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Channel: 大ぼら一代番外地
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Bologna

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日本を出発し4週目へ突入すれば、明日香村も、稲穂黄金色に光る時節を迎えにけりと、明日香村観光情報サイトよりの案内にて知る次第。果たして明日香の深山は、そろそろ晩秋へ差し掛からんと思われれば、ex.居候猫ロイドも人間ならば五十路にして無事息災なるや。

 

 

午前7時起床。既にNANI君が、電気ケトルにて何やら調理中と御見受けすれば、

 

 

昨夜の晩飯たりしピザ残党を耐熱パックにぶち込み、それを電気ケトルにて煮沸、然ればチーズまでとろとろは当然、電子レンジ宜しく温め直し得し。いやはや電気ケトルの新たな可能性、電子レンジの代用も可とは、素晴らしきかな電気ケトルライフ。

 

 

漸く日の出を迎えんとすれば、高台に建つホテル故、遥かに水平線を伺い得る絶景かな。

 

 

テレビにて「おはよう! スパンク」絶賛放送中、懐かしさに打ち震えれど、本日放送分のエンディングが、海辺にて、準主役篠田君が、何処ぞの姉ちゃんに頭を掴まれ、海中へ顔面押し込まれ、リンチの如きに処されし次第、果たして如何なストーリーたりしか、そもそもスパンク自体キャラを知る程度にして、況してイタリア語発声なれば全く不明、片や主役スパンクは、能天気な笑い声発するのみ。

 

 

軽妙な音楽に乗せて、何やら見覚えあるシーンが続けば、何と「ベルサイユのばら」始まれど、オリジナル版たる日本語バージョンと、テーマソングの曲調余りにも異なれば、タイトルバックの感動的シーンすら滑稽に見え来る有様、斯くも思えば、日本版サントラの完成度の高さ恐るべし。因みにタイトルは「Lady Oscal」なり。イタリア人がフランス革命前夜を舞台にせし日本製アニメを鑑賞するとは、中国の「三国志」なんぞ基にせしフランス版アニメを日本にて鑑賞するが如しか。

 

 

更に続けて「セーラームーン」へと流れるや、日本の少女向けアニメ3本立て状態、いやはや日本のアニメの世界進出ぶり、正に日本が誇る文化たるべし。

 

 

「セーラームーン」鑑賞しつつ、昨夜の「茹でマテ貝」茹で汁リサイクルすべく、米共々耐熱パックへぶち込み、

 

 

電気ケトルへ投入せん。蓋に挟み留めれば、底の電熱ヒーターへ直接触れぬ配慮も必須なり。

 

 

蓋を閉じる故、普通に沸騰するや電源オフとなれど、其の儘放置、10分程寝かせし後、再び沸騰させ亦放置、このプロセスを3、4度程繰り返せば、愈々「マテ貝飯」見事炊き上がりし。

 

 

沸騰放置を繰り返す間、時折「天地返し」施し、炊きムラ防止せんとすべし。

 

 

続けてマテ貝を、今回は茹でるにあらざりて、酒やワインあらざれば些少のビール共々、耐熱パックにぶち込み、電気ケトルにてビール蒸しとせん。

 

 

是亦蓋に耐熱パックの端を挟み留め、底の電熱ヒーターに触れぬ心配り忘れるべからず。斯くして沸かせば、

 

 

見事「マテ貝ビール蒸し」完成、

 

 

いざ食らえば、昨夜の如く身も締まり過ぎず、正に絶妙の蒸し上がりぶり、これは昇天級の美味さにして、電気ケトルより施される至福の奇跡のひとつならん。

 

 

耐熱パック内に残るマテ貝の旨味込められる蒸し汁をリサイクルせんとすれば、日本より携行する即席しじみ汁とカットわかめ召喚、蒸し汁に湯を差し、それらもぶち込むや「絶品リサイクル貝汁」完成、いざ啜れば激烈に美味とは云わずもがな。

 

 

炊き上がりし「マテ貝飯」に茹でし白菜似キャベツとトマトも添え、自家製ハバネネロオイル垂らせば、道中弁当「マテ貝飯+マテ貝のビール蒸し」完成せり。

 

 

電気ケトルにて湯を沸かす際、生玉子をぶち込み沸かせば、瞬殺にて「茹で玉子」完成、直ぐに取り出せば半熟、暫し放置すれば固茹でへと変遷辿る次第。

 

 

今日も素晴らしき大快晴、チェックアウトし出発せんとすれば、

 

 

ホテルの御主人より、コーヒー進められ、而して共に記念撮影せり。壁には当ホテルへ投宿されし有名人の方々と御主人との記念写真が、所狭しと貼られれば、我々の写真もその末席に加えて下さるとの事、光栄至極かな。

 

 

ツアー当初より風邪拗らし芳しからぬ東君、同様に咳が止まらぬNANI君、御両名が薬局へ赴かんとすれば、Savona市街へ繰り出せり。

 

