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Channel: 大ぼら一代番外地
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Lyon

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心地良き爆睡の果て、不覚にも寝過せしかと慌てて目覚めるや、午前3時半起床、毎度乍らの慢性時差ぼけぶりにて、僅か1時間睡眠とは、正に昼寝に等しからん。

就寝前に鑑賞せし出鱈目極まりなき赤穂浪士検証番組を思い出すや、ふと超B級カス映画たるハンス・クリストフ・ブルーメンベルグ監督作品「ベルリン忠臣蔵(原題:Der Sommer des Samurai)」にも匹敵せんやと、今更乍らあの番組が、無料動画サイトなんぞにて鑑賞叶わぬかと検索すれど、発見し得じ。ベルリン忠臣蔵ならば、予告編はこちらにて鑑賞叶う次第。

 

 

朝飯食らわんと、携帯電気調理器こと「ポコポコ」と、最後の1玉なるうどん召喚、何かと即席麺に添付されし乾燥葱も投下、粉末出汁を以ってつゆとすれば、これにて「素うどん」食せり。

 

 

ホテルの朝飯に赴くや、フランス然とせし有様にして「パン類+カプチーノ+オレンジジュース」所望せり。写真には写らねど、セルフにて茹で玉子拵えれば、それも頂戴せり。

 

 

道中弁当たる昼飯を所望すべく、界隈の中華料理屋を急襲、

 

 

焼飯+海老のオイスターソース炒めの如きを所望、午後にフライトを控えれば、液体たるハバネロソース残党投下、最早面倒なれば一気に攪拌、斯くして「海老混ぜ飯」と相成りし。

 

 

Brest空港まで御送り頂けば、無事チェックインも果たせり。搭乗ゲート界隈にフットボールゲーム台が設営されるも御国柄か。

 

 

午後13時15分発エールフランスLyon行きに搭乗、機内の狭さに軽く衝撃受けつつも、フランス国内フライトなれば然もありなん。

 

 

旧式iPodにて「ウルトラマンオーブ」セルフ再放送すれば、僅か1時間余の空の旅も恙無く終了、Lyon空港に到着せり。

 

 

上の写真に於いて、津山さんが携えるベースケースに違和感感ぜられし御仁は流石かな。ベースの丈が機内持ち込みに関し何とも微妙極まりなければ、無駄な面倒を回避すべく、セットネックタイプのベースを解体、斯くしてベースの丈が、私の携行するSteinburgerとほぼ同じまでに短縮せられれば、機内持ち込みに関し一切御構いなしと知れ。これも長きに渡るAMT海外ツアー生活に於いて生まれし、生活の知恵なり。

 

今宵の会場Grrrnd Zeroへ到着。

 

 

ポスターを能く能く眺めむるや、イソギンチャク男、脳味噌仮面、謎の化物男、各々に我々の名前が充てがわれ、

 

 

更にはこちらが「Ruins Alone」

 

 

ゾフィーならぬウルトラマン80なれど、ウルトラマンと怪獣の1人+1匹を以って「Zoffy」

 

 

こちらの怪獣3匹を以って「Zubi Zuva X」

 

 

このイソギンチャク男+脳味噌仮面を以って「赤天」

 

 

脳味噌仮面+化物男+大髑髏を以って「サイケ奉行」

 

 

こちら連獅子の片割が「河端一 solo」

 

 

もう一方が「津山篤 solo」

 

 

サードアイ抱くピラミッドが「Acid Mothers Temple SWR」なり。如何にもなフレンチ・アンダーグラウンド風なれど、その秀逸なデザインセンスに思わず脱帽。

 

 

晩飯はケータリングにして、スタッフの手料理とは、この手のスクワット系ライヴ会場に於いては定番なり。況してや九分九厘ベジタリアン料理たるべしとは、云わずもがな。

 

 

「セルフ・ベジバーガー」なりけりて、手前の団子の如きが調理前のパティ、奥が焼かれし後のパティ、その他トッピングにトマト、スライスオニオン、レタス用意されれば、手焼きバンズ並べられれど、

 

 

「パンは器」なるを旨とする私は、バンズ拒否させて頂き、レタスラップ方式採用せん。パティが、所謂ベジタリアン用贋肉にあらず、豆、玉蜀黍、人参等、野菜あれこれを加熱調理し粗めに潰し混ぜ合わせ練り上げし代物にして、下衆極まりなき贋肉なんぞより余程美味なり。「バンズ抜きベジバーガー・レタスラップ+サラダ」食せば、案の定何ともパンチ不足にして、道中弁当たりし「海老混ぜ飯」半分弱程残せば、終演後に食らわんとするは必至か。

 

 

界隈散策、巨大蒲公英の綿毛発見。

 

 

今宵は、この会場内に設営されしツアーバンド用宿泊施設へ投宿なれば、自室へ戻るや均かの爆睡。思わず開演に寝過せしかと慌てて目覚めるや、未だ開演1時間前なる午後8時過ぎ、窓の外を眺めし刹那「えっ!朝?」なんぞと思わず勘違いせし、是実は夕焼けなれど、何せ欧州は緯度高くして、況して夏至まで1ヶ月を切れば、是亦当然なり。

 

 

面白眼鏡装着されし吉田達也氏之圖。

 

 

今宵は会場側よりの御達しにて、2部制と相成れば、先ず第1部は「Acid Mothers Temple SWR」「赤天」「津山篤 solo」第1部の〆たる「河端一 solo」には御二方もゲスト乱入頂き、休憩時間の間に、ドラム修理に勤しまれるスタッフの皆様、結局タム3個を三角形に組み合わせ、それをガムテープにて結束されし。

 

 

第2部は「Ruins Alone」「Zoffy」「サイケ奉行」「Zubi Zuva X」怒涛の勢いにて走り切れば、今宵も大盛況にて幕。

下は、私がステージ上にて撮影せし写真なり。

「津山篤 solo」

 

 

然り気に参加される吉田達也氏之圖。

 

 

「赤天」

「大根おろし」に代わる新曲「人参」にて、ピーラーやおろし金ならぬ、チーズおろし器、即ち四面グレーターを以って挑まれし津山さん、人参をおろしつつ、ラッパの如きに駆使されれば、

 

 

時にはカウベルとしても使用、これはなかなかの優れ物ならん。

 

 

御約束なる「カメリンバ」に於ける記念撮影の一幕。

 

 

「Ruins Alone」

応急処置にて固定されしタム3個を、当然の如く難なく駆使されれど、三角形の頂点に位置するタムの御陰にて、前方に配置されるモニターが聴こえ辛しとは、何とも皮肉な結果かな。

 

 

 

終演後、道中弁当「海老混ぜ飯」残党に、ベジタリアンバーガー用パティ、サラダを合わせ、携行するマヨネーズ投下、是亦攪拌するや「海老サラダW混ぜ飯」食せり。

 


流石に海外ツアー生活が丸2ヶ月を越えれば、最早肉体的限界点に達せし実感ひしひしならぬぴりぴり、全身の細胞が慟哭すれば、果たして気力のみを以って残り5週間乗り切り得るや。死して屍拾う者なし。

 

斯くしてLyonの夜は更け行きし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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