本日より愈々欧州大陸ラウンドへと突入せんとすれば、先ずはBirmingham空港よりスペインはMadridへフライト控える次第にして、早朝6時20分出発とはJunkoよりの御達しなり。此処まで大英帝国&アイルランド・ラウンド怒涛の14日連続公演完遂すれば、残す処は26公演にして、そもそも前人未到ならん40日間にて連続40公演なるスケジュールを前に、況してや先の北米ツアー終盤に於いて、タフなるのみが取り柄たりし私が、均かの病院送りとなる醜態晒せし経緯もあれば、皆して些か戦慄せしも事実なれど、改めて曰く「えっ?もう残り26発?意外に早かったなあ、思った程疲れてないし、26発なら全然イケそうな感じ!」斯く云う私なんぞ、このAMT欧州ツアーの後、其の儘引き続き盟友J.F.Pauvrosとの欧州ツアー、更にアメリカへ飛来してはナカタニタツヤ君とのデュオに由る東海岸ツアーも控えれば、未だ丸2ヶ月間に及ぶ日程を残すものにして、先は果てしなく長く感ぜられれど、長期ツアーなればこそ体調管理に留意せんとすれば、当然未だ今回の遠征に関せば正に序盤戦に過ぎず、斯くも序盤にて既に披露困憊等と屁垂れぶり露呈なんぞ、到底許されざると知れ。
午前7時起床、迅速に朝飯食らうべく、備蓄せしTesco製「チリ・コン・カーン」缶召喚、奇しくも昨夜うっちーが残せしドリトス残党あれば、僅かばかり砕き、其処へチリ・コン・カーンをON! 自家製ハバネロオイル投下、いざ食らえばジャンク感に伴う虚しさ極まるばかり、然れど取り敢えず空腹収束すれば良しとせり。
午前6時20分、予定通り出発すれば車中爆睡。1時間程のドライヴにて、Birmingham空港到着。朝日昇らんとの刹那、空に十字を切る雲描かれれば、果たしてこれは何の兆しか。これより約4週間に及ぶ欧州大陸ラウンド、怪我人病人出さず無事に完遂し得るを、切に祈願するものなり。
此処まで共に行脚せしツアーマネージャー兼ドライバーJunkoことMikeとの、今回はこれにて御別れなれば、名残は尽きねど亦の再会を誓うものなり。Thanks Mike!! We love you!!
斯くして凡そ規定重量を超過せしは疑い無き超重量級スーツケース群+レコード箱等を携え、いざ空港ビルへ赴かん。
懸念されし受託荷物の規定重量に関せば、担当係たる女性職員が、全く重量気にされねば、全く以てノーチェックにて無事チェックイン果たせし。そもそも受託手荷物数超過分を、チケット購入時に支払い済みなれば、尚の事か。
セキュリティーチェックも無事通過、未だ搭乗ゲート案内されねば、待合ロビーにて各々寛げど、二日酔い且つ徹夜にて挑まれしうっちーなれば、周囲の目も気にせず大爆睡状態。
搭乗時刻と相成り揺り起こせど無反応、そもそもうっちーは筋金入りヒッチハイカーにして、況してAMTとは、原則として各々の意思尊重せんとするが旨なれば、これよりは自己責任にて果たすべしと放置、斯くして我々は、午前9時50分発ノルウェイ航空Madrid行きに無事搭乗せり。
ロイター通信にての報道に由れば「日本人男性(35)が、飛行機をヒッチハイクしようと試み、この御時世故にテロリストと間違われ、空港内でひと騒動勃発。『Madrid! Madrid! or... Somewhere on the way to Madrid!!」と連呼し続けるところを、駆け付けた空港警察官2人に取り押さえられたが、気の毒に思った空港職員の配慮で、Madrid行き旅客機の貨物室への搭乗を特別に許可され、無事Madrid空港へ到着した模様。」下の2枚が、そのアホな報道記事に添えられし写真なりけり。
斯くして何とか自力にてMadrid到着されしうっちーも無事合流、本日よりツアー千秋楽までツアードライバー兼マネージャー務めて頂くMorganとも初対面、而していざMadrid市内へ赴かん。
