移動の車中にて「ウルトラマンオーブ」シリーズ後半冒頭たる第13話「ネバー・セイ・ネバー」14話「暴走する正義」の2話、即ちオーブオリジン復活へ至る件り再び鑑賞すれば、焼そば拵えるガイ君が夢枕に立ち、
バーンマイト宜しく「熱いやつ頼みます!」素晴らしき手捌きにて、伝授されし「地球上で一番美味い焼そば」拵えられれば、本日は何としても焼そば求めて止まぬ次第。
午前5時起床。来月に控える南米ツアー諸事最終確認、国内ブッキングあれこれ、更には来年の北米ツアーへ向け申請中なる米就労ビザに関する雑務も含め、事務仕事にて忙殺される有様なれど、何とか一通り片付ければ、階下レストランへブレックファースト求め赴きし。最早NANI君が云う処の「ハムチー」即ちコンチネンタル・ブレックファーストなればこそのハム&チーズなんぞ、辟易のレベルを越え視界にも入らぬ様なれば、奇しくも今朝はアメリカン・ブレックファーストも併せて用意されし故、此処は「ベーコン+スクランブルエッグ+トマト+茹で玉子+クロワッサン」にて切り抜けんとす。因みにクロワッサンは、此処のレストラン内にて焼き上げられれば、焼きたてにて美味。
今朝も米奉行にして炊飯係たるウルフが重責全う下されば、ごはん献上頂き感謝、正午チェックアウトなれば、此の儘炊きたてごはん食すべく、出発前に昼飯食らわんとす。先日アジア系スーパーにて贖いし納豆召喚、
葱も刻み「納豆ごはん」として食すや、懐かしき味わいに、全身の細胞が歓喜の歌を大合唱せり。
連夜壮絶なドラミングにて果たしてどれ程のカロリー消費行われるか、正にエネルギー体内自転車操業状態ならんNANI君は、十代の学生の如く炭水化物の2乗「ラーメンライス」堪能されん。
他人が食らう様眺むるや、どうにも煩悩としての食欲誘われるは定めか、況してや中途半端に望郷の念を刺激せし納豆なんぞ食せば尚の事、そもそも今朝の夢見が焼そばなれば、正に天恵ならんや、NANI君が日本より粉末焼そばソース大量に持参されれば、奇しくもこの機に御裾分けに肖り、これは食神より私への「焼そば食すべし」なる御導きと信じて疑わねば、ケトルにレタス、豆もやし敷き詰め、其処へタイ製即席麺装填、僅かばかりの水を注入し加熱、
瞬殺にて茹で上がるや、笊にて湯切り、其れを「赤の器」へ移し粉末焼そばソース投下、豪快に攪拌すれば、朝飯にて失敬せし茹で玉子をON! 日本に於いては施さぬマヨネーズ添え、仕上げにハバネロオイル垂らし、納豆ごはん残党たるごはんを添え、斯くして夢の「焼そば」完成、
然れどふと「ペヤング やきそばふりかけ」なる代物持参するを思い出すや召喚、
焼そばとごはん双方へ投下すれば、是にて「焼そば+ごはんSP」食せり。何せ夢にまで見し「焼そば」なれば感慨一入、仮令肉なし紅生薑なし削節なし青海苔なしなれど、この美味さと感動は筆舌に尽くし難し。
ホテル界隈にスリフトストアあれば突撃、父親になる日も迫るウルフこと「もう直きウルフパパ」は、生まれ来る愛娘「潤子(と書いて『ウルコ』と読む)」に思い馳せ、ベビー服なんぞ眺められれば、片や物欲の権化たるミツルちゃんは、煩悩に誘われる儘レコード漁るばかりなり。
大真面目な面持ちにて、ベビー服物色中なる「もう直きウルフパパ」之圖。
更に「潤子(と書いて『ウルコ』と読む)」への思い募るや、最早成人と成りし姿さえ思い巡らせ、嫁を送り出す父親の悲哀にまで至るや、更には初孫を迎えんとするウルフ爺こと通称「ウル蔵」へ達し感極まりて、遂には「ウル蔵」の衣装まで調達せんとは、気が早過ぎにも程があるやろ。
然れど思い描く爺さんの衣装が、日本昔話宜しくちゃんちゃんことは、いとをかし。
更には「潤子(と書いて『ウルコ』と読む)」に聞かせんと、ギター弾き語りさえ練習し始める親バカぶり、否、娘に自分のカッコええとこ見せたいだけか、然れど大いに愛される父親に成り得るか、扨亦愛娘にすら「天下御免の御調子者」と見抜かれんや。頑張れ「もう直きウルフパパ」!
