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Channel: 大ぼら一代番外地
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London

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今や当拙ブログに於けるAMT宗家ツアー道中譚の主役の座は、気付けばミツコさんよりウルフへと、世代交代果たされし様相呈すれば、ウルフ曰く「ヒット数はどうですか?下がってないですか?」主役の重責を思えばこその懸念ならんや、扨亦己れの人気バロメーターを計らんとされしか。然れば世に問わん、ブログ記事筆頭画像に「ウルフ、コマネチをキメる」御自慢の1枚を貼らせて頂けば、万が一にも是を以てヒット数急降下なんぞと相成るや、果たしてそれは何を意味するものぞ、重々推して知るべし。斯くして本日を以て「ウルフのジャッジメントデー」とせん。

 

 

午前5時起床。本日はドーバー海峡を渡り大英帝国へ上陸予定なれど、毎度乍ら往生せらるる入国審査も控えれば、仮令ワークパーミット携行すれど、最低30分間の足止め食らうは必至、フェリー乗り場までオランダよりベルギーを縦断し、フランスへ至らねばならねば、朝の渋滞も覚悟の上、斯くして午前6時、いざ大英帝国はLondonへ向け出発せり。

 

 

休憩無しにて爆走するMoganに、頻尿気味なる五十路御両名は、緊急停車を要請、暫し大自然へと回帰せられし。

 

 

片や、連夜の課外夜狼活動に加え、朝勤炊飯係の重責も果たすべく、午前5時過ぎに起き抜け米炊がれしウルフは、朝日を照射されるも何の其、大爆睡にて夢の中なり。

 

 

立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、トラック運転手向けに販売される例のケース入りカセットコンロ発見、流石は欧州なれば全21ヶ国語にて表記されし。

 

 

残念乍ら使用例がスパゲッティー茹でる様とは、カセットコンロの真骨頂此処に非ずして、カセットコンロが泣いてるで。

 

 

フェリー乗り場到着。無事入国審査も通過、

 

 

フェリー乗船に当たり、ウルフ渾身の一発ギャグ炸裂。

 

 

さらば欧州大陸、カプチーノにて乾杯せり。

 

 

米奉行にして炊飯係ウルフが、早起きしてまで炊き上げて下さりしごはん召喚、フェリー船内にて食らわんと、納豆、鯖缶、大根、葱、茹で玉子、更には調理鋏とおろし金さえも持参、

 

 

NANI君共々、納豆堪能せんとすれば、こちら凡そ「史上初ドーバー海峡で納豆を食うた男」

 

 

同じく「史上2番目にドーバー海峡で納豆を食うた男」之圖。

 

 

「納豆飯」写真撮影も忘れる程にてぺろり平らげるや、ごはん未だ半分以上残せば、鯖缶、刻み葱、大根おろし投下、茹で玉子をON! マヨネーズ施し、更に弁当箱用手提げ鞄に格納されしパクチーも刻み投下、仕上げにハバネロオイルも垂らせば「葱鯖おろしパクマヨ丼」完成、この意外なる組み合わせに由るフュージョンアップ、見事に功を奏せば、パクチーと大根おろしの相性素晴らしくして、大いに美味なり。

 

 

今やバンド内食事情に由る派閥政争とは、前夜のケータリングを御自慢の深胴タッパに確保されるリサイクル派Morgan、御存知ケトル派たる私とNANI君、炊飯器派且つリサイクル派の二足の草鞋を履くウルフ、そのウルフは我ケトル派に米提供の見返りにケトル使用を乞う共闘戦線を張れば、今や我々連立政権が政局の主流を為し、自炊派なれども独り携帯用電気調理器にて炊飯され、孤高にミニマル弁当を食し続ける超保守派なる東君と、即ちリサイクル派たるMorganを除く私、NANI君、ウルフ、東君は、自炊を原則とし、況して今や炊飯器を擁するウルフと連立政権樹立せし我々ケトル派なれば、この4名を以て「尊米攘夷」掲げ、欧米激不味料理戦線に対し反旗翻すものなれど、対して唯一の急進派即ち最左派たる外食派にして欧米料理史上主義貫かんとするミツルちゃんなれば、此処も勿論外食にて「フィッシュ&チップス」貪られる次第、流石はその正体が「アメリカン・フレンチ」たればこそ。

 

 

ドーバーへ至れば、斯くして大英帝国はグレートブリテン島上陸果たせり。

 

 

今宵の会場The Domeへ到着せり。

 

 

サウンドチェックも速やかに終了。

組合長より御自身最も御気に入りなるスコッチ「Lagavulin」差し入れて下されば、感謝感激、Thank you very much, Kumiaicho!!!

 

 

晩飯は、界隈のコンビニにて「日清 カップ焼そば Classic」2個購入、

 

 

楽屋に備えられるケトルにて湯を沸かせば、2個一気食いせん。パクチーとハバネロオイルも投下、ソーシーな味わいとのフュージョンアップにて、一層美味なり。

 

 

更にはデザートにドーナツも食せり。

 

 

嘗てはパンクロックの聖地たりしLondonなればこそか、昔の血が騒ぎしか、突如パンクなリアクションに陥られしミツルコさん之圖。然れど御本人曰く「上田馬之助みたいやなあ…」  

 

 

今宵の先鋒務め下さりしは「Data Quack」にして、ドラマーは御存知Charles Heyward、因みにサウンドチェック後に再会祝し歓談すれど、正にブロガー失格か写真撮影さえ忘れれば、悪しからず。

 

 

今宵は90分のセットを展開。然りとて本来60分のショートセットとほぼ同じセットリストを以て挑めば、即興含有率大きく拡大、London発アンドロメダ行き銀河鉄道片道切符の旅へ御案内、昨夜は均かのシンセとテルミン2台同時憤死せられし東君なれど、本日無事に修理叶えば盤石の態勢にて挑み得れば宇宙漂流大彷徨、中盤にNANI君のスネア大破せし一幕もあれど、壮大かつ悠久な流れを経て、満を持し後半へ至らんとするや、何と持