 

 

 

いざBologna目指し出発。みつるちゃんの爽やかな笑顔、日々「ミツコ☆タバタ」として美を追求線とされればこそか、その美肌ぶりにも磨き掛かりし。

 

 

道すがら立寄りしドライヴイン内売店にて、イタリアなればこそか、ピノッキオチョコ、この余りに安易なアイデアこそ、定番と化すべきポテンシャル感ぜざるを得じ。

 

 

ドライブインに隣接するトラック用品専門店にて、五右衛門ステッカー発見せり。

 

 

物陰にてスマホ片手にするうっちーを盗撮せり。果たして愛妻へのラヴメールか、扨亦邪な企て画策中なるかなんぞ知る由もなし。

 

 

道中弁当「マテ貝飯+マテ貝のビール蒸し」食らえば、海鮮風味芳しくして、大いに美味。更に昨日の晩飯たりし「キビナゴと烏賊フライ」残党召喚、マテ貝飯へON! 烏賊風味加わり一層美味かな。

 

 

Bologna到着、ホテルへチェックインするや、イタリアに於けるオルガナイザーにして、自主レーベルOff Set主宰されるChristianが迎えに来れば、彼に連れられ私はラジオ番組出演の為、ラジオ局Radio Città del Capoへ。生放送番組への出演なれど、Christianが途中道に迷われれば、その苛立ち半端ならず、そもそもイタリア人の運転マナーの悪さとは有名なれど、本人も「Moto」と曰く、正にアクション映画に於けるカーチェイス宛らの運転ぶり、然れど最後は車を捨て徒歩にて向かえば、何とか番組終了15分前に到着、其の儘スタジオ直行、僅かばかりの説明を受けるや、ヘッドホン手渡され本番へと至れり。

 

 

ラジオ出演も無事終われば、Christianと共に、今宵の会場Locomotiv Clubへ。

 

 

他のメンバー到着を待つ間、界隈散策すれば、果たしてアンドロメダ行き銀河鉄道たらん汽車発見。

 

 

漸く他のメンバーも到着すれど、サウンドチェックまで時間余せば、Mrganに誘われ、裏手に佇む典型的イタリアン・プロレタリアート・バルへ繰り出すや、

 

 

在伊中国人の家族が営まれ、私が「Sambuca cn la mosca」所望すれば、Morgaanとうっちーも追従され、

 

 

斯くして呷るや、その強力な効き目に御両人共唸られし。

 

 

そもそもイタリアン・リカーには、そこそこ精通する私なれば、この味わい他にては叶わずして、これぞ極私的イタリアの醍醐味なり。

 

 

会場へ帰還すれば、研究熱心にして日々化粧上達される「ミツルコ」さんメイク中之圖。

 

 

サウンドチェックも済ませれば、

 

 

楽屋にピザ3枚が、ケータリングとして並べられし。折角なれば2切れ頂けば、バジル風味芳しく美味。然れどこれは飽くまでケータリングにして、1時間後には晩飯と伺い知ればこそ、況してイタリア料理とは私の消化器系なんぞ常々一撃粉砕、その凶暴さ図り知れぬ超重量級料理と知ればこそ、イタリアの美食満喫すべく、ここは食い控えるが常識たらん。

 

 

皆様スマホ片手に画策暗躍中とは、正に21世紀のツアー風景なり。

 

 

 

而して晩飯と相成り、会場内食堂へ赴くや、卓上に配膳されしは、私が忌み嫌うショートパスタの類いにして、チーズとトマトソースが詰められし代物、然れば中身のみ食し「パスタは器」とばかり、廃棄とさせて頂く次第。

 

 

我々概ねショートパスタの類い苦手とすれば、皆して渋々食らえども、そもそも自宅にてすらショートパスタを調理食される程パスタ好きなるみつるちゃんこと、ミツコ様なれば、彼元い彼女のみ大いに堪能されし御様子か。

 

 

扨、前菜たるパスタに轟沈せられれば、主菜こそとの思い、先ずは見事に粉砕される見て呉れの一品配膳され、うっちー情報にては「ミートボール」なりけれど、一口食らうや「なんじゃこりゃ!オエー!?ç©˙†¨ˆø∆∆∫©ƒç∂©ƒ˙©∆˙*+Æ˚∆˜¬Øˇ∏˚µ…¬≤…¬˚∆ ≤µ˜∫˙∆˚¬πøˆª•¶®∂©˙∆˚µ˜∫ƒß∂´ßΩ≈©˙∆˚¬˚«æ…πø“≥≤µ˜∫√ƒ≈ç√∫˜µ≤˚∆≤µ˜∫√ ˜µ≤≥……………」ナイフにて切らんとすれば、土団子の如くバラバラと崩壊、扨は忌まわしきベジタリアンメニューならん。然ればうっちー曰く「そう云えばベジミートボールって云うてました」ベジタリアンならばベジタリアンらしく、野菜が野菜たるべき野菜料理を追求せえ、似非肉食らいてベジタリアンとは片腹痛いわ、あほんだら。怒髪天を突けば、糞ベジ団子をフォークにて粉砕、添えられしサラダは塩っぱ過ぎにて食し得るレベルにあらざれば一発廃棄処分。東君やNANI君も廃棄されにけりと伺えば当然至極、そもそも何で欧州美食天国地域の一角たるイタリアに於いて、斯くも糞不味き代物食わねばならぬや、イタリア人に云わせれば、北イタリアに美食なし、美食を求むるならば南イタリアへ赴くべしとは重々承知之助なれど、許すまじきは似非肉食らわんとする糞ベジ畜生共にして、おんどれ等が勝手に食うてる分には一向に構わねども、こちとらまでトバッチリ食らうは御免被る次第にして、他人への迷惑考えろ云うねん、この草食人共が。

