病魔侵蝕激烈悪化にて写真撮影不可、然れば一切写真あらざれば、イメージ画像にて御茶濁させて頂く次第、悪しからず。
投宿せしEric邸にて投薬の御陰か心地良き眠りに落つれど、何やら脳内へ直接話し掛けられ、目を覚ませば、地球外生命体と思しきが、私を手招きせし次第、果たして今宵遂に千秋楽を迎えんとすれど、私は無事帰国の途に就き得るや。是は何の予兆たりしや、凶兆か扨又吉兆かさえ知る由もなし。
果たして投薬の効能か、液状化も一旦鎮静化せし様子にして、然れど脱水症状愈々重症と化せしか、呂律殆ど回らねば会話不可にして、最早重度の言語障害の如し。平衡感覚も損なわれ歩行どころか、立位維持すら危うく、果たしてライヴ残り1発を恙無く終わらせるべく、投薬重ねるばかりなれど、未だ食事不可にして、最早最後のひと踏ん張りなる基礎体力も潰えれば、投薬の効能のみに縋るばかりかな。
愈々Eric邸を出発、移動の車中は仰臥位を固辞死守、Los Angeles近郊に於ける渋滞が恨めしけれど、3時間余の移動を以て、何とか今宵の投宿先たるオルガナイザー宅へ漂着せり。これにて大移動終了すれば、いやはや忍耐の極限を垣間見しか、安堵の気持ちと同時に、果たして最後の1ステージを恙無く全うし得るや、大いなる不安も膨れ上がるばかりかな。
ミツコも愈々最終形態へと化身せんとされれば、遂に全身脱毛ならぬ剃毛にて眉毛も剃り落され、今宵の投宿先家人のひとりと思しきモヒカン姐ちゃんに、化粧施して頂けば、愈々最終完成型に近付かれしや、今回のツアーにて展開せし「ミツコ☆タバタ計画」此処に見事全うされしと思えば、果たして次なるステップへは、亦の機会の御愉しみとすべし。
斯くして今宵の会場Townhouse到着せり。
投薬後、その効能を以て楽屋にて爆睡すれば、此処迄共に行脚せし「The Mounds」のラストステージさえ観戦叶わずして、然れど有り難くもその効能に由りステージに立つ事叶えば、今宵はイベントなればこそ1時間のショートセットを披露せん。椅子も用意すれど、成る可く椅子なんぞに腰掛けず、己れの両脚を以てステージに立たんとすれば、今宵は千秋楽にしてパーティー的イベントと知るや、サイケデリック・ディスコ仕様とすべく「Disco Pink Lady Lemonade」今回のツアーにて初披露、最早ステップ踏む余力あらざれど、渾身の力を込めギター振り上げれば、ミツコ大乱行を以て大団円にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
終演後、地元バンドにして今宵のオルガナイザーも務め下さりし「Flying Hair」御一行様と記念撮影すれど、終演するや楽屋にて気絶せし私は参加叶わず、
愈々撤収せんとすれば「The Mounds」との記念撮影には、何とかその姿残し得し次第。
投宿先へ撤収するや、フライト用最終パッキングも済ませ、気力も体力も潰えればトドメの投薬、明日の長き空の旅に備え、せめて束の間なれど眠らんとす。最早数日間に及ぶ飲まず食わず状態にて、重度の脱水症状引き起こせば、呂律全く回らず、その言語障害ぶりは尋常ならざる有様にして、最早半身を起こすも難儀する衰弱ぶり、そもそもフライト用最終パッキングさえも、己れ独力にては最早果たせぬ有様にして、東君の御助力あればこそ、何とか完了せし経緯ありて、果たして斯くも衰弱すれば無事帰路に就き得るや。
斯くして今回の北米ツアー最後の夜たる、Los Angelesの夜は更け行きし。
この日の様子は、NANI君のブログにて疾うに綴られれば、今一度併せて御拝読頂きたし。
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Los Angeles (Venice)
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