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Channel: 大ぼら一代番外地
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Wellington(南半球までの遠き道程編)

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午前5時起床。本日は、AMT宗家オセアニア・ツアーへ出撃にて、先ずはニュージーランドはWellingtonへ向かう予定。ニュージーランドを訪れるは、人生初にして、先住民マオリ族が地球外生命体とコンタクトせしは明らかなれば、是非にも何かしら地球外生命体入植の痕跡なんぞ発見したき限りかな。

 

 

大阪アジトを出発、いざ関空へ赴かん。関空特急「はるか」車内にて、駅構内売店にて贖いし駅弁「とんかつ弁当」堪能せし。残念乍ら早朝なれば、御用達なる新大阪駅構内「とんかつKYK」未だ開店前にして「ヘレとんかつ弁当」贖えねばこそ。

 

 

関空到着、無事チェックインも果たせば、キャセイパシフィック航空午前10時発香港行きに搭乗せり。

 

 

機内食にて「カツ丼」食せり。

 

 

空の旅の愉しみたる、ハリウッド娯楽大作鑑賞を全うせんと、先ずは

ジェームズ・ガン監督作品「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題:Guardians of the Galaxy)」鑑賞せり。「マーベル・コミック」の実写映画にて共有される同一世界観「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズ第10作品目なり。昨日のLondonよりの帰路にて、シリーズ2作目たる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を、順序逆にて先に鑑賞すれば、是にて漸く話が全て繋がりし次第。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」結成へ至るエピソードにして、主役のみどころか脇役も含め各キャラの際立ちぶりも秀逸、亦しても「マーベル・シネマティック・ユニバース」が誇る素晴らしき人気シリーズとなるは明白ならん。

 

2本目に鑑賞せしが何たるか、実はこの後、この日の移動が長過ぎな1日と化せしを以て、不覚にも失念すれば、悪しからず。我乍ら、己れの記憶力の無さに呆れるばかりかな。

 

約4時間のフライトにて香港へ到着。

 

 

次のニュージーランドはAuckland行きへの搭乗まで、概ね6時間余せば、今朝出発せし際、駅構内コンビニにて贖いし「おにぎりセット」召喚、是を以て昼飯とせり。

 

 

待ち時間たる6時間を有効利用すべく、物販商品用CDR製作なんぞにも勤しみし後、旧型iPodにて「ウルトラセブン」なんぞ鑑賞せり。

 

 

ニュージーランド航空午後7時10分発Auckland行きに搭乗すれど、一向に離陸の気配あらねば、何やらコンピュータートラブル云々にて出発の遅延アナウンス繰り返されし挙句、遂には「カラオケマシーンも用意しますので、希望者は歌って下さい」なんぞと冗句まで告げられし次第。

 

そもそも搭乗するや、即モニター画面にて映画鑑賞開始する私なれば、この便の1本目にて本日3本目は、マット・リーヴス監督作品「猿の惑星: 新世紀(原題:Dawn of the Planet of the Apes)」鑑賞せり。オリジナル版「猿の惑星」シリーズのリブート作品「猿の惑星: 創世記」続編にして、今秋公開予定なる「猿の惑星: 聖戦記」を以てリブート版3部作完結せんと知れば、更にはオリジナル版「猿の惑星」へ繋がる展開との噂、然ればこそこの機に再鑑賞せんと思いし次第。前回鑑賞せし際のブログ記事はこちら

 

未だ離陸不可なれば「只今からドリンクサービス及び機内食の配膳始めます」とのアナウンスありて、均かの離陸を前に機内食配膳開始されし。是を以て、更に向こう2時間は離陸不可と確信せり。

 

 

「牛肉オイスターソース炒め+ごはん+ライスサラダ」食せり。

 

 

相変わらず全く目処も立たぬ離陸を待つ儘に、既にこの便の2本目にて本日4本目、ジェームズ・ガン監督作品「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス(原題:Guardians of the Galaxy Vol.2」再鑑賞せり。先程第1作目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」鑑賞せし直後なれば、先日初鑑賞せし際に比べ、一層堪能し得し次第。