 

 

本日のミツコ社長之圖。

 

 

今宵も90分フルセットを披露、ミツコ様の妖艶パフォーマンス炸裂せんとされれど、昨夜のダメージ引き摺られしか、此処に来て些か不調不発気味、頑張れミツコ!スポ根隆盛たりし70年代漫画の如しか、ミツコ様がこの逆境乗り越えネクストステージへ達せられるよう、而して遂には夢のグラムロックスターとして開花開眼される日まで、皆して是非にも応援せんとするものなり。然りとて怒涛の爆音にてホタえ捲れば、今宵も盛況にて幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

昨日、Christianより「プロジェクションを行うスタッフは居るのか」とメール受ければ「No」と回答せし経緯あれば、サウンドチェック時よりCHristianがパソコン接続し、何やらステージ後方へ投影せんとされれば、凡そハイパーなるビデオプロジェクションなんぞ投影されるかと思えば、何と今宵の情宣用画像を投影されしに留まり、演奏中幾度も目に入れば、思わず苦笑せられし始末とは、是亦御愛嬌かな。

 

終演後、撤収作業に勤しまれるMorgn、このタンクトップは御気に入りらしく、何と同じ物を3着所有と伺いし。

 

 

撤収作業も完了すれば、バーテンダーに勧められる儘、グラッパに始まり御当地アマーロ各種呷り捲りし次第。

 

 

強烈なイタリアンリカーの応酬に、NANI君は御機嫌至極にして「ミツルコ」さんと熱き抱擁交わされれば、

 

 

愛しのNANI君に抱き締められ、最早幸せ絶頂を迎えんとされる「ミツルコ」さん。然れど後日、NANI君曰く「記憶薄いんですけど…」果たして禁断過ぎなる「ミツルコ」さんの愛が、報われる日は訪れるのやら、斯くして「ミツルコとNANI 愛の漣劇場」次回へつづく。

 

 

ボスたる貫禄漂わせる Christianと、新彼女と思しき美女との2ショット之圖。

 

 

真面目にしてナイスガイなるMorganは、カウンター隅にて、ミツコ様のブーツ修繕に勤しまれる次第。

 

 

投宿先たるホテルへ。私とNANI君の2人して、自室にてプチ打上げに興ずれば、NANI君大好きなる「ミツルコ」さんと「天下御免の御調子者」ことうっちーの2人が襲来参戦。

 

 

晩飯を拒否廃棄すれば大いに空腹、然れば電気ケトルを以て、瞬殺夜食クッキングに興じんとす。白菜似キャベツを敷きスパゲッティーと玉葱1個をぶち込み、蓋解放作戦を以て沸かせば、何故か沸騰後にスイッチオフとなり、再度オンにせんとすれど何故か叶わず、昨夜NANI君の電気ケトルに於いても、同様の症状発症せし経緯もあれば、扨は壊れしかと憂慮もすれど、そもそも湯を沸かす為のケトルを酷使すればその可能性も無きにしも非ずか。熱湯の中にスパゲッティー暫し放置すれば、取り敢えずは無事茹で上がり、此処へ蛸缶投下、更にカニかまも添えれば、仕上げに粉末出汁と自家製ハバネロオイルを以て味を整え、斯くして瞬殺クッキング「カニかまと蛸のスパゲッティー」食らえば、大いに美味。何が哀しくて、本場イタリアに於いて、夜中に電気ケトルを以てスパゲッティーなんぞ調理するや、そもそも晩飯が不味過ぎしが元凶なれば、許すまじきは似非肉食らう糞ベジ畜生共か。

 

 

常々ベッド上にて、ベッドカバーすら捲らず転寝する我々夜更かし組なれど、今宵は床にて轟沈されしNANI君なり。うっちーと飲み交わしつつ酩酊歓談すれば、斯くしてBolognaの夜は更け行きし。

 

 

NANI君ブログも絶賛並走更新されれば、是非に御併読頂きたし。

 

 

 

 


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