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Channel: 大ぼら一代番外地
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Sky Shine @岡山 Kamp

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国内ツアーの醍醐味とは、臥薪嘗胆の極みたる欧米ツアーなんぞとは大いに異なり、各地の美酒美食に温泉なんぞとは云わずもがな。斯くも真夏日続きにして、如何せんこちとら絶賛クーラー故障中なる我が愛車にての車窓全開走行を強いられれば、せめて温泉なんぞにて旅の垢と汗を流させて頂くべく、況して斯様な温泉電車すら走る高松、本日は是非とも高松の温泉へ繰り出すべし。



堀地さんの知人にして、巡業ミュージシャン用ゲストハウスの如き営まれる御仁おられれば、そのゲストハウスの如きへ投宿させて頂きし次第にして、昨夜此処までの道すがら、コンビニにて購いし朝飯用弁当たる四川風麻婆豆腐のみならず、結局到着するや即寝成仏すれば、全く手付けず終いたりし日本酒と子持ち柳葉魚なんぞも発掘、然れば「四川風麻婆豆腐+子持ち柳葉魚」たる何とも奇妙な食い合わせを以て、朝飯とせり。麻婆豆腐には御愛想程度なれど花椒粉も添えられれど、如何せん常々「激辛激痺我流麻婆豆腐」食らう私なれば、屁の突っ張にすら感ぜられぬ有様にして、物足らなさ度1万越えなり。悪しからず。



いざ温泉へ赴くべく出発すれば、バカでかき「肉」看板を見掛けし次第、これは「肉のヒガシハラ」の看板なりけりて、肉屋なれど十数台分の駐車場すら兼ね備える有様にして、どんだけごっつい肉屋やねんな。



更にこちらなんぞ「スズキ楽器センター」との表記もあれば、肉屋にして楽器屋ならんや。屠殺解体せし畜生の皮や骨を以て楽器製作なんぞに勤しまれれば、正に「捨てる処無し」にして殊勝の極みたらんと思われれど、絶対違うわな。



斯くして「仏生山温泉」なんぞたる、何とも有り難き名を冠される温泉へ。これは効能のみならず霊験灼かにして、屹度仏の御加護や御利益もあらんや。



旅の垢と汗を流せば爽快至極、素晴らしきかな国内♨ツアー。



道すがら「服 タイヤ ホイル リサイクル お売り下さい」なる謎の看板発見すれば、いざ突入せり。正にタイヤとホイル、而して衣類関連のリサイクルショップなれば、概ねタイヤ屋の御亭主にせがみ、店舗半分を奥様の趣味の店なんぞに改装されしか。



更には「レコード」の文字目に入らば、これは均かレコード屋に他ならじと急襲せり。



然ればLPやEPも多少並べど「レコードは売り物ではありません」なる表記あり、はてな?と首傾げつつも、大凡今更レコードなんぞ購わんとされる御仁も皆無なれば、単なるデコレーションとして展示されるばかりかと手前勝手に独り合点、然れど片や懐かしき東映映画作品群を筆頭に、懐かしの邦画ビデオも充実壮観、これは如何にと値段を問えば、是亦売り物にあらずして、是非にもの場合は、定価にて販売となりけりて、能く能く看板眺むるや、レコード屋にあらずして「レコード→CD」而して「ビデオをDVDにコピーします」との表記もあれば、成る程田舎の年寄り相手に、懐かしのレコードやビデオなんぞを、CDRやDVDRに焼き鑑賞し得るよう配慮されるを生業とされん。これも亦、地方の田舎町なればこそか。



昼飯食らうべく、道すがら「セルフうどん」看板掲げられる讃岐うどん屋へ。如何せん道を行けば、うどん屋に当たる程にうどん屋だらけ、果たして何処が異なるやら、うどんの味を語り得る程の美食家にあらねば悪しからず。「かけうどん(小)+油揚げ+牛蒡天婦羅+ミニサラダ」にして、葱、天かす、おろし生姜、七味投下は当然にして美味、驚くべきはミニサラダ無料、有り難き限りかな。



