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Channel: 大ぼら一代番外地
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Birmingham

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時差ぼけの上書き故か、結局徹夜にて朝を迎え、斯くして朝飯を食らわんと、日本より持参せし某格安ブランド製カップ焼そば召喚、そもそもカップ焼そば好むものなれど、必ず七味大量投下は当然、紅生姜や青海苔なんぞもオプション追加するが常なれば、果たしてデフォルトにて食らいし記憶なんぞあらざりて、扠今朝はデフォルトにて食らうや、斯くも不味き代物たりしかと驚愕、勿論某格安ブランド製なるも一因ならんと思われれど、それにしてもこの製麺技術たるや御粗末至極、外国製即席麺のレベルなり。残念乍ら久しく御贔屓にさせて頂きし日清UFOは、マイナージェンジにて、今や麺が縮れ麺にあらざれば、最早我がカップ焼そばリストより削除済みにて、いやはやカップ焼そばへの熱き想いも今は昔。



御世話となりしカムラさん宅を出立、バスにてBrixton駅へ。



地下鉄に乗車せんとすれば、兎に角Londonの地下鉄は深くして、エスカレーターも長き事この上なく、況んや乗り継ぐ程に長ければ、歩くどころか足早に駆け抜ける御仁も少なからず、然ればこそ皆様一様に右側に立たれ、左側を空けるが慣しなり。



「Stand on the right(右側に立つべし)」との但書も見られる次第。日本に於いては、帝都を筆頭に名古屋、更には関西地区なれど京都も含め、概ね日本中が左側に立つ有様、而して京都を除く関西地区のみが右側に立つと思われれど、そもそもこの右側に立つ方式こそ「国際基準」なれば、日本に於ける由来は大阪万博に遡ると知れ。



Euston駅にてNullさんと合流、いざ電車にてBirminghamへ赴けば、約1時間余にてBirmingham New Street駅到着。駅前のアジア料理ファーストフード・チェーン「Wok Your Way Noodle Bar」へ突撃、いざ昼飯とせん。



オーダーの仕方が、先ず「ベース」たる素材を選び、続けて「ソース」而して「具材」を選ぶ仕組にて、所謂サブウェイなんぞと同様か、然れば私が所望せしは「Rise & Vegetable」をベースに「Pad kee mao」なる唐辛子&大蒜ベースの激辛ソース、更には「Chicken」を選択、是にて「激辛タイ風炒飯」を食せば、些か味濃厚なれど大いに美味。



タクシーにて投宿先たるホテルへ。会場入りまで未だ数時間も余せば、明日の朝飯を求めるべく界隈を散策せんとするや、何の因果かホテル前の大通りを渡るや中古レコード屋「The Diskery Records」発見せり。



何と£0.50也なる激安カセットも山積み、カセットマニアたる津山さんに、是非とも見せたし。



未だ事実上ツアー2日目なれば、レコードなんぞ購う金銭的余裕も荷物的余裕もあらざれど、レコードハンターの哀しき性か、ついついレコードあれこれ物色すれば、皮肉にもあれこれ発掘すれど、ここは心を鬼として厳選、斯くして数枚購えば、店主にコーヒーなんぞ御馳走になる始末。

而してレコード抱え界隈散策すれば、奇しくも此処は中国系移民街にして、有り難くもアジア食材店発見するや突撃、食材あれこれ購いし。



黄金玛丽莲梦露像。因みに「玛丽莲梦露」とはマリリン・モンローの中国語表記なり。



ホテルへ帰還すれば、本日の戦果を眺めんとす。



御馴染み今麦郎の激辛カップ麺各種、是亦欧州ツアー常備食材たる袋入即席麺MAMAトムヤム味、而も何とJambo Pack仕様とは初、日清の袋入即席麺「Teppan Yakisoba 日式鉄板炒面」5袋入パック、ラーメンのトッピングたる老干妈「香辣菜」やら、花椒粉に花椒油、而して葱とパクチーを購えば、是にて当面の食材確保せり。如何せんホテル滞在多ければ、北米ツアーの如く台所にて調理叶わぬと知ればこそ。



今宵の会場The Flapperへ。



川辺のナイスなロケーションなり。



カメラ片手に散策されるNullさん之圖。



月と鴎。



The Flapperは初めてBirminghamにて演奏せし2001年以来、随分世話になる店なれど、斯くも界隈をぶらり散策せしは初なり。



街灯の意匠、いとをかし。



斯様なステッカーが電柱に貼られし。



今宵先鋒を務めて下さりしは「MUTATE」なるドローン系ユニットなり。



次峰を務めて下さりしは「Arma Agharta」なるノイズユニットなれど、出音のショボさに思わず苦笑、否、そもそもがこういうもんなんか。



立派な口髭蓄えられし英国紳士も居られれば、思わず記念撮影せり。





而して我々は、今宵も心地良く爆音にて乱射放射し捲れば、盛況にて幕。
ライヴ写真の類い拾遺叶わねば、イメージ画像にて御茶を濁さんとす、悪しからず。



タクシーにてホテルへ撤収後、Nullさんと2人、打ち上げに興じんと界隈散策せり。



漸く1軒のパブに到れば、ビールにて乾杯せん。







ホテルへ帰還すれば、猛烈に空腹感に苛まされ、早速カップ麺たる「今麦郎 辣煌尚 辣子鸡面」召喚、



生憎湯沸かしケトルあらざれば、洗面台の湯にて調理せん。更には辛味補填すべく、日本より持参せし実花椒と「辣辛 汁なし担々麺の素」を少々投下、トッピングたるべくカット若布、パクチー、葱をぶち込めば、



これにて「今麦郎 辣煌尚 辣子鸡面 DX仕様」完成、いざ食らえば、久々に堪能せし中国即席麺なればこそのジャンク感、美味なり。



今宵はウイスキー大いに呷りし経緯もありて、心地良く酩酊すれば、そもそも徹夜明けなる1日たれば、流石に敢え無く轟沈せり。
斯くしてBirminghamの夜は更け行きし。

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