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Channel: 大ぼら一代番外地
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day off(Dolomiti)

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午前3時半、こむら返りの激痛を以て強制的に覚醒せられし。



大いに空腹至極なれば、界隈のスーパーへ出動すれど、如何せん弩田舎なれば、即席麺すらあらねば、結局サラダ菜、ホットドッグ用ウインナー、玉葱を購入せり。先日購入せしタイ製カップ麺トムヤムクンヌードル召喚、洗面台の湯を注がんとすれど、何と40度にも満たぬぬるま湯しか供されねば、素晴らしきポテンシャルを誇るタイ製即席麺すら、流石に調理完了し得じ。片やサラダ菜、ウインナー、玉葱を「白の器」に盛り合わせ、マヨネーズと「激辛汁なし担々麺の素」を施せば、これにて「漢のサラダ」拵えれど、玉葱が日本の其れとは異なり、生にては随分苦辛くして、ぶっちぎりの不味さを誘発すれば、已む得ず摘出破棄、



救出せしサラダ菜とウインナーを、戻り切らぬトムヤムクンヌードルにぶち込めば、これ以上の2次災害は未然に食い止めしか。とは云え、未だ大層な不味さにて、努力全く報われず、以上を以て、こむら返りを発端とせし早朝の惨事の顛末なり。



今回のツアーに、玉葱スライス拵えんと、スライサー持参される吉田氏より、有り難くも「玉葱スライス」差し入れ頂けば、丁寧にも10分間水に晒され、出汁+醤油にて味付け施されれば、大いに美味。早朝の惨事後なればこそ、一層有り難き限りかな。



本日は、今回のツアーに於いてゆいいつのオフにして、Dolomitiへ観光の段取りなれば、オルガナイザーに案内頂く次第なれど、何やら我々のみならずChristianも、更にはオルガナイザーの友人と思しき連中数名も同行、結局車を連ねての大部隊となれば、道すがらスーパーに立ち寄り、何やら食材購入されれば、久しき欧州ツアーの経験より、不吉な予感漂うばかりか。スーパーの棚にて、イタリアにて放送当時、尋常ならぬ大人気を博せし「キャプテン翼」ジュース発見せり。



2時間程のドライヴを以て、漸く大凡の目的地まで約6kmたる地点に到着、然れどこれより€24.00也を以て、車の通行可となれば、若き彼等は、ここに車を停め徒歩にて赴かんと述べられれど、アホか云うねん、こちとらハイキングに来たんとちゃう云うねん、然れど彼等曰く「登山の素晴らしさ、大自然の素晴らしさを感じたいと思わないのか?」如何せんこちとらプロの山男津山さんを擁せば、己れ等の如きド素人と一緒にしてくれんな云うねん、序でに云わせてもらうなら、こちとら山奥在住にして大自然の素晴らしさどころか、厳しさを毎年痛感させられてるっちゅうねん。結局€24.00払う故、何でもええから誰か運転せえや、歩きたいヤツは勝手に歩いたらええがな、と相成るや、何故か全員車にて移動、然れば6kmと云えども山道にして勾配あれば、津山さん曰く「こんなもん歩いとったら2時間は掛かるで。」斯くして車乗り入れ可能地点まで到達、いざDolomiti観光と相成れど、若者共はハイキング気分全開にして、1周回るコース周遊せんと宣言されれど、アホか、1周したらどんだけ時間掛かる思ってるねん。結局4分の1の地点にて引き返せば、本日の観光の主旨たる吉田氏の写真撮影目的も何とか達せられし次第。若者共に、4分の1にて引き返すと宣えば、大いに不平不満訴えられれど、そんな事知らん云うねん、おんどれ等は近所に住んでんねやから、また自分等だけで来たら宜しいがな。而して帰路に就けば、午後6時半に帰還、ほら見てみいな、あの儘1周してたら、日没前に何とか帰路に就き、帰還は凡そ深夜にも及ばんと思われし。
下の写真群は、観光記念にして、なんやかんや云えども、好天にも恵まれれば、大いに堪能満喫せり。当初は意気揚々と参戦希望されしChristianなれど、若者共のハイキング気分には、明らかに遅れを取るどころか、我々以上に泣きさえ入れられし有様、然れどカメラを向ければ御機嫌にポージング、ホンマどんだけ調子ええねんな。










































如何せん空腹至極なれば、晩飯を求め、昨夜と同じレストランへ赴くや、前菜こと「antipasto(アンティパスト)」は、豚ロースの甘酢カルパッチョ「Lonza di maiale in agrodolce」食らえば、施されしビネガーが随分甘けれど美味。



続けて「primo piatto(プリモ・ピアット)」は、昨昼と同じ、北イタリアなればこそ「tagliatelle di gragnano con funghi e pomodoro fresco(茸とトマトのグラニャーノ風タリアテッレ)」美味なれど、本場イタリア料理の多くは、料理方法がシンプルなればこそ、遺憾乍ら味の奥行き浅くして、敢えて云うならば未完成の如し、然れば例の「激辛汁なし担々麺の素」を投下するや、激烈に美味へと豹変せり、とは先日の件をコピペにて済ませし。悪しからず。



愈々主菜たる「secondo piatto(セコンド・ピアット)」と相成れば、本日はガッツリ食らうべく牛フィレステーキのグリーンペッパー・ソースこと「Filetto al pepe verde」所望、焼き具合もレアにして、海外にて食らうステーキにしては大いに美味。



デザート「dolce(ドルチェ)」にて、イタリアン・ジェラートも堪能、この餅肌の如き円やかさは、正にアイスクリームの頂点なればこそか、激烈に美味。



斯くして〆には、コーヒーと「amazza cafe(コーヒー殺し)」なるイタリアン・リキュール「Prugna: liquore a base di grappa(グラッパ・ベースの西洋李リキュール)」を堪能せり。



赤ワインとリキュールにて心地良く酩酊、均かのハイキング疲れもあれば、投宿先の自室へ漂着するや即寝成仏。斯くして唯一のオフの夜は過ぎ行きし。


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