 

果たして今宵中に離陸し得るや、扨亦キャンセルと化し、明日の便へ振り替えられんや、時折入るアナウンスに耳傾けれど、オセアニア訛りの英語に親しみあらねば、聞き取りに大層往生せられし。明日の便へ振り替えとなれば、ツアー初日たるWellington公演に間に合わぬは必至、既に到着済みなる先発隊4名を以て演奏して頂く他に術もなし。こればかりは己れの努力にて解決し得る問題にあらねば「なるようにしかならへん」と、能天気に映画鑑賞に興ずるのみ。

而して映画鑑賞中、概ね6時間遅れにて遂に離陸せり。

 

この便の3本目にて本日5本目には、デビッド・エアー監督作品「スーサイド・スクワッド(原題:Suicide Squad)」鑑賞せり。「マーベル・シネマティック・ユニバース」の世界的大成功に対抗すべく、DCコミックスが刊行する「スーサイド・スクワッド」実写作品にして、マーベルコミックに於ける「アヴェンジャーズ」「Xメン」等に対抗せんと、DCコミックス所属スーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の実写映画化を目指し、同一の世界を舞台にした作品群として扱う「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ第3作品目なり。仮令登場人物が膨大と相成れど、各キャラの描き分け演出が見事なるマーベル側に対し、スーパーマンとバットマンたる2大スターを除けば、本作品に主演する各キャラなんぞ、残念乍らそのキャラ設定が実に中途半端、そもそも「極悪人が極悪人に制裁を与える」とは、私の世代に於いて、旧くは「ワイルドセブン」「男組」なんぞ彷彿せらるる次第なれど、極悪人なればこその過激なキャラ設定すら許され得るべきにして、然れば一層魅力的キャラを生み出すべしと知れ。そもそも狙撃の名手なんぞ筆頭に特殊技能を誇る「人間」と、超能力を駆使し得る「魔女」「メタヒューマン」なんぞが、対等以上に凌ぎ削り合う事自体、些か無理を感ぜざるを得じ。然れどそもそもDCコミックの2大ヒーローことスーパーマンとバットマンとは、超人的宇宙人と大富豪な人間なる様にして、これこそがDCコミックたる所以ならんや。

 

然ればこの便の4本目にて本日6本目には、折角なればと「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ第2作品目たる、ザック・スナイダー監督作品「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(原題:Batman vs Superman: Dawn of Justice)」再鑑賞せり。前回の鑑賞に際するブログ記事はこちら

 

この便の5本目にて本日7本目には、矢口史靖監督作品「サバイバルファミリー」鑑賞せり。謎の世界同時停電を以て、文明社会より放り出されし某典型的現代家族の、脱帝都鹿児島への逃避行サバイバル珍道中記コメディー作品。

自転車にて帝都脱出図らんとすれど、大阪への道が判らぬとはアホかこいつら、せめて国道1号線辿れば、嘗ての東海道故に自ずから大阪へ至る云うねん。兎に角シナリオが主役家族のみを描けばこそ、全く以てその舞台背景は御粗末至極にして突っ込み所満載過ぎ、最早文句云う気も失せる程な御都合主義に終始、このシナリオ書いた奴ってホンマにアホやろ。多くの人が帝都より「停電地帯は関東のみ」と信ずれば「大阪以西は停電にあらず」との噂を信じ、停電地帯脱出図り関西目指されにけれど、何故か「帝都民の減少=日本中の人口激減」せしが如き描写、脱出当初こそその道程に未だ多くの避難民の姿見受けられれど、未だ神奈川県脱出すら果たす前に、ほぼ他の避難民なんぞ皆無と化すとは是如何に。況して実は日本中どころか世界中同時停電たれば、当然関西より帝都目指し東上されし人も多かりしとは想像に易く、東西よりの避難民の衝突点と起点に、その東西より齎されし情報は互いに錯綜して然るべし。大阪(通天閣の御膝下たる新世界)に到達せしを以て、大阪も停電と知るとは愚か過ぎにして、帝都民の多くは、食料も尽きれば何処ぞへ避散されれど、大阪府民は炊き出し行い得る食料を今も維持とは是如何に。帝都とて周囲には農産地や漁港を多く抱えれば、その条件は然して大差なしと思われればこそ。

