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Channel: 大ぼら一代番外地
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Portland

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時差ぼけ乍ら規則正しく、今朝も午前5時起床。全39日間40発たる怒涛のツアーも、いつの日か終わりに到る筈なれば、愈々残す処3発までに至りし。然れば携行する備蓄食材も償却すべく、こちらも最終章へ突入せり。NANI君が云う処の「食材渋滞」勃発寸前とも思われる節あれば、これ以上の出し惜しみ一切不要にして、贅沢に全軍出動総力戦へ挑むものなり。

斯くして尖兵として召喚せしは、日本より持参せし必殺アイテム「お好み素材」それに伴うべき長芋、キャベツ、玉子なり。

 

 

必殺アイテム「お好み素材」には、揚げ玉、干し海老、青海苔、削り粉、紅生姜なる、お好み焼に必須たる「お好み五家宝連」封入されれば、

 

 

水屋より小麦粉少々失敬、おろせし長芋、粉末出汁、揚げ玉、干し海老、紅生姜、玉子、ザク切りキャベツと合わせ豪気に攪拌、

 

 

 

残されるとんかつ用肉を少々削ぎ、油敷きしフライパンへ投下するや、攪拌せしタネぶち込み焼けば、繋ぎの小麦粉少な過ぎしか表裏反転に苦戦せられれど、無事焼き上がるや、

 

 

この為に此処まで脾臓せし使い切りタイプとんかつソースと辛子マヨネーズ施し、青海苔、削り粉を投下、スパイス棚より七味も拝借、いざフュージョンアップ「粉物の力お借りします!お好み焼豚玉 ミラクルドリーマー」心底堪能せり。

 

 

いざオレゴン州はPortland目指し出発線とすれば、Barrettの野性味溢れるワイルドさにメロメロにして、別れを惜しみ過ぎるミツコさん之圖。

 

 

ドラマー同士、大いに通じ合われしBarrettとNANI君2ショット之圖。

 

 

弱き犬程よく吠える例えの如く、己れのワイルドさを無駄に誇示すべく虚勢張られるウルフ、真のワイルドな男Barrettは、その男気を以て斯様なウルフを立てて下されば、残念乍ら男の器違い過ぎしか。

 

 

斯くしてSeattleを後にすれば、愈々最終章たる西海岸ラウンド、只管南下するものなり。

 

 

道すがら立ち寄りしガソリンスタンドに、先達て「レタスラップド」なるバンズ無しハンバーガー販売されると知りし「Carl's Jr.」隣接すれば、道中弁当のおかず求むべく突撃、勿論その「レタスラップド」所望すれど、能く能く見れば、如何なるハンバーガーをも斯様なスタイルへ任意変更可なりけり。

 

 

扨、その「レタスラップド」なる代物、アンガス黒牛100%を売り文句されれど、案の定焼き過ぎの感否めずして、

 

 

流石その名に恥じぬ程に、惜し気もなくレタス使用されれば、Jackalopeにも御裾分けせり。

 

配給ごはんを以ておにぎり持参すれば、いざフュージョンアップ「シャキシャキなやつ頼みます!おにぎり大作戦レタスラップド アンガスブラック」食せり。

 

 

Portlandへ到着するや、我等がGodに導かれし先は、God曰く「Dream comes true...」例の巨大レコード屋「Cross Roads Music」なり。

 

 

厳選すれどあれこれ発掘叶えば、脳汁大噴出を以て恍惚状態「レコードハイ」へ到り散財せしとは云わずもがな。オリジナル・モノラル盤やらを眼前に、原盤原理主義者なる「煩悩の権化」ミツルに意識支配されしは不可避にして、怒涛の大散財ぶりを露呈、然れど辛うじて「美の求道者」として最終ライン死守されしミツコさん、この絶対絶命危機的局面に於いて、何とか「変なオッサン タバタチャン」の出現阻止に成功されし。

 

 

車窓よりアメリカの高架事情を観察考察、斯くも華奢な橋柱なんぞ、地震多発国日本に於いては到底許されざる代物にして、

 

