所の街へ引っ越されしと伺えば、凡そ我々の事なんぞ、疾っくに忘れ去られしものならんと思えども、斯くして今宵再び訪ねて下されば、その嬉しさとは到底筆舌に尽くせぬ限り。どさ回りツアーミュージシャンを、しぶとくも今日まで続ければこそのハッピーハプニング、然れど彼女の名前、今回も尋ね忘れれば、亦訪ねて下さるを切に願うばかりかな。



紅白の髑髏を手に、御機嫌至極なみつるちゃん之圖。



B級ホラー映画マニアたるMike、何かにつけてオモロ過ぎやねん。



今宵は、2バンドが前座務めて下されば、先鋒はトリオなれど、ギタリストが2段積みキーボードも駆使される等、機材の山にして、次鋒はツインドラムにしてドラム2台持ち込みなれば、いやはやサウンドエンジニア大奮闘、然れば機材の入れ替えなんぞにて、確実に押すと思われれど、我々が開演せしは、タイムテーブルに先駆ける事1分、いやはやこの若きサウンドエンジニア恐るべし、一切侮るなかれ。



今宵も90分のセットを展開、ステージ前方即ち客席最前列辺りは、私が呼ぶ処の「ハイドパーク踊り」大炸裂にして、いやはや今此処は西暦何年やねん?と思う程。因みにこの「ハイドパーク踊り」とは、嘗てハイドパークにて行われしRolling Stonesのライヴ映像に於いて、サイケデリック・ブーム真っ只中たりし当時なればこそか、インド舞踊家ゾンビの如くゆうらゆうら、如何にも且つ謎の動きにて躍られる様を指す造語なり。然れば大いに盛況にて幕。ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、ここに無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。







終演後、先述せし「AND Festival」の際、スタッフ務められれば、大層御世話となりしイナリ君と再会。



扠、投宿先たるホテルへ撤収すれば、禁断の夜食なんぞ食らうべく、中国製即席麺「紅椒牛肉面」並びに四川省産「飯キヨ光」なる激辛搾菜入り辣油、花椒粉も召喚、毎度の如く麺と具材たるレタスを「青の器」へ装填、電気ケトルにて沸かせし熱湯を注し、蓋をすれば、添付されし麻辣油や粉末スープ、青葱も投下、仕上げに激辛搾菜入り辣油と花椒粉施し、いざ食らうや、ジャンク感溢れる刺激的味わい、大いに美味なり。



夜食食らいつつ、動画サイトにて、陳俊良監督作品「新・桃太郎」鑑賞すれば、大学時代にレンタルビデオにて鑑賞せし以来、懐かしきばかりかな。斯くしてLiverpoolの夜は更け行きし。


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