最終目的地たる鹿児島を目指し関西をも越え、既に街道より外れ3日間も自転車にて走行すれど見渡す限り川に架橋されぬ岡山県界隈の田舎とはどれ程の人外魔境か。電車運行不可なればと、SL復活すれど、そもそもその石炭はどないしてんな、況してや現在JRに勤務される職員の方々が、果たして過酷な肉体労働たる石炭焚べなんぞ果たし得るや。

遂には2年数ヶ月間もの全世界大停電の間に、電気あらざりし江戸時代の如き生活へ回帰されしと御目出度き顛末を迎えれど、それは鹿児島下だりの地なればこそにして、実際には都市部脱出不可なる身の上の人多からんと思えば、そもそも電気を介さぬ第1次産業及び一部の第2次産業のみが、原始的方法論への回帰を以て継続し得ると思えど、既に斯様な伝統的技術の伝承途絶えて久しければ、工業製品製造なんぞほぼ不可、2年と数ヶ月の間に、荒廃は大いに進むと思えば、エンディングにての復旧せし世界の能天気な描写には、能天気極まりなき御目出度さのみが漂うばかり。昨今のテレビ会社主導邦画界が、糞映画ばかり量産される惨状、此処に亦ひとつ目の当たりにせり。

 

到着前に配膳されし機内食「スクランブルエッグ+ソーセージ+ハッシュポテト」食せり。

 

 

6時間の遅延にて、漸くニュージーランドはAuckland到着。香港空港にて搭乗せし以来、何と17時間もあの窮屈極まりなきシートに座らされ続ければ、ケツも腰も膝も痛い云うねん。

 

 

本来3時間の余裕を以て、国内線へ乗り継ぎ得る筈なれど、既に最終目的地Wellington到着時間すら過ぎれば、勿論乗り継ぎ果たし得じとは云わずもがな。機内にて離陸待たされし6時間に於いて、既に機内なればこそネット接続叶わずして、オルガナイザーJeffへ遅延の連絡も叶わねば、せめて一刻も早く連絡するべく、機内にてメール送信待機まで準備、Auckland空港到着するや、空港内無料Wi-Fiにてネット接続しメール送信、AMT宗家全員へもメッセージ送信、これにて入国審査と税関通過の間に、何らかの手立て講じて頂き得ると信ずるのみ。幸いにして、最終目的地Wellingtonは首都なれば、便数も多からんと思えば、今宵の開演時刻は午後10時半にして、未だ6時間程あれば、何とかステージに立ち得ると確信せり。

 

 

オルガナイザーJeffより、新たなWellington行きe-ticket届けば、重量級機材携え、いざ国内線ターミナルへ移動せん。然りとて国際線と国内線のターミナルは遥か彼方なれど、繋ぐは青空の下の遊歩道のみ、この牧歌的呑気さこそ南半球なればこそか。

 

 

ニュージーランド航空午後5時発Wellington行きに無事搭乗、1時間の空の旅を以て、無事Wellington到着。Jeffが迎えに来て下されば、先ずは今宵の会場San Franへ。大阪アジト出発以来、均か31時間要せし長旅も、是にて漸く終了せり。

私の到着に杞憂されしAMT宗家メンバーにも、温かく迎えられれば、矢張り4名にてライヴ行うシュミレーション立てられにけりて、残念乍らその御披露の機会は是にて失せし次第。奇しくも今回のツアーに関し、以前、先発隊たるミツルちゃんへ「もしも自分の到着が遅れたら4人で演奏しといて下さい」なんぞと冗談交じりにメールせし経緯あれど、予てより東君には「言霊力あるから変な事あんまり云わないように」と釘刺されし件りもあれば、いやはや今回も、もうちょいで洒落にならへんとこやったがな。

 

 

