先日逝去されしジョン・ウェットン、既に引退されしビル・ブラッフォード(我々世代に馴染み深きこちらの呼称に拘れば、悪しからず)而してプログレ大国日本に於いては神格化されしロバート・フリップ、この3名に由る70年代クリムゾン最終作たりし「Red」なれど、この期に及び御老体三つ巴版リリースされにけり。
「グルグル祭り」連日盛況にて、今宵は3日目を迎えんとすれば、いざ京都へ。京都駅のエスカレーターは、右側を開ける所謂東京スタイルにして、関西なれど関西にあらず、これも観光客が多き為か、扨亦京都人は大阪嫌いなればこそか。然れど大阪より通勤通学される乗客にて犇く東海道線のエスカレーターのみ、特にラッシュ時は国際基準なる大阪スタイルと化せば、何ともややこしき限りかな。
京都はどうにも相性良からずして、そもそも元より好まざる場所なれば、京都駅にて既に気分優れぬ有様。「京都タワーは上げ底のインチキタワーやないけ!」心の中にて毎度乍らの文句垂れつつ市バス乗り場へ赴きし。
嘗て京都にも在住されし津山さんより「京都の市バスには乗ったらあかんで。絶対ムカつくから。」なんぞと予め御助言訓戒頂けど、ついつい乗車すれば、案の定大いに気分害する事件勃発、該当せしジジイに思わず罵詈雑言こそ浴びせれど、ホンマならどつき回したろかとさえ拳も握れば、今日日は些細な揉め事すら警察に通報される窮屈至極屁垂れな御時世、斯くもアホな理由にて警察の御厄介なんぞ御免被る次第、混み合う車内の乗客全員より仮令冷たき視線食らえども、それがなんぼのもんやんねんな。とは云え怒髪天を突く程に憤慨、おんどれ等、バス共々火ィ着けて燃やしたろか!第2次応仁の乱勃発で向こう100年戦火に晒されとけ!
怒り狂いつつも下車し歩き始めるや、いきなり津山さんと邂逅、思わずバス内の顛末話せば「せやから市バス乗るな云うたやろ。腹立つだけやねん。」これに懲りれば、京都の市バスなんぞ一生乗らぬと、ここに誓うものなり。
関西のバスとは、後方扉より乗車、而して前方扉より下車の際に運賃を払う仕組みなれば、そもそもこのシステムに問題多くして、帝都のバスの如く前方扉より乗車せし際に運賃を払い、後方扉より下車、斯くあるべし。田舎の路線バス同様、後方扉より乗車する際、整理券を取り、下車の際、整理券番号に沿う運賃を支払うならばいざ知らず、運賃一律なれば何故下車の際に支払うべきか。況して運転手が釣り銭を返却し得る帝都のバスの如きサービスもあらざれば、予め釣り銭不要たるべく額面通りの運賃を用意すべしとは、どんだけ高飛車な態度やねんな。今やICカードにて支払い可能なるが、せめてもの救いと知れ。
斯くして怒り心頭なる儘、今宵の会場たる拾得へ到着せり。
「Manitatsu」サウンドチェック之圖。
サウンドチェックも終えれば、前打ちに興じんと、津山さんと2人して出撃すれど、如何せんここは京都、値打ちこき捲りし店が軒連ね、我々の如き一見さんなんぞ客とも思わぬ都式接客忌わしければ、ここは無難に「餃子の王将」急襲せんとすれど、津山さん曰く「儂等予約入れてへん一見さんやから門前払や、多分。」王将すら斯様な様なら、どないせえ云うねんな。
流石に王将に於ける一見さん御断りなんぞ杞憂に終わり、無事入店果たすや、日本酒呷りつつ「餃子+酢豚」アテに前打ちに興じし。久々に「酢豚」所望すれど、斯くも陳腐な代物たりしか、況してやパイナップルこそあらねどもジャガイモ入りとは是如何に。国内外問わず「酢豚」とは、何とも当たり外れのリスク大なる代物なるかな。
今宵も先鋒務めしは「Japanese New Music Festival Petit」なり。
「Acid Mothers Temple SWR」にて幕開け、
「Zoffy」へと続けば、今宵は所謂定番を披露、下の写真は馬頭琴演奏中なる私之圖。
間髪入れず「赤天」へ、而して「Zubi Zava X」にて〆。
次鋒務められしは「Manitatsu」今宵は1台のドラムセットにフロアタム1個追加せしセッティングにして、終演時刻は午後9時厳守たるべしなる都合上、些か端折り気味なればこそ一層濃厚な展開たりしか。
殿は「Acid Mothers Guru Guru」初期Guru Guruナンバーと即興を織り交ぜし毎度乍らの展開、これを以て今宵も盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
今宵「グルグル祭り」@拾得へ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
Mandogことマンちゃんとキクちゃん夫妻も顔出して下されば、キクちゃんと記念撮影、
更にはマンちゃんとの2ショット。ライヴ写真も含めキクちゃんのFacebook写真アルバムより無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
自家用車にて御来場下さりし方の御厚意に甘えさせて頂き、JR京都駅まで御送り頂けば感謝感激、どうも有り難う御座いました。斯くして大阪アジトへ早々に帰阪叶えば、愈々千秋楽@神戸Helluva Loungeを残す処なり。
扨、今宵はその千秋楽なる神戸公演、然ればHelluva Loungeにて御目に掛かります。
___________________________________
「マニ・ノイマイヤー来日20周年記念『グルグル祭り』」
ACID MOTHERS GURU GURU(Mani neumeier + 河端一 + 津山篤)
MANITATSU(Mani neumeier + 吉田達也)
JAPANESE NEW MUSIC FESTIVAL PETIT
(赤天, ZOFFY, ZUBI ZUVA X, ACIDMOTHERS TEMPLE SWR)
■ 3月10日(金)@神戸 Helluva Lounge (078-331-7732)
http://helluva.jp
open 18:30 / start 19:00
adv ¥2000 / door ¥2500
Guru Guruのドラム魔人Mani Neumeierの来日20周年を祝し、再びあの「グルグル祭り」が開催される!Mani本人に「これぞ本当のGuru Guruだ!」と言わしめる初期Guru Guruを彷彿させる「Acid Mothers Guru Guru」を筆頭に、Maniと吉田達也による壮絶ドラムデュオ「MANITATSU」そして吉田、津山、河端の3名による驚天動地抱腹絶倒世界最小フェスティバル「Japanese New Music Festival」の圧縮縮小版こと「Japanese New Music Festival Petit」の3セットを披露!76歳にして未だ全く衰えを見せないMani Neumeireのドラム魔人ぶり、見逃すなかれ!