流石に体力の限界点を迎えしか、矢鱈に惰眠貪る有様なれば、午前6時起床。ライヴ終演後も、多くの客にてバー賑わいしと知れば、宴の果ての朝ぼらけ、酔いどれ共は夢の中ならぬ便器の中。エイメン。
食堂へ赴くや、朝飯御用意下されど、
昨夜のベジタリアンバーガー用パティとオニオンスライスなんぞ残党召喚、昨日道中弁当贖いし中華料理屋にて序でに購入せしタイ製即席麺トムヤムクンラーメンも召喚、これらを以て「トムヤムベジラーメン」食せり。
冷蔵庫よりモッツァレラチーズ失敬されし吉田達也氏、十八番たる「モッツァレラ&トマト」拵えられ、先ずは激写タイムなり。
正に残飯ブレックワーストたらん究極のサイケデリック激不味料理「Atsushi's Psychedelic Breakfast」せめて赤ワイン添えられしは御愛嬌かな。
いざスイスはGenevaへ赴くべく、地下鉄乗り継ぎLyon Part-Dieu駅へ。奇しくも此処には数多の思い出ありて、イタリア行き夜行列車が停車すると信じ、CDG空港より到着すれば、実は全くの思い違いにて、結局雨の中、野宿する羽目となりし件りを始め、思い返すや苦笑失笑止まぬ有様、いやはや海外ツアー生活も概ね20年に至れば、珍道中たりしも数え切れぬは当然か。
道中弁当贖わんと、日本にて呼ぶ処の駅弁屋へ赴くや、見るからに不味そうなサンドウィッチやサラダを始め、カレーや中華焼そば等、全く食指伸びぬ代物ばかりなれど、
然ればと此処は「ハンバーガー」所望、吉田氏より醤油御裾分け頂けば、懐かしき醤油Whopper宜しく「醤油バーガー」食せり。因みに「醤油Whopper」は、吉田達也氏こそが発案者にして開祖なり。
在来線にてGeneva目指せば、2時間余の列車の旅なり。
Geneva到着。
毎度御馴染み駅前のホテルにチェックイン果たせば、今回は最上階たる9階にして、絶景かな。
エレベーターホールを覗き込めば、是亦なかなかの眺望ならん。因みにこの時計台は世界最大なりけりて、ギネスブックにも掲載される一品なり。
界隈を散策すれば、スフィンクスに遭遇せり。
レ・マン湖のスノードーム発見、微妙過ぎる造形ぶりかな。
斯くしてレ・マン湖を臨む。
最早夏の如き暑さなれば、露出多めな美女達が往来闊歩される次第。
余りにセクシー過ぎにして、然り気に撮影せんとするも躊躇される程なれば、此処はイメージ画像にて御茶を濁させて頂く次第、悪しからず。
道すがら発見せし日本食レストランの入口なり。
ふと気付けば、白昼なれど随分香ばしき地区へ迷い込みしか、ケバケバしき弩派手なメイク施されしダイナマイト級売春婦達より、均かのウインク集中砲火を浴び、正に泡食うて退散せり。俺みたいな貧乏人なんぞ絶対客にならへんって分かるやろ。下はイメージ画像なれば悪しからず。
アジア食材屋を発見、備蓄食料あれこれ贖い、ホテルへ帰還せり。
ホテルのエレベーターホールよりレ・マン湖臨むや、虹も掛かりしか。
アジア食材屋にて贖いしは、中国製即席麺各種、白菜、唐辛子、鯖缶、鯰缶。これにて当面の備蓄食材は問題あらざらん。
今宵の会場Cave 12へ到着。
サウンドチェックも速やかに終了。ツアー序盤に比べ、随分シンプルなセッティングへ変貌せしは、毎度の事か。結局あれこれ持参すれど、最終的には必須たる以外は淘汰され行く運命なり。
こちら「赤天」用小物ならぬ「楽器」の数々。
今宵の晩飯はケータリングにして、日本食をイメージされにけりとの事なれば「ごはん+焼肉+厚揚げ+アスパラ炒め+大根達のサラダ」食せり。ごはんの炊き具合こそ微妙なれど、おかず群は十分に美味、焼肉は大いに美味。
今宵は「Acid Mothers Temple SWR」「河端一 solo」「赤天」「津山篤 solo」「Ruins Alone」「Zoffy」「サイケ奉行」「Zubi Zuva X」怒涛の勢いにて走り切れば、アンコールを以て大団円にて幕。
下は、私がステージ上にて撮影せし写真なり。
「赤天」
「津山篤 solo」
「Ruins Alone」
終演後、バーカウンターに宿り、パスティス呷りし。
投宿先たるホテルへ、徒歩にて帰還せんとするや、流石は週末の夜、セクシーな出で立ちなる美女達が、あちこちへ繰り出される次第。
下の画像群は、イメージ写真なれば、悪しからず。
斯くしてGenevaの夜は更け行きし。