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Channel: 大ぼら一代番外地
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耄碌貪飲餮食譚 如月(前編)

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徒然なる儘に愚かしくも、四十路も黄昏迎えし独身オヤジの自炊食ブログなんぞ暇もなければ面倒にして、最早斯様にひと纏めにさせて頂くも定着せしか、愛想なく乱文駄文書き殴るのみと知れば、悪しからず。

寒到来とばかり如月を迎えれば、明日香の深山も雪景色とは、これも最早この人外魔境へ居を構え11年目なれば、重々覚悟の上。そもそも雪国の方々からすれば、斯様な積雪ぶりなんぞ屁の如きたらんとは思われれど、如何せんここは国のまほろば大倭こと奈良は明日香にして、そもそも奈良盆地に雪なんぞ降るは稀なれば、己れの居住区界隈のみ積雪とは往生せらるるも亦然り。



下山すれば晴天にして雪なんぞ何処吹く風、



然れば飛鳥巫神社にての奇才「おんだ祭り」今年は小春日和にて迎えしものなり。



先日拵えし鰤粗煮を平らげんと「鰤粗煮+納豆+ごはん」食せば、炊き合わせし大根も味が滲み入り大いに美味。



大好物の牡蠣、扠今冬は何れ程食らい得るや、然れば寿がきや「名古屋名物 味噌煮込みうどん」にも牡蠣投下、斯くして「牡蠣入り味噌煮込みうどん」食らえば、そもそも「牡蠣味噌鍋」宜しく大いに美味。



「ハリハリ鍋」も鯨ならぬ牡蠣にて拵えれば、是亦味噌ベースのつゆを相俟り、大いに美味。



沖縄製レトルト食品「ナーベラー丼(ヘチマみそ味)」召喚、



斯くして沖縄御前気取り「ナーベラー丼+人参しりしり」沖縄料理なれば勿論史上最強万能辛味調味料たる絶品「タケシオイル」召喚、此処ぞとばかり惜し気もなくたっぷり施せば、嗚呼、堪らぬ程に美味、それもこれも全てはタケシオイルの為せる奇跡かな。



「納豆+味付け海苔+ワカメの味噌汁ごはん」海外ツアーに於いて、斯様な朝飯に有り付ければ、果たして如何程に幸せならん。



帝都にて田畑邸に滞在させて頂きし際、カレー部部長みつるちゃんより「デフォルトのレシピに従い拵えしハウス バーモントカレー」頂けば、大いに美味にて驚かされし次第、而してカレーアレルギーも昨年1年間の禁カレーを以て、些か改善されしかとも思われれば、私も久々にハウス バーモントカレー拵えんとす。流石にみつるちゃんの如くカレーに対する飽くなき探究心持ち合わさねば、毎度ながら我流にて拵える次第。牛肉赤身を切り分け隠し包丁入れ筋切り施せば、スライスせし玉葱と合わせ、そこへスパイスあれこれ投下、斯くして暫し放置プレイに処せり。



今回の具材は、シンプルにジャガイモ、人参、玉葱、牛肉のみなれば、ジャガイモと人参は下茹での刑に処せり。



斯くして放置プレイに処せし牛肉と玉葱を召喚、大蒜、生姜、クミンシードを炒めし処へ投下、炒め合わせるや、



鍋へぶち込み注水、沸けばカレールーと昆布出汁を投下、更に個人的嗜好にてカルダモンを後追い投下、強火にて一気に煮立てれば、15分程煮込み鎮火、一旦冷ませばこれにて十八番たる「作ったその日から2日目の味のカレー」完成せり。野菜を下茹ですればこそ、直ぐに煮崩れせし有様、然ればこそ2日目のカレーの味を醸し出す仕掛けなり。



食らうに当たり再加熱、皿にごはんを盛り付け、水に晒せし玉葱スライスをごはんにON! ハバネロオイルも投下、而してカレーを盛り付ければ、これにて「特性玉葱カレー」完成せり。玉葱のシャキシャキ感のみならず辛味甘味もカレーとの相性素晴らしく、大いに美味。



以前仕込みてコールドスリープに処せし「猪カツ」召喚、斯くして「猪カツカレー」食せば、猪カツは脂少なく豚フィレカツの如しにして、大いに美味なり。



3食連続カレーなれど一切問題なし。斯くして漸くデフォルトにて食らえば大いに美味。



残りしカレーを以て、味噌煮込みうどん宜しくうどんを煮込めば、斯くして「カレー煮込みうどん」完成せり。果たして所謂カレーうどんと何が異なるや、殆ど何も違いあれへんな。



久々に「魚屋ひでぞう」にて「きずし」なんぞ摘みつつ日本酒呷れば、正に至福のひと時かな。



欧州にて購入せし謎の即席クリームスープ、折角なればと人参、玉葱、ジャガイモ、セロリなんぞぶち込み、片やごはんに山椒昆布をON! 更に味付け海苔2枚をON! 最後に鰺フライを揚げればON! 斯くして「鰺フライ海苔弁丼+謎の野菜クリームスープ」食らえば、スープなかなか美味にして、海苔弁丼も是亦美味。



八町片身を水にて晒せば、



均かの凍結、





然ればその八町をヤマサ昆布つゆ+生姜+実山椒+酒のみにて手早く煮ん。ふと思い立ち玉葱もぶち込み炊き合わせれば、斯くして「八町の山椒煮+山椒昆布+豆腐の味噌汁+ごはん」食せり。八町の山椒煮食らいつつ、更に山椒昆布も食らえば、山椒の芳しさ一層濃厚にして、大いに美味。



定期的に麻婆豆腐を欲する様は、均か麻婆豆腐中毒と化せしか。実花椒及び花椒粉大量投下にて拵えれば「我流激辛激痺麻婆豆腐」完成、いざ食らえば毎度乍ら刺激的にて大いに美味。



生椎茸高騰なれば、業務スーパーにて冷凍椎茸なるを発見購入、果たして如何な案配ならん。



AMT宗家新譜「Benzaiten」無事録音も終了、入稿も果たせば、今宵は独り打ち上げに興じんとす。ストーブに鍋を掛け湯を沸かせば、これにて手軽に燗も叶う次第。



八町刺身片身を以て「八町しゃぶしゃぶ」とすれば、



付けダレに用意せしは、珠玉の一品「練り七味」と先月開眼せし「至福ダレ」の2種なり。



前回のブログ記事にて「この『至福ダレ』を以て食らう鍋料理を『至福鍋』と命名せん」と宣えば、これは「八町至福しゃぶしゃぶ」と呼ぶべきか。2種類の付けダレにて堪能すれば、大いに美味とは云わずもがな。


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