そもそも思い返えせば、4日前にLondon出発以来、睡眠時間僅かばかりにして、況して窮屈な席に拘束されし様たれば、流石に疲労困憊、幸いにも今宵の投宿先たるホテルが目と鼻の先なれば、少々失礼させて頂き暫し休息させて頂かん。

 

 

然れど疲労も極限に達すれば、全く以て覚醒状態にして睡魔は何処へ。シャワーを浴び、長旅の垢を落とせば、界隈のマレーシア料理屋にてマレーシア版海老チリこと「サンバル・ウダン」食せり。矢鱈にアジア料理屋、特に中国、ベトナム、マレーシア、タイ等の料理屋多ければ、矢張り同じ海を囲む場所柄なればこそか。

 

 

今宵、先鋒務めて下さりし「Orchestra of Spheres」80年代初頭の所謂「ニューウェイヴ」想起させるバンドにして、然れど1曲毎に想起せらるるバンド変われば、何やら深夜番組にて通販される「想い出の80年代ヒット集」の如しか。今回デジカメ忘れれば、ズーム機能等も搭載されぬ前時代的旧式iPod Touch内臓カメラにて撮影せし故、何とも遠景にて不鮮明な画像となれど、悪しからず。

 

 

今宵は90分のセットを披露せり。先達ての国内2都公演とは異なり、再び色鮮やかなウィッグ装着されしミツコ様、南半球初登場も、最近ジム通いされれば身のこなしも軽やかになられしか、妖艶パフォーマンも愈々炸裂、大いに盛り上がりし。私の要する2台のギターアンプの内、Marshall JCM-800が2曲目冒頭にして御陀仏御昇天されれど、怒涛の爆音ほたえっぷりにて、南十字星経由銀河鉄道片道切符の旅へ御案内、最後はギター絞首刑を以て、大いに盛況にて幕。

ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

終演後、JeffとOrchestra of Spheresの面々、AMT宗家若衆たるNANI君とWolf共々、界隈の中華料理屋にて打ち上げならぬ夜食会へ繰り出せば、道すがら元Deep Purpleのベーシスト&ヴォーカリストたりしグレン・ヒューズの公演ポスター発見せり。昨今再び精力的に活動されると伺えど、この写真は当時たる44年前の1枚なれば、これどないやねん。我々AMTも、時折古きメンバー写真がポスター等に使用され、思わず苦笑せられれど、流石に40余年前となれば、肝心の御本人の心境とは如何に。

 

 

ついぞ先程までは大層な賑わいたりし会場界隈なれど、深夜となるや軒並み家業終了にして、今尚営業中たるは僅かばかりなRえば、Jeff達御用達なりける中華料理屋にて、いざ夜食会開催せん。深夜家業される中華料理屋にも関わらず、如何せんアルコールの類販売されねば、自ずから夜食会と相成りし次第にして、酒を飲むには24時間困らぬ大阪を思えば、ニュージーランドの首都とは云え、なんちゅう屁垂れぶりやねんな。

明日の朝飯分も考慮し、ここは「焼飯+フィッシュフライ+チキンフライ」所望、店員のおばはんがケチらんとするを阻止しつつチリソース投下せり。

 

 

NANI君も私に続けと、この無謀にして無頼な男前セット所望されし。

 

 

片や高き女子力誇るWolf、仮令斯様なシチュエーションたれども女子弁然とせしを旨とされれば、これも東君曰く「線の細い男」ぶりなればこそか。

 

 

盟友にしてフィンランドのミニマル・メタルサイケバンド「Circle」のドラマーTomiの友人と仰せなるBek嬢、何故か軽石をNANI君へ御進呈。

 

 

皆して記念撮影。

 

 

Jeffの車にてホテルへ帰還すれど、御存知の通り「街角アナリスト」語るWolfは、烏滸がましくも「夜の街をパトロール」せんと、単身夜の帳に消え果てし。

 

斯くして長過ぎし1日も愈々終えんとすれば、Wellingtonの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログは、絶賛先行更新中にして、今回のオセアニア・ツアーへ赴かんとされる、而してWellington公演当日のと、2回に渡り此処までを異なる視点を以て綴られれば、是非に御併読頂きたし。

 

 

 

 

 


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