午前7時起床、流石に5週間を経れば、皆様大いに御疲れの御様子も当然、只管爆睡されるのみ。
朝飯を拵えんとすれば、先日Justin宅にて発掘されし、昨年より置き去りにせしエスカルゴ水煮缶を召喚、
賞味期限は2012年9月9日と記されれど、そもそも缶詰とは保存食品にして、況して消費期限にあらねば、何をか云わんや。
Dinaより、農家直送生みたて玉子を差し入れて頂けば、
このエスカルゴを以て、親子丼どころか他人丼ならぬ他類丼(鳥類+腹足類)を拵えんと思い立ち、
ヤマサ昆布つゆ+エスカルゴ煮汁を煮立て、玉葱を投下、玉葱がしんなりすれば、エスカルゴ缶半分を投下、
溶き玉子をぶち込むや、御飯にON! 刻み葱施せば、これにて豪華エスカルゴを以てインプロクッキング「他類丼」完成せり。付け合わせは、御馴染み「ワカメと干しえのきの味噌汁」なり。エスカルゴは水煮なれば、あの特有の食感堪能するには及ばねど、満更にあらずして、何より和風出汁の味わい久しぶりなれば、それを以ても大いに美味ならん。
道中弁当を拵えれば、一見パクチーの森に、昨夜のタコスに別添えられしサルサを投下せしが如くなれど、
パクチーの森の下には、自家製ハバネロオイルを施されし人参しりしりが潜み、
そのまた下層には、エスカルゴ缶の残り半分を、玉葱共々、トムヤムクンの素と花椒にて煮たてし代物、更に湯引きせしレタスが潜めば、
片や縮緬山椒御飯も潜む次第。
斯くしておかず部分を撹拌すれば、これにてインプロクッキング「パクチー満載エスカルゴの東南アジア風煮縮緬山椒御飯弁当」完成せり。
Johnがコーヒーを差し入れて下されば、何と箱ワインならぬ箱コーヒー、流石はアメリカかな。
屋上にて、John&Dina夫妻と記念撮影。
斯くして一路Los Angelesへ向け出発せんとすれば、果たしてこれは何のメッセージなるや。
連日のスパークと疲労にて、既に自我崩壊寸前ならんみつるちゃんは、最早煩悩の赴く儘、スナック菓子を貪り捲られし有様。
ガソリンスタンド内売店にて、漢の料理家中谷君への土産にせんと、Fire Crackerなるピクルド・ソーセージを購入、
この毒々しき代物、是非とも十八番たる非加熱にてごはんへON! して頂かん。
さて先の「パクチー満載エスカルゴの東南アジア風煮縮緬山椒御飯弁当」に、茹で玉子を添え食らえば、パクチーとトムヤムクンの素の相性芳しきは当然、花椒の刺激と縮緬山椒の似て非なる味わいも、これまた新たな味の共鳴を生み出せば、自家製ハバネロオイルを以ての人参しりしりが、この複雑怪奇な代物の一脇役たるべく具材のひとつに化身せしを以て、エスカルゴすらもまた、具材のひとつとして融合を果たし、これは正に味の大団円、大いに美味なるかな。
欧米にて御目に掛かる玉子とは、黄身がレモンイエローにて味も希薄なれど、この玉子は珍しくもなかなか濃厚、大いに美味なり。
カリフォルニアの青い空の下、地平線へ向け真直ぐに伸びるルート66を、只管爆走するのみ。
Los Angelesへ到着するや、当然の如くAmoeba Music Hollywood店へ直行、今回の北米ツアー最後たるレコードハンティングを堪能せり。
今宵の会場The Satellite到着。MOTHERSの「S」欠落のみならず「R」の髭が剥がれ落ちしは御愛嬌。
今宵先鋒を務めて下さりしは、何やらローカルバンドなれど、MaquiladoraのBruceとEricが訪ねて下されば、バーにて歓談せし故、殆ど観ず終いにて悪しからず。
店内テレビモニターにて、月間スケジュールが告知されれば、我々の画面は斯くの如し。
次鋒を務めて下さりしTjutjuna、今宵も愈々大熱演。
愈々残す処2発なれど、最早右肘も左腕も悲鳴を上げ続ける有様、バーにてAbsintheを発見、今宵も完全燃焼せんとすればこそ、此処は景気付けに1杯呷らんとす。
今宵も大爆音にてほたえ捲れば、右大腿部の肉離れが愈々重症化せし兄ぃ、鬼の形相を以て、尋常ならぬ狂気のドラミング炸裂、何せ私や津山さんの爆裂速弾きすらも霞むばかりか、然ればその狂気に当てられしか、こちらもギター粉砕を以て応酬、而して兄ぃのスネア粉砕を以て幕。下のライヴ写真は、ネット上にて拾遺せい物なれば、無断借用転載させて頂きし。悪しからず。
粉砕せしギターボディー確保されし御仁が、その写真をfacebookにアップされしを発見、此処に無断借用転載させて頂く次第。
今宵の投宿先たるBruce宅へ伺えば、毎度の如く焼酎やら麦茶やらアテやら用意下さり感謝感激、何とも有り難き限りかな。MaquiladoraのEricやOGOD (Over-Gain Optimal Death) のJassoも顔連ねれば、いざ打ち上がらん。
冷奴の他、況して今年はBruceオリジナルレシピ「蓮根と大葉の酢漬け」も添えられれば、これが和風にもあらずして、何とも不思議な味わいなれど大いに美味、
BruceとEric。
打ち上げパーティーの写真あれこれ、みつるちゃんのfacebook写真アルバムより無断借用転載させて頂きし、悪しからず。
Bruce特製の「ビーフカレー」登場するや、
みつるちゃん堪らず絶叫「美味いっ!」
焼酎も全て空となれば、挙げ句禁断のテキーラを呷られしみつるちゃん、翌日は日がな二日酔いにて絶不調大轟沈されれど、斯くなる先の惨状なんぞ、勿論未だ知る由も無し。
結局Bruceと午前4時半まで、日本酒なんぞ飲み明かせば、Los Angelesの夜は更け行きし。
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Los Angeles
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