近頃拙ブログの更新愈々面倒臭きばかりにして、ついつい更新も滞りがち、然れどライヴ告知の責務も兼ねれば、ライヴに臨み慌てて更新せんとする有様、然れど四十路男の自炊食ブログとして御愛読下さる御仁多かりしかと思われれば、内田百閒の「餓鬼道肴蔬目録」宜しく斯くも徒然なるままに献立書き連ねる儘にして、またしても納得して頂かんとは虫が良過ぎか。内田百閒に倣いしこの「徒然なるままに餓鬼道肴蔬目録」怠けし挙げ句のシリーズと化すやも知れず、悪しからず。
「人参しりしりライス+南瓜スープ」洗い物の数を僅かなりとも減らさんと、御存知人参しりしりとごはんを、カレー皿に盛り合わせれば、ごはんには実山椒の佃煮を、人参しりしりには勿論絶品「タケシオイル」を施し、これぞ名付けて「人参しりしりライス」大いに美味なり。南瓜スープも美味なれど即席にて御座候、悪しからず。
「秋刀魚塩焼き+青菜炒め+蕪の味噌汁+山椒ごはん」塩秋刀魚は、その儘焼けば塩っぱ過ぎ故、先ず丁寧に水洗い施せり。青菜炒めと秋刀魚塩焼き、果たして食い合わせ如何ばかりかと思われれど、何せ風邪ぶり返しの兆しあれば、スタミナ系一品を添えんと思い立てばこそ。法蓮草を大蒜、唐辛子共々炒め合わせ、ヤマサ昆布つゆにて味付け施すのみなれど、大いに美味なり。初めてこの一品食せしは、名古屋にて台湾料理をオルグせし「台湾料理の味仙」に他ならねば、何せスピードメニューにして、先ずはビールと共に必ず注文すべし代物か。
「人参しりしり+干しえのきとワカメの味噌汁+ごはん」何せ野菜価格高騰の昨今、人参と玉子の価格安定ぶりには、我等の如き赤貧に喘ぐ者共、幾ら感謝しても余りあらん。その人参と玉子を以て拵え得る一品こそ「人参しりしり」なれば、況して史上最強辛味万能調味料たる絶品「タケシオイル」との相性、推し量るにも及ばぬばかり、然れど何せそのタケシオイル無闇矢鱈と愛用乱用すれば、直ぐに底突く次第にして、然う然うタケシさんに強請るも忍びなければ、此処は私が真似て拵えし「自家製ハバネロオイル」を以て代用せん。絶品「タケシオイル」程の深き味わいには至らねど、この「自家製ハバネロオイル」も満更にあらねば、況して辛味に関せばタケシオイルを凌駕する程、これはこれにて大いに美味なり。
「タコライス+干しえのきとワカメの味噌汁」久々に食らうタコライスなれば、パクチーも施しバージョンアップ、まさしく今こそ絶品「タケシオイル」召喚、そもそもタケシオイルとの出逢いは、タケシさんとキンタコのタコライス食らいしあの日に遡る次第、さて絶品タケシオイルを惜し気もなくたっぷり施し、いざ食らえば、パクチーの風味も芳しく、嗚呼、全身の細胞が震え啜り泣く程に美味かな。
最近100円ショップにて売られる「One Dish Asia」シリーズ、今までハズレなしの美味ぶりを誇れば、今回はレトルトカレー「タイ グリーンカレー」に挑戦せん。
味見すればなかなかの辛味もあり、パクチーと茹で玉子をトッピングにて添えれば、これは大いに美味、僅か100円にて斯くも手軽に本格派グリーンカレー堪能し得るとは、この「One Dish Asia」恐るべし。
一旦「タコライス」食らい始めれば、またしてもタコライス中毒の禁断症状発症せしか、再び「タコライス+干しえのきとワカメの味噌汁」食せり。絶品「タケシオイル」を、惜し気なくたっぷり施せしとは云わずもがな。
先日卸屋スーパーにて1パック購入せしタイ産「トムヤムラーメン」を召喚、タイ産なれど日本語表記もあれば、輸出用に製造されし代物か。
鍋焼うどん用アルマイト鍋、山寺には1個常備すれど、大阪アジトにも1個常備せんと、金物屋に遭遇する度探し回れど、意外にも全く見当たらねば、先日漸く某地方都市訪れし際、鄙びし金物屋の店頭ワゴンセールにて発見購入、残念ながらアルマイト鍋の定番色たる黄色系にあらねども、いやはやこれこれ、この鍋こそ1人暮らしには大いに重宝する珠玉の逸品、早速この鍋焼うどん用アルマイト鍋を以て、袋入り乾麺「トムヤムラーメン シュリンプ風味」拵えれば、残念ながら備蓄食材に目星き見当たらず、デフォルトにて食せども、トムヤムクンならでは辛酸っぱさ大いに堪能、これは美味なり。常々ラーメンなんぞ殆ど食さぬ私なれど、これならば時折食し得るかと思えば、次回は海老やらパクチーやらも投入せん。