 

建築中なる4階建ビルなんぞの御粗末な建築構造を臨みても、紛う事なく日本の免震構造等、耐震対策とは、或る意味世界未来遺産なんぞに認定すべきと思う次第。

 

 

何と白熊目撃せり。

 

 

今宵の会場たるMississippi Studioへ到着せり。

 

 

 

界隈散策すれば、瞑想される蛙に遭遇。

 

 

中古レコードも扱う「CD・Game Exchange」を軽く冷やかせり。

 

 

今月21日より、26年ぶりなる新シリーズ放送開始される「ツインピークス」そもそもその舞台はワシントン州はカナダ国境付近の田舎町にして、此処オレゴン州も関わりある土地なれば、電柱に貼られしボブのポスターに感無量、因みにこれは「Twin Peaks Dance Party」への御案内なり。

 

道行くトラックの荷台に、巨大毒蜘蛛が忍ばれしを目撃せり。

 

 

今宵は、会場に隣接するレストランバーの御品書きより、晩飯注文し得れば、仇敵ミツコさんとウルフの御両人、此処は仲睦まじくハンバーガー食される次第。

 

 

フレンチフライを何かに憑依されしが如く貪るミツコさんの姿に、飽くなき饕餮なる「煩悩の権化」ミツル出現の兆し伺えれば、我等がGodことJustin曰く「汝、女性ならばフレンチフライを食べ残すべし、而してそれを男が食らうが世の常と知れ。」「えっ?」

 

 

「これを御神託として今後一切旨とせよ。」「えっ…」「神に向かいて一切の口答え許すべからず。」「…判りました…」「判れば良いのだ、迷える子羊よ。然ればこのフレンチフライは貰って行くから、神に感謝の祈り捧げるべし。」「エイメン…」斯くしてミツコさんのフレンチフライは没収、居合わせしGave共々食されし次第。

 

 

斯くして晩飯に「ハンバーガー(チーズ抜き)+オニオンリング」所望せり。

 

 

挟まれしは、厚めにして案の定過剰加熱調理と思われるパティ、愛想程度のレタスと玉葱して、

 

 

「パンは器」なる食哲学を貫かんとする私なれば、おにぎり召喚、いざフュージョンアップ「開拓者の力お借りします!おにぎり大作戦クラシックバーガー ゲルハルトリング」食せり。

 

 

おにぎりとオニオンリング残党を以て、再び詰め直せば、これを以てリサイクルクッキング試みん。

 

 

片や器たるバンズは、廃棄処分に処せし。

 

 

先鋒務められし「Babylon」最近はインプロセッションも交える内容が定着、既存曲のみにては伝わらぬ彼等の魅力が、これにて見事披露されれば、連日素晴らしきウケ具合かな。欧米に於ける前座バンドよりの叩き上げシステムとは、そもそも来場客の殆どはメインバンドのみに興味あれば、前座バンド演奏時なんぞバーに居座られしが常、況してや未だ来場者多からぬ時間にて演奏開始なる憂き目もあれど、斯様な逆境を逆手に名を上げるバンドこそ、この修羅の道の勝組に相応しくして、彼等「Babylon」も今、正にその手にて扉開かれんとされる刹那なり。

 

 

今宵も90分セットを披露。ミツコさんのお色気パフォーマンスにやんやの大喝采、私のポケットピアノ機能せざれど、速やかに対応すれば然して問題なし、怒涛の疾走ぶりを以て摩滅上等玉砕覚悟にて走り切れば、大いに盛況にて幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日にカリフォルニア州はSan Francisco公演を控えれば、10時間の大移動を予定せり。今やPortlandの定宿となりし現代の魔女Kitty邸に投宿させて頂けば、疲労困憊満身創痍にして早々に轟沈せり。

 

 

斯くしてPortlandの夜は更け行きし。

 

並走更新中なるNANI君ブログも、是非に併せて御拝読頂きたし。


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