先ずは空腹故に、スペイン料理に舌鼓打たんとすれば、Morganの案内にて某レストランへ赴きし。
「スペイン風チーズコロッケ」濃厚な一品にして美味。
料理の写真撮影せんとする我々の様を見るや、爆笑されしMorganなれば、斯様な風潮あらざるスペインに於いては、大いに奇異んる様に映るものならん。
付け合わせたらん「ポテトのチーズ焼き」
名物たる「蛸のガリシア風」大いに美味なり。
是亦定番「烏賊フリッター」大いに美味なり。
「牛リブステーキ」焼き具合絶妙にして、塩加減も極薄味嗜好なる私にても許容範囲内なる塩梅、大いに美味なり。
初欧州初スペインにて、いきなりスペインの美食食らう機会に恵まれるとは、正に狂喜乱舞せんとするうっちー、ヒッチハイクせし甲斐もありしか。
ステーキの美味さに頬落とされんとする「ミツル」さん、幾重にも及ぶ多幸オーラに包まれるばかりかな。
私とNANI君のみ「ライスプリン」も所望、均かの特大サイズなれどぺろり完食、甘味が別腹とは甘味男の常識なり。
食後のコーヒー呷るや、イタリアにて云う処の「Amazza Cafe(コーヒー殺し)」度数高めのリキュール堪能せんとすれば、左のレモンチェーロ存分に堪能せり。
未だ搬入まで数時間余せば、先にホテルへチェックインせり。本日はペアルックにて、その仲睦まじさ大いにアピールされる賢兄NANI君と愚弟みつるちゃん之圖。
いざ出動と相成るや、既に「ミツコ☆タバタ」へと変身完了、普段着のミツコ様。
今宵の会場El Sol到着せり。
搬入終えサウンドチェックと相成れど、NANI君のキックペダル崩壊、急遽楽器屋へ赴かれる運びとなれば中断、然ればその隙に界隈のレコード屋「Killer's Discos」急襲せんとすれど、既に閉店時刻と相成れば叶わじ。
欧州大陸ラウンドは、大英帝国ラウンドとは別にTシャツ発注すれば、商品棚卸に勤しむべし。
値札の類いも一切新調せん。
今宵や明朝の事を考慮すれば、界隈の食品店へ繰り出し食材調達せん。「YATEKOMO」なるブランドの即席麺発見、然りとて「YATEKMO」って何語やねんな。
「Love Shop」即ち大人の玩具屋のショーウインドに、ずらり並ぶ様は圧巻かな。因みに目抜通りに軒連ねる店の一軒にして、日本の其れの如く陰湿的背徳感なんぞ皆無、開放的店内ディスプレイは、思わずブランドショップかと見紛う程かな。
今宵はワンマンにして、115分に及ぶフルセットを披露せり。ミツコ様の妖艶パフォーマンスも大炸裂、スペイン語に由る誘い文句も飛び出せば、会場内は爆笑&やんやの大騒ぎぶり。下の写真は、私がステージ上より撮影せし2枚なり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。
終演後、旧友Mariaと再会歓談せり。
ホテルへ撤収するや、大英帝国より携行せしスコッチウイスキーにて、NANI君とプチ打ち上げに興ぜり。
テレビのエロチャンネル鑑賞しつつ、
大英帝国ラウンド最終日たりし昨日、ガソリンスタンド内売店にて贖いしプラ容器入りタイ製カップ麺、通称「青の器」召喚、
此処は欧州大陸スペインなれば、紅茶を嗜む習慣あらざりて、然れば大英帝国の如く電気ケトルもあらざるは当然、然れば洗面台の湯にて麺を戻し、本日贖いしレタスも投入、自家製ハバネロオイルも施せば、斯くしてタイ風ラーメン食し、欧州ツアーに於けるマストアイテム「青の器」蓋付きポリ丼確保せり。
NANI君も購入されし謎ブランド「YATEKOMO」製カップ焼そば食されれば、自家製大蒜醤油にオリーブオイル充填され「大蒜醤油オイル」とすれば、大いに重宝し得る万能調味油へと転生されにけり。
斯くして欧州大陸上陸第1夜たるMadridの夜は更け行きし。
先行されるNANI君ブログに於ける、同日記事はこちら、是非にも御併読頂きたし。