気付けば10月も9日を迎え、AMT宗家欧州行脚も北欧ラウンド突入済み、漸くツアーレポの投稿も追い付けば、愈々遅れ捲りし哀しき五十路独身男の自炊食ブログ記事たる「耄碌貪飲餮食譚」更新せんとす。如何せん既に1ヶ月も前の事なれば、記憶も可成り曖昧と化し、大雑把な記事となるは必至なれど、悪しからず。
そもそも斯様なしょうむない哀しき五十路独身男の自炊食ブログ記事なんぞ、果たして誰が興味抱かれるかと不思議なれども、レシピ参考にさせて頂いてますなんぞとの声も、時折耳にすれば、せめて斯様な人間の屑の如きなれど、何かしら人様の為に役立つ事もあるかと、懲りずに此処に書き撲り捨てんとす。
「厚揚げと紫萁の炊いたん＋子持柳葉魚＋若生姜の自家製大葉味噌添え＋黒酢もずく＋黒豆納豆＋粕汁＋ごはん」食せり。
膨大な量の若生姜を備蓄すれば、金平牛蒡にぶち込み償却図りし次第。唐辛子の辛味と、若生姜の刺激相俟り、これは大いに美味なるかな。
椎茸と葱と油揚げにて味噌汁拵えるや、味噌は敢えて白味噌とすれば、何とも上品な味わいにて美味。
而して「焼き塩秋刀魚＋紅生姜と葱入り玉子焼き＋若生姜入り金平牛蒡＋椎茸と葱と油揚げの味噌汁＋ごはん」食せり。塩秋刀魚は、生秋刀魚あらねば仕方なしに購いし次第なれど、久々に食らえば案の定塩っぱ過ぎにて、酢橘なんぞ搾れど緩和されず、大いに苦悶せられし始末。金輪際塩秋刀魚購入するべからずと、肝に命ぜし。
天婦羅拵えんとすれば、茗荷、椎茸、更には牛蒡、人参、若生姜を以て掻き揚げなんぞ揚げ、
而して「天婦羅（茗荷、椎茸、牛蒡と人参と若生姜の掻き揚げ）＋若生姜入り金平牛蒡＋豆腐の味噌汁＋ごはん」食せり。
「鰺フライ＋パクチードレッシング添えキャベツサラダ＋生青唐辛子＋茗荷の味噌汁＋茗荷添え松茸御飯」食せり。「松茸御飯」は、界隈の激安スーパー玉出総菜コーナーにて僅か180円也にて購いし代物、果たして松茸含有率は如何程かなんぞ勘繰るは不毛、松茸御飯やと思うて食うて美味ければそれでええがな、一体それの何が悪いちゅうねんな。そんなもん最初から判って買うてるねんから、いちいちグダグダヌカすな云うねん、そこのオバハン。そないまで云うんやったら他所行きなはれや。何せここは貧乏人のユートピア「スーパー玉出」でっせ。
中国製即席麺「正宗四川名小吃 白家陈记辣味肥肠味方便面粉丝」召喚、
所謂汁米粉なれば、トッピングにコールドスリープに処せし鴨ロース召喚、もやしぶち込み、生青唐辛子を添え、花椒粉大量投下、然れば本場中国を想起させるジャンク且つ刺激的味わいにて美味。
備蓄食材として嘗て100円ショップにて購いしタイ製即席麺「フォー」を召喚、茗荷、青唐辛子、小海老、もやしをトッピング、ライムの代わりに酢橘搾り、いざ食らえば美味。
未だ膨大な備蓄抱える若生姜なれば、干椎茸共々炊込み御飯とせん。干椎茸を戻し、戻し汁にヤマサ昆布つゆ加え、椎茸同様に若生姜もスライスしぶち込み、炊き上げれば「若生姜と椎茸の炊込み御飯」完成せり。
御近所さんよりトマト御裾分け頂けば、これより定期的に幾度も頂戴せし次第、如何せんトマトは高額なれば、何とも有り難き限りかな。況して甘味半端ならずして、売り物にならぬ傷物なれど、激烈に美味なり。
若生姜と椎茸の炊込み御飯に、界隈にて摘みし三葉刻みてON! 
