規則正しく4時間睡眠を以て午前5時起床。今回投宿させて頂くは、Hotel Trinidadなれど、
何とあのカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品と思しきに埋め尽くされれば、随分御無沙汰なるヒロボンへ鑑定依頼せんとす。何れ亦、公式facebookページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」へ、鑑定結果なんぞ気紛れに投稿されんと思われれば、興味抱かれし御仁は是亦気紛れにチェックされたし。
朝飯を求めんとすれば、レセプションにて猫に遭遇、
カウンターに登られてんごでもせんやと思われれば、
何と観葉植物が活けられし水差しにて水飲み中。
朝飯はセルフサービスにて「コーヒー+トースト」同じテーブルに座されし観光客たるフランス人男性は、自前にてジャムなんぞ携行されれば、御相伴に預かりし。
自室前の2階バルコニー、本日も快晴にして真夏日、日当りも良ければ洗濯物なんぞ干さんとす。
昨夜の約束通り午前9時、Jessica達が迎えに来て下されば、
いざマヤ最高神ククルカン祀られしピラミッド「ククルカン神殿」目指し出発せり。
約1時間のドライヴにて概ね到着すれば、先ずは腹拵えすべく界隈のレストランへ突撃、ビュッフェ形式なれば、
鶏肉やらメキシカンライスやら何やらあれこれ盛り合わせ、
更にトルティーヤも届けられれば、タコスなんぞにも興じん。美味なれども、如何せん味の幅狭ければ、些か食い飽きし感も否めなし。
斯くして世界遺産チチェン・イッツァ遺跡へ到着せり。以下写真並べるばかりにて、蘊蓄なんぞに興味抱かれる御仁は、どうぞ各々ネットにて御検索頂きたし。
ピラミッドの守護神たらんドラゴンことイグアナの類いが御出迎え下されば、
愈々ククルカン神殿に臨む。観光客が矢鱈と柏手を打てば、ピラミッドへの反響を以て、その音が変調するを聞かんとすればこそ。
このククルカン神殿こそ、云わずと知れしGong「You」のアルバム・ジャケットに映し出されしピラミッドにして、奇しくも一昨日に新たな旅立ちを迎えられしアレン翁に由る縁ならん。
今回ガイドを務めて下さりし、Jessica、Amin、Fandoの御三方。 Muchas gracias!!
ククルカン神殿に於いては、春分の日及び秋分の日たる年に2度、北階段下に刻まれる蛇頭像と9層ピラミッドに落とされる影が、ククルカンの姿を浮かび上がらせれば、嘗て高度な天文学や建築技術を誇りしマヤ人は、ククルカン降臨なる巧妙な仕掛けすら巡らせ得しかな。況して今月末たる31日には日食あれば、その折にもククルカン降臨せんと、Fandoより「31日までメキシコに滞在すべし」と乞われれど、流石に無理なれば残念至極。下は参考画像なれば、悪しからず。
「戦士の神殿」と「千本柱の部屋」
古代マヤ人が興じしOXの跡なり。OX発祥の地が古代マヤとは、民明書房より刊行されし「古代マヤ遊興遊戯史」にて御存知の通り。
ドラゴンことイグアナ。
「金星の台座」
至る所に土産物屋が出店されれば、あちらこちらにて「ガゥオオオウッ!」なんぞと妙な唸り声聞こえれど、これら全ては土産物屋のおっさん共が吹き散らかすジャガー笛の音なり。
「聖なる泉」嘗ては雨乞いとして、処女やら金銀財宝やらを放り込まれにけり。
「ジャガーの神殿」
「球戯場」
壁に球技のゴール見えれば、サッカー宜しく足ならぬ尻にてボールを飛ばし、このゴールへ入れれば得点とは、何とも難儀な競技ならんや。而して勝者は、勝利の誉れにて何と生贄とされ斬首されにければ、今の御時世「誰が勝とうと思うねんな」然れど当時は神への畏敬深ければ、命と賭する程に光栄至極たらん。
反対側の壁に反響せしエコー心地良し。
メキシコのおばちゃん。
メキシコのおばちゃんとククルカン之圖。ククルカンとは「羽毛の蛇」の意なりけり。
ククルカンと神殿之圖。
而してドラゴンことイグアナが御見送り下さりし。
何とサルディニアン・フラッグあしらわれしバックパックの女性を発見せり。
こちらの黒人男性は、そのファッションも目を引けど、髪型も大いに前衛的なるかな。
土産物屋にて。神殿が柱の上にあしらわれ、思わず鬼太郎の家かと見紛おうばかりか。
ツアーバスにもククルカン施されし。
斯くしてマヤ文明遺跡Chichen Itzá探訪も終了。帰路の車中、頭の中にて反復セルフプレイせしは、Gong「Master Builder」なり。
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番外編:マヤ文明遺跡Chichen Itzá探訪記
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