平和堂の肉コロッケを頂けば、カレー皿にごはんを盛り、千切りレタスをON! 更に自家製サルサを投下、仕上げに絶品「タケシオイル」を施せば、まさしくタコライスのタコスとチーズ抜きにして、嘗てもハマりて「マコライス」と命名せし経緯もありて、更に目玉焼きを添え、愈々肉コロッケを盛り付ければ、斯くして「平和堂の肉コロッケ+マコライス+ブロッコリーのサラダ+干しえのきとワカメの味噌汁」食せり。名物コロッケにして美味なれど、成る程これはなかなか重量級の諄さ、些か胃凭れすら誘わんとすれど、幸いマコライス+サラダなんぞと野菜の付け合わせ多ければ、奇しくも相殺されしか。同じスーパーのコロッケなれば、個人的には矢張りバローの18円コロッケの陳腐さを好むものなれど、理想は今は亡きフレッシュ共栄の「おいしいコロッケ」か、最早二度と食し得ぬと知ればこそ、今一度味わいたき一品か。
またしても100円ショップにて購入せし「One Dish Asia」シリーズより、ファラ・フォーセットならぬ「ベトナム フォーセット」を召喚せり。
パッケージに記される調理方法に従いつつ、具材に豆もやし、ニラ、海老を加えれば、斯くして即席版「フォー」食せり。これまた美味なれど、トッピング具材多過ぎしか、スープが些か薄まりしと思われれば、此処は「自家製島唐辛子のナンプラー漬け」なんぞ召喚、これにて味の輪郭も明確と相成りて、大いに美味なり。而して大阪アジトの水屋にて久しく眠りしラーメン鉢、何せ私がラーメンなんぞ殆ど食さぬ上、先日鍋焼うどん用アルマイト鍋入手叶えば、果たして前家主が利用せし以来、一度の出番も無き儘、二度と陽の目を見ぬかと思われれど、今回遂に御務めの機会訪れし次第。
100円ショップを訪れし序でに、アルミ製のガスレンジパネルとガス台シートを購入、ガス台大掃除すれば、ガスマットも交換、漸くガス台周りも気分一新快適至極。
冬は鍋とは先日も綴りしか、然ればまたしても「魬しゃぶしゃぶ」なんぞに興じんとす。ふと思えば、この「魬」なる漢字を以て「はまち」と読み得る御仁如何程か、そもそも魚屋店頭なんぞにては「八町」なる当字も見受けられれば、この際「八町」の当字を以て「八町しゃぶしゃぶ」と改名せん。
他の具材は、白菜、山葵菜、油揚げ、豆腐、蕪、椎茸、焼売なり。
付けダレは昆布ポン酢、更には先日大いにハマりし「ねりぴりぴり」を、再現せんと思い立てば、七味、粉山椒、実山椒、おろし生姜、柚子胡椒を、微量の胡麻油にて練り合わせるや、概ね「ねりぴりぴり」再現されしか、山椒のピリピリ感はオリジナルを凌げば、そもそも製造元たる山田製油にも申し訳なき故、敢えて「自家製練り七味」なんぞと命名せん。この自家製練り七味をポン酢に添えれば、鍋の醍醐味一層堪能し得るものなり。
さて土鍋に昆布出汁を展開、具材あれこれぶち込みつつも、
厚切りに処せし八町をしゃぶしゃぶすれば、これは堪らぬ程に美味かな。
高山産油揚げ、自家製練り七味共々ポン酢にて食らえば、これまた堪らぬ程に美味なり。
豆腐には、特別にとろろ昆布を施せば、所謂大衆酒場の大定番たる「湯豆腐」の如し、いやはやこれまた大いに美味なり。斯くして「八町しゃぶしゃぶ」存分に満喫堪能せり。
そもそも激安スーパー玉出にて、八町片身を格安にて購入すれば、しゃぶしゃぶにて半分償却すれど、残り半分は「八町丼」にて食らわんとす。厚切りに処せし八町をごはんにON! たっぷりの刻み葱と刻み海苔を施し、擂り胡麻を散らせば完成、豆腐の残りにて味噌汁も拵え、斯くして「八町丼+豆腐の味噌汁」食せり。
ヤマサ昆布つゆに山葵を溶き入れ、それをぶっ掛け、男らしく豪快に頂けば、大いに美味なり。