コールスロー用生野菜パックを、自家製唐辛子酢にて和えれば、甘さ全開なるトマトと相俟り、双方大いに美味。
即席味噌汁なれど、カットわかめ、刻み茗荷、三葉をぶち込めば、何とも贅沢な一品と化せり。
而して「鰺フライ＋千切りキャベツの唐辛子酢和え＋トマトすらイス＋三葉と茗荷とわかめの味噌汁＋若生姜と椎茸の炊込み御飯」食せり。
明日香村「夢市場」店頭に並ぶ巨大南瓜、せやかてハロウィンには未だ早いやろ。
明日香村の界隈にて撮影せし花。
明日香村より多武峰へ抜ける県道155号線より、葛城金剛連峰臨む。
先達て名古屋へ赴きし際、史上最強の袋入即席麺たる「寿がきや 名古屋名物 味噌煮込みうどん」大量購入と共に、気紛れにて袋入即席麺「寿がきや 名古屋の味 台湾ラーメン」購入すれば召喚、トッピングにもやし、茹で玉子、中国製激辛搾菜、更にスープが些か甘めなれば、実花椒、若生姜、唐辛子を一緒に煮立て、更に葱共々、生青唐辛子も添えれば、所謂台湾ラーメンとは一線を画せど、何とも刺激的味わい満喫し得る一品と相成り、大いに美味かな。
明日香村「夢市場」にて「ササゲ」と
「花オクラ」購えば、
牛蒡、人参、若生姜を千切りに処し、花オクラにて包むや、茗荷共々、いざ天婦羅にせんとす。
「牛蒡と人参と若生姜の花オクラ包み揚げ」と「茗荷天婦羅」完成、これは芳しくして大いに美味。
ササゲを軽く湯搔き、油揚げと茗荷共々、ポン酢にて和えし一品「ササゲと油揚げと茗荷のポン酢和え」摺り胡麻も施せば大いに美味。
若生姜と椎茸の炊込み御飯を、花オクラにて包まんとすれば、先ずは湯通しせし花オクラを以て包まんとすれど、特有の粘りが纏わり付き大いに苦戦、然ればと生にて包めば美しく仕上がりし次第、斯くして「若生姜と椎茸の炊込み御飯の花オクラ包み」完成せり。
仮令生であれ花オクラ特有の粘り堪能し得れば、これは大いに美味なる一品かな。
而して「天婦羅（牛蒡と人参と若生姜の花オクラ包み揚げ＋茗荷）＋ササゲと油揚げと茗荷のポン酢和え＋焼き秋刀魚＋若生姜と椎茸の炊込み御飯の花オクラ包み＋ワカメの味噌汁」食せり。
大量に頂戴せしトマト償却すべく「オムライス」なんぞ拵えんとすれば、人参、玉葱、青唐辛子、若生姜を刻み、トマト1個を用意せり。
刻みし具材を炒め合わせ、ケチャプ投下し更に炒めれば、愈々御飯投下、而してケチャップライス拵えるや、これに湯剥きせしトマト丸儘にぶち込み、三葉刻み入れし薄焼き玉子にて包めば、インプロクッキング「エクストリーム・オムライス」完成せり。
スプーンにて真ん中より切り開けば、丸儘のトマトを崩しつつ食らうがポイントにして、刺激的味わいのケチャップライスと、トマトの甘味酸味が相俟るや、これは堪らぬ美味さかな。
備蓄食材償却すべく、牛蒡、人参、ササゲ、若生姜、椎茸、青唐辛子、赤唐辛子、豚コマを召喚、
それらを胡麻油にて炒め合わせ、ヤマサ昆布つゆにて味整えるや、茗荷と三葉を添え、斯くしてインプロクッキング「エクストリーム野菜炒め」完成せり。大いに芳しく刺激的な味わいなれば、激烈に美味かな。
蜆山椒煮をごはんへON! せしのみなる「蜆山椒煮ごはん」これが堪らぬ程に美味なり。
斯くして前日の残党も召喚すれば「エクストリーム野菜炒め＋若生姜と椎茸の炊込み御飯の花オクラ包み＋油揚げと茗荷の味噌汁＋蜆山椒煮ごはん」食せり。
トマト3個を刻み、刻みし大蒜や玉葱共々オリーブオイルにて炒め、
其処へ茄子と月桂樹の葉を投下、暫しトマトより溢れ出し水分を以て煮るや、更には茹で上げしスパゲッティーをぶち込み、自家製バジルオイルを以てスパゲッティーを和え、
更にトマトや茄子とも和えれば、斯くしてインプロクッキング「spaghetti al basilico con pomodoro e melanzana（トマトと茄子のバジリコ・スパゲッティー）」完成、生青唐辛子添え食らえば、大いに美味。
茄子を胡麻油にて軽く炒め、味噌汁へ投下すれば大いに美味とは、嘗て務めし「聖家族」にて、厨房主任たりし明仁君より教わりし一品にして、今回は刻みし茗荷も投下せり。
冷やしトマトに自家製バジルオイル施せば、生バジルの芳しさにこそ及ばねど、大いに美味とは云わずもがな。
玉葱、人参、椎茸、豚コマ、若生姜、青唐辛子、大蒜を刻み、ヤマサ昆布つゆにて味を整え、いざ炒飯拵えれば、茗荷をON! 生青唐辛子も添え、これにてインプロクッキング「エクストリーム炒飯」完成、若生姜の芳しさと唐辛子の刺激相俟りて、大いに美味。
斯くして「エクストリーム炒飯＋茄子の味噌汁＋冷やしトマトの自家製バジルオイル添え」食せり。
珍しく自宅にて晩酌せんとすれば「八町刺身＋茗荷の自家製大葉味噌添え＋焼売」を以て、アテとせり。
茗荷を刻み、自家製大葉味噌添えしのみの代物なれど、これが白眉の美味さにて、日本酒大いに進むばかり。
晩酌の翌朝は矢張りうどんとばかり、生うどんを茹で、油揚げ、とろろ昆布、温泉玉子をトッピング、勿論つゆはヤマサこんぶつゆにて候えば、総菜コーナーにて購いし「お稲荷さん」も添え、嗚呼、何と優しき味わいかな。所謂激辛嗜好の私なれど、斯様に七味さえ投下せぬ場合もあれば、全ては気分次第とは云わずもがな、そもそも激辛中毒にあらねば、単に「美味しいもんが食いたい」との一念より発すればこそ。
（つづく）
↧
耄碌貪飲餮食譚（長月）中編
↧