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Channel: 大ぼら一代番外地
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Montreal

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流石に日本酒とウイスキーのチャンポンは致命的たりしか、午前10時過ぎ、目覚めれど頭痛に苛まされし有様、而して皆様未だ就寝中なれど、ごはん炊き上がり誰か食らわれし形跡あれば、これは紛う事なく津山さんの所行ならん、炊飯当番担い下さり有り難き限りかな。



未だ皆様就寝中之圖。



昨夜の忌まわしき麻婆豆腐の雪辱晴らすべく、会場隣に中華食材屋あれば豆腐購い置けば、いざ麻婆豆腐拵えんとす。然れど肉もなければ調味料の類いも限られし中、更には老婆心かPaulがあれこれ構い下されど、オリーブオイルしかあらねば「しかしオリーブオイルが一番美味い」と、麻婆豆腐拵えんとする私に薦めて来れば、御断りするも面倒至極とは云え、流石にオリーブオイルの風味漂う麻婆豆腐なんぞ御免被りたきばかりにて、ここは譲渡せず丁重に拒否、更には「このフライパンを使う場合、IHヒーターの火力は『4』までにしてくれ」なんぞと忠告されれど、僅か「4」如きでは火力勝負たる中華料理は到底不可にして、何とも面倒至極な有様か。
結局油不使用な儘、調理開始せんとすれば、日本より持参せし小袋入り調味料あれこれより、韓国炸醬麵ことジャジャンミョンのチュンジャン(春醤)を召喚、更には即席蜆汁、醤油ラーメンスープを召喚、これらを混ぜ合わせタレとすれば、生憎大蒜も生姜もあらねども、刻み葱とドライ・ハバネロ、昨夜投宿させて頂きし謎の屋敷より失敬せし花椒を合わせ、何とかそれらしき味へと整えるや、豆腐投下し煮詰めるのみ、チュンジャンの黒さが妖しさを醸し出せば、これにてインプロ有り合わせクッキング「ブラック麻婆豆腐」完成せり。



みつるちゃんが味見するや、その激烈な辛さに悲鳴上げられ斯くも苦悶悶絶されし。



丼に盛り付けしごはんへON! これにて「ブラック麻婆丼」完成、花椒の痺れ具合も然る事乍ら、ハバネロの辛さの彼方より降臨する旨味が素晴らしくして、チュンジャンの甘さも良き案配なれば、大いに美味なり。



大量に拵えれば、道中弁当も勿論「ブラック麻婆弁当」なり。



壁に掛けられし何方かの美術作品なりけれど、生憎タチバナ先生の作品にあらねば、悪しからず。勿論タチバナ先生の作品群も矢鱈滅多に遭遇すれば、ヒロボンに由る解説記事も亦、facebook公式ページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」に投稿されんと思えば、そちらも気紛れにチェックされたし。



高級マンションのバルコニーより日本晴れならぬカナダ晴れを臨む。



美人奥方Merewennと共に、そのバルコニーにて記念撮影。



Paulも交えての記念撮影。



御厚意に甘えさせて頂き、大変素晴らしき一夜を提供頂けば、この富豪御夫妻Paul&Merewennへ感謝しても余りあるばかり。2人共実はケベック出身フレンチ・カナディアンなれば、Merci beaucoup. À bientôt!!



扠、我等がGodことJustinが連行せしは、当然レコード屋「June Records」にして、素晴らしき在庫ぶりなれば些か散財、然れどその戦果大いに満足し得ればこそ。



一路Montreal目指し出発すれば、立ち寄りしドライヴイン内にA&W Restaurantありて、空かさずみつるちゃんは極厚バーガーを所望、



「これは美味い!」連発されれば、脳汁大噴出にてバーガー・ハイ状態へ至れり。



東君はドーナツとコーヒーをヤラれれば、気分は勿論ツインピークスたらん。



次なる休憩にてはスナック菓子ジャンキーぶり炸裂、



而してJustinが食らうサンドウィッチすら狙われし次第。



今宵の晩飯にすべく鴎捕獲大作戦実行中、然れど叶わじ。



今宵の会場La Vitrola到着。フランス語圏なればこそパスティス堪能せん。



今宵もアメリカのHawkwindこと「ST 37」大熱演。











今宵も大爆音にてほたえ捲れば、亦しても昨夜と同じ頃合いにて、NANI君がバスドラの皮をぶち破れば、再びフロアタムを代用、何とか凌がれれば大団円にて無事終演。本日も打ち破られしバスドラヘッド即売されしとは云わずもがな。
生憎今宵のライヴ写真拾遺叶わねば、イメージ画像を以て代用、悪しからず。



終演後、惜しまれつつもレーベル活動停止されしAlien8 RecordingsのGaryと愛妻Guylaineと再会すれば、歓談せり。いつの日か亦、レーベル再開せんとされにければ、その節には「Electric Heavyland」もLPリイシューされる予定なり。



撤収作業完了するや、いざカナダより出国し、今宵の内にアメリカへ帰国せんとす。然れど晩飯食いそびれれば、界隈のトルコ料理屋にて「Donel Kebab plate」所望、ライスとフレンチフライ盛り合わせの上に、ドネルケバブ大量投下下さり、閉店時刻も間近なればこそライスも牛肉も大盛り、サラダ食らえば既に腹具合も満たされ、残りは亦明日、朝飯若しくは道中弁当として食らうべし。



深夜の国境越えは、全く以て手続きも簡易にして容易至極、満月を2日後に控えれば、既に月光眩しくして周りの雲すら照らし滲みし。



午前4時、漸く道中のホテルへチェックイン果たせば、東君が即寝成仏されしを眺めつつ、私とNANI君たる夜更かし組は、果たして睡魔も何処へ飛散せしか、結局徹夜にてアメリカ某所の朝を迎えし次第。

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