アキラ君も讃岐うどん堪能されれば、これを以て名残惜しけれど四国を後にせん。



瀬戸大橋を渡り、いざ本州へ帰還せん。



折角なればと与島PAに寄り道するや、瀬戸大橋のキャラクターたる「わたるくん」横向きの立ち姿に、思わず苦笑せり。



後ろ姿も亦笑かしてくれますがな。



瀬戸内海に浮かぶ島々を臨み、物思いに耽られしアキラ君之圖。





愈々岡山へ到れば、未だ入り時刻まで時間余す故、此処は地元の方々呼ぶ処のゴミ屋敷こと「フロンティア」へ突撃、サルガッソー探索を以てあれこれ御宝発掘叶えば、脳汁大噴出せり。



岡山駅西口にてオルガナイザー村岡充君と待ち合わせれば、今宵の会場Kamp到着せり。



サウンドチェックも済ませれば、此処は奉還町商店街にして、いざ界隈散策せん。映画グッズ専門店にて映画パンフ購われしアキラ君之圖。



洋食屋と思しきは「GURIRU B食」なる看板掲げられれど、それって「Grill」とちゃうんかいな。「本日休業」なれば残念至極。



みなしごハッチと邂逅せり。ガキの時分、このアニメを鑑賞せし際、ふと抱きし疑問とは「みなしごハッチって云うたかて、要するに単なる一匹の働き蜂ちゃうんかいな?」然れば事実上は単なる「捨て駒」たるべき働き蜂と、然れどストーリー上にては「母」なる女王蜂との感動の再会なんぞ、子供心にも嘘八百としか思えずして、否、そもそもガキならば、昆虫故に「幼虫」たるべくして、既に羽化せしハッチは子供にあらねば、母に再会し甘え捲るを夢見るなんぞ、愈々以て昆虫物語として出鱈目至極、然ればどうにも好きになれぬ作品として、今尚思い出深き次第なり。



荒物屋にて皿を購われしアキラ君、



早速チェックすべくOHP起動、勿論新兵器として投入せんとされれど、果たして結果は如何に。



前打ち上げへ繰り出さんとすれど、生憎日曜なれば何処も閉店休業、界隈彷徨せし末、漸く一軒の焼鳥屋へ漂着、漸く前打に興じ得れば、



私は「日本酒+海鼠腸」所望せり。



岡山名物「拶双魚(サッパ)」即ち「御飯借り(ママカリ)」食らえば、大いに美味。



如何せん浅学無学なる私なれば、御品書きにて見受けし「公魚」果たしてこれは何ぞや。頓知効かせ、均か漢字「公」にあらず片仮名「ハム」ならんやと問えば、空かさずアキラ君曰く「それですよ、屹度!ズバリ魚肉ソーセージでしょう!」よもや「ワカサギ」なんぞと慮り得るなんぞ皆無なれば、いやはや己れの阿呆さに愛想も尽き果てんとすれど、アキラ君の魚肉ソーセージには座布団一枚進呈せん。



今宵DJ務められし「村岡充」君、ポータブル・レコードプレーヤーやらカセット・ウォークマンをミニアンプに接続されれば、その音風情いとをかし。



孤高のサイケデリア「jugz」なり。



今宵は、会場がゲストハウスのホールたれば、音量制限厳しくして、然れば轟音一切無しなる1時間以上に及びしアンドロメダ大星雲漂流の旅を展開せり。そもそもSky Shineは、必ずしも轟音ユニットにあらねば、斯様なシチュエーションも一切問題なし。
今宵、Sky Shine@Kampに御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
ライヴ写真の類い一切拾遺叶わねば、悪しからず。

充君の奥方にして、珠玉のベース弾き語り歌手たる村岡ユカさんと記念撮影せし1枚、ネット上より無断借用転載させて頂けば、悪しからず。



いざ打ち上げへ繰り出すべく、充君、ケッチの石原君共々、界隈のお好み焼き屋へ突撃せり。前回の続きかと思うばかりに、石原君のパイプ専門用語談義に花咲けば、



その石原君以上にパイプ専門用語を駆使される充君の「専門用語フリーク」ぶり圧巻至極、然れば充君の十八番たるこけし蘊蓄に加え、アキラ君のOHP専門用語講座も臨時開講、それら全ての専門用語を、日常会話へ実践応用転用せんとしつつ、グラス片手に大いに歓談、愈々以て周囲よりは意味不明極まる会話と成り果てしか。



斯くして岡山の夜は更け行きし。


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