Eindhoven市街を散策、今や欧州に於ける流行の最先端たる「3Dコピーペット」の代表格「3Dコピー犬」と触れ合う東君、高知の新居はペット禁止物件なりければこそ「3Dコピー犬」ならば可ならんと検討されしか。
自称「街角アナリスト」たるチョイチョイ内田、凡そ肖像権侵害にて訴えられん他人様の写真を無闇に無断撮影し捲り、大概怪しまれ鬱陶しがられれど、当の本人は全く関知せず、その太々しさがワイルドさの極北たるべき肝心の「ウルフ道」には全く反映されぬとは是如何に。
況してやガイドする側たるべきチョイチョイ内田、何故かNANI君に記念撮影せがみ、況してや他人様のギャグにてポーズキメんとするなんぞ、流石は「天下御免の御調子者」せめて生まれ来る愛娘には、仮令ウケずとも、愛あればこそ自作ギャグにて接して頂きたし。
立ち寄りし楽器屋に於いて、エレクトリック・ドラム見付けるや、自画自賛とは重々承知之介、華麗なるスティック捌きにてジャズドラミングに興じる私なり。何せエレクトリック仕様にてヘッドホンのみにてモニター可なれば、残念乍ら居合わせし皆様へ御披露出来ず終い、悪しからず。
掘り出し物秘められし雰囲気漂うリサイクルショップ急襲せり。
あのカオル・タチバナ・フランソワ先生の作品「ヴィンテージ・ダック 1974」発見、購入せんと思えども、流石は先生の作品、魂宿れば何と毛の生え変わり季節にして抜毛甚だしく、涙を飲み諦めし次第。、
レコードコーナーも充実すれば、是は均かのゴールドラッシュか、現代音楽、フリージャズ、サイケ等、無尽蔵大量発掘に至れば、全く予期せぬ大散財と相成れり。
いざUtrechtへ向け出発せり。ふと座席を振り返るや、謎のアヒルちゃんの姿あり。然れば東君が購入されし旅の御供なりけり。
Utrecht到着すれば、今宵の投宿先たるB&Bへチェックイン。此処は以前も投宿せし経緯あれば、
家主たる猫が御出迎え下さりし。
流石に連夜の課外夜狼活動の疲労蓄積されしか、移動の車中にて爆睡されしウルフなれど、此処に到着するやベッドに直行、レインボーマンのヨガの眠りの如き爆睡ぶり晒されし有様。
1階居間にビリヤード台が鎮座すれば、東君、NANI君、Morganの3名にて、白熱の日米国際マッチ開催されし。
繊細且つソフトアプローチにてミラクルショット繰り出すNANI君、
生来の分析癖にて知略巡らさんとする頭脳派且つ技巧派東君、
常日頃よりハードなエクササイズを日課とされる筋肉自慢なればこそ、その小さき体より豪快剛球ショット繰り出すMorganと、正に三者三様なり。
今宵の会場db'Sへ到着せり。
サウンドチェック済ませれば、晩飯は中華料理のテイクアウトなるケータリング、
ココナッツ系カレー風煮込みやら八宝菜的やらサテーやら、中華料理ならぬアジア料理あれこれ、
携行するパクチー施し、ハバネロオイルも投下すれば、大いに美味と相成りし。
今宵は95分のセットを展開。序盤いきなり、東君のシンセとテルミン2台同時にトラブル勃発、宇宙音パート欠落せし儘、何とか即興にて凌ぎつつ東君の帰還を待てば、緊急異常時用代打たる小型シンセ登板、これを駆使されれば、戦力的ダメージを最小限に抑えんと、クライシス・インパクト覚悟にて怒涛のカオス世界へ突入、最後はギター絞首刑へと至れば、大いに盛況にて幕。
下は、私が撮影せしミツコさんダンス之圖、及び熱演NANI君之圖。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
終演後、女性アニメーション作家の方が、ライヴ観戦中に描かれしドローイングを拝見、各々の特徴雰囲気見事に捉えられれば、いとをかし。因みに4年前にもライヴ観戦ドローイング見せて下さりし経緯あり。
その彼女と記念撮影せし1枚。
仏ノイジシャン「DJ Urine」ことSebastianが、愛妻にして若き露女性現代音楽作曲家Ann同伴にて顔出して下されば、是亦記念撮影に興じし。
会場内に貼られるローラーダービーのポスター眺むるや、東君と2人して、いつの日か生観戦を夢見るばかり。
Annが差し入れて下さりし「ロシアの手作りチーズケーキ」夜食に皆して頂戴せり。
明日は午前6時出発にて、いざ大英帝国へ上陸せんとすれば、今宵は皆様早々に就寝せり。然れば連夜課外夜狼活動に勤しまれるウルフすら、今宵は大人しく就寝せしか。否、移動の車中や夕方投宿先のベッドにて散々爆睡されし彼奴なれば、今宵も己れ自身の奥深くに潜む夜狼の野性を解き放つべく、御自慢のキメ台詞「俺の名はウルフ」携え「赤ずきんちゃん」即ちターゲットを求め、人知れず夜の帳に消え行きし筈なり。夜に唸れ!ウルフ!
斯くしてUtrechtの夜は更け行きし。
NANI君のブログも並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。