八町しゃぶしゃぶの残りつゆをリサイクルせんと、またしても袋入り乾麺「トムヤムラーメン シュリンプ風味」を召喚、椎茸、海老、葱なんぞもぶち込み煮れば、茹で玉子を添え、斯くして海老も入ればこそ「リサイクル・トムヤムクンラーメン」完成、流石に様々な鍋具材の旨味が閉じ込められし残りつゆなれば、味の深み果てしなく、これは激烈に美味かな。
以前海外ツアー用にと購入すれど、結局選抜メンバーより外されしレトルト「石焼ビビンバの素」を発見、折角なればと豆もやし、ニラ、海老をトッピングにて加え即席調理しごはんにON! 片や電気湯沸かしポット「らくらくケトル」にて、温泉玉子なんぞ拵え得らんと挑めど、微妙な出来映えに思わず苦笑、この温泉玉子擬きもON! 更には「自家製島唐辛子のナンプラー漬け」も施し、これにて即席インプロクッキング「海老入りビビンバ」完成、隠し味に加えしナンプラーの風味が、海老とビビンバの味わいの仲を見事に取り持てば、これは既に単なるビビンバの味わいに留まらぬ様なれど、堪らぬ程に美味かな。
激安スーパー玉出にて、ルッコラが投げ売りされておれば購入、神頭烏賊即ちヒイカと自家製サルサを召喚、斯くして「spaghetti con pomodori, rucola e shiitake(ルッコラと椎茸のトマトソース・スパゲッティー)+ヒイカのスペイン風ソテー」拵えし。
オリーブオイルにて刻み大蒜とイタリア産唐辛子peperoncinoをぶち込み、ヒイカを投下するや白ワインならぬ酒を注ぎ、手早く炒めれば完成、塩なんぞ施さずとも、ヒイカの腸(ワタ)も滲み出ればそれにて充分、大いに美味なり。
「MOCO'Sキッチン」宜しくたっぷりのオリーブオイルにて椎茸を炒めるや、一旦取り出し、今度は自家製サルサを投入、ひと煮立ちすれば、茹で上がりしスパゲッティーを投下し手早く撹拌、皿へ盛りつければ、適当な大きさに千切りしルッコラを添え、今一度自家製サルサを施し、炒めし椎茸を飾り、仕上げにルッコラ部分に自家製ハバネロオイルを振り掛ければ、これにて「spaghetti con pomodori, rucola e shiitake(ルッコラと椎茸のトマトソース・スパゲッティー)」完成、パルメザンチーズを施し、スパゲッティーをルッコラ共々絡め食らえば、トマトの酸味とルッコラの苦味が、見事な程に共鳴共振、これまた大いに美味とは云わずもがな。
ふと思い立てば、タコライスにルッコラを加えんとす。そもそもトマト風味との相性素晴らしければ、美味ならんとは想像に易し。斯くしてインプロクッキング「ルッコラタコライス+干しえのきとワカメの味噌汁」食せり。絶品「タケシオイル」を、予め本来のタコライス部分に施し、ルッコラ部分には自家製ハバネロオイルを施せば、事前の想像通り大いに美味、更に自家製ハバネロオイルを掬いし匙を、うっかり味噌汁に落とせば、何とハバネロオイルの風味が味噌汁と、圴かの相性抜群、これは意外な発見にして、味噌汁が些か洋風なる後味へと豹変する様いとをかし。
何故か無性に天丼を欲すれば、楤の芽、椎茸、玉葱、茗荷、海老の天婦羅を揚げ、ごはんにON! 大根おろしにヤマサ昆布つゆを合わせ、これを天丼のタレとせん。即席豆腐の味噌汁に、干しえのきとカットワカメを加え、斯くして「おろし天丼+豆腐と干しえのきとワカメの味噌汁」食せり。所謂ファーストフード・チェーンの天丼とは、どうにも天つゆ甘過ぎにして多過ぎなれば、味が濃厚過ぎにて、時には頭痛さえ誘発する不味さなれど、辛めの大根おろしにヤマサ昆布つゆを施せしタレなれば、斯様な甘ったるさや濃厚さに苛まされる筈もなく、且つ揚げ物の諄さも緩和されれば、これまた大いに美味なり。
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徒然なるままに餓鬼道肴蔬目録 其の四
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