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Channel: 大ぼら一代番外地
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Melbourne「Overground – Festival in Supersense」

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昨日よりの眠れぬ夜を明かさんとすれば、昨日同様に地平線と並行する様にて垂れ込める雲に遮られ、地平線付近のみに朝日煌めしき。

 

 

朝飯食らわんとすれば、購入せし食材全て償却すべく、亦してもレタスをトッピングにするミーゴレン拵え、其処へ玉葱と鶏胸肉フライ刻み、バターにて炒め合わせしを玉子綴じとすれば、使い切り用ケチャップ2包と胡椒施し、斯くして「ミーゴレン+チキン炒り玉子」食せり。

 

 

気付けば晴天と化し、

 

 

然れば一昨日と同じくする、本日の会場たるArt Centre Melbourneへ到着。 今宵はフェスティバル内フェスティバルと銘打たれし「Overground – Festival in Supersense」なるインプロフェスにて、2セットにノミネートされし次第。

 

 

サウンドチェックも早々に済ませるや、NANI君と連れ立ちMelbourne市街散策せん。高々180余年の歴史しか有さぬ「世界で最も暮らしやすい都市」なれば、英ビクトリア王朝時代の建造物多く残れども、所詮は近代建築にして、歴史なき新大陸なればこその有り難さか。

 

 

レコード屋「Basement Discs」発見すれば突撃すれど、新品のみの扱いなれば収穫なし。今やアナログ盤コーナーが店内の9割を占拠する欧米レコード屋事情なれど、この店は未だCDコーナーが、店内の7割を占拠する様にして、これも南半球なればこそか。

 

 

 

矢鱈にSUSHI屋多ければ、大層な繁盛店「SUSHI HUB(寿司ハブ)」の店頭ショウケースに、何やら悍ましきSUSHI共ずらり並べられれば、

 

 

矢鱈にマヨネーズ施される様なんぞ、下衆極まりなし。

 

 

然りとて大いに空腹にして、興味半分もあれば、NANI君は「Jellyfish Inari(水母稲荷)」を、

 

 

私は「Octopus Salada Inari(蛸サラダ稲荷)」なんぞ所望、いざ食らえば、先ずは油揚げの極甘ぶりと、マヨネーズの味わいが、全く以て相性最悪、更に米が大粒にして硬めの炊き上がり、これと刻まれし蛸の食感との相性が、是亦最悪にして、久々に斯くも激不味き代物食せり。

 

 

そもそも激不味料理天国と称されし大英帝国の女王を元首とする君主国なればこそか、その激不味料理文化を色濃く継承されにけりて、然れど今や随分味覚意識改変されれば、激不味料理天国の汚名返上も間近なる大英帝国と異なり、こちらは更に独自の混血文化を以て、その激不味料理文化を愈々深められんとするか。

 

昼飯食らうべく「Indian Restaurant」の看板に惹かれ入店すれど、御品書にこそカレー各種並べど、注文せんとするや「ピザとドネルケバブしかない」とは是如何に、おんどれ等は欧州在住トルコ人か、インド人やったらカレー出さんかいな。

 

 

既にカレー口と相成れば、求めて止まぬはインド料理屋なり。道すがらマクドと思しき発見すれど、能く能く見ればマクドにあらず「Macca's」然れどロゴは紛う事なくマクドにして、均か斯くも堂々とバッタもん名乗られるやと思われれど、矢張り正真正銘マクドに他ならずして、その歴史は豪マクド公式サイト参照されたし。因みに「Macca's」が豪州スラングとは、こちらにて知り得し次第、悪しからず。

 

 

漸く待望のインド料理屋発見、店内はインド人と思しき方々にて混雑する様なれば、これは味の方も期待し得らん。肉カレー2種+野菜カレー1種+ダル+ライスなるセットを所望、バターチキンカレーとゴート(山羊)カレーを所望せり。カレーはいずれも正にインドカレー然とすれば美味。見て呉は然程ならねど、いざ食らえば大層な盛りにして、カレーは全て平らげれど、ライスは2/3程残せし次第。

 

 

NANI君は、ライスの代わりにナンのセット所望されし。

 

 

2人して満腹乍ら会場へ帰還すれば、あれに見える怪しき緑毛の御仁は、ミツコさんに他ならじ。

 

 

午後3時より、先ずは「Jon Hunter (guitar) + Kusum Normoyle (voice) + Makoto Kawabata (guitar) + Rohan Rebeiro (drums) 」なるカルテットにて、30分のセット演奏せり。私が御膳立てせしドローン等の上に、Jon Hunterなるは2本のギターネックを擦り合わせる奏法を以て挑まれる等、皆様被せて来られる安易な展開、然れば終盤には「MultipleTap」メキシコQuerétaro公演にて披露せし「禁断のバキューム奏法」も繰り出し、最後はアンプの電源落とし幕とせり。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、ここに無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後5時15分より「ACID MOTHERS TEMPLE with Scott McConnachie (saxophone) + Jeremy Gustin (drums) + Dave Harrington (guitar)」にて、30分間の大所帯即興演奏。ステージに上がり先ず驚かされしは、所謂インプロのライヴなれど、ステージ前までスタンディングにて満員御礼鮨詰め状態、正にロックバンドのライヴたる様相、而していざ演奏開始すれば、客席はダンスフロアと化す有様にて、或る意味異様な光景たらん。迷走される外人部隊3名を引き連れ怒涛の大暴走、結局は銀河鉄道片道切符の旅にて宇宙の彼方へ御案内、一昨日はミツコさんの妖艶お色気パフォーマンス御披露する時間的余裕あらざれば、今宵遂に大炸裂、賢しこそうなインプロ系ライヴにて、客席へケツ出されるなんぞ、世界広しと云えどミツコさんぐらいか。

大いに盛り上がれば、大団円にて幕。終演直後、外人部隊の御三方は口揃え「もう1セットやろうぜ!」勿論時間切れにして、叶わぬ次第とは重々承知之介と思われれど、序盤こそ各々の自己顕示ぶり錯綜し大いに迷走されれど、私が常々唱える「熱いもんは必ず伝わる」本日の演奏を通じ、彼等に何かは伝わりしと実感せり。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

撤収作業も果たせば、ホテルへ帰還。プチ打ち上げに興じんとす。打ち上げ前に、最上階ジムにて一汗流さんと出撃されるミツルちゃん之圖。

 

 

会場は東君の部屋なれば、スーパーにて酒やアテたるべき贖い、キッチンにて簡易調理せん。

 

 

「ベーコン&マッシュルーム炒め+フィッシュフライのガーリックトマトソース添え+フライドチキン+ブルーチーズ」なんぞ並べば充分至極、

 

 

ジムより帰還されしミツルちゃんは、大好物カレーライス持参され、

 

 

NANI君も合流果たせば、斯くしてAMT宗家初オセアニアツアー無事終了を祝し、いざ乾杯せん。お疲れ様でした。

 

 

その頃Wolfは一人、夜の街へ繰り出し、享楽的ワイルド路線「夜狼(やろう)」ぶり極めんとされにけり。下は、イメージ画像なれば悪しからず。

 

 

 

 

 

流石に昨日より徹夜状態続けば、況して明朝午前5時出発にて、他のメンバーに先んじ帰国の途に就かんとすれば寝坊厳禁、然れば未だ午後9時過ぎなれど、打ち上げ散開するや、自室にて即身成仏。

斯くしてMelbourne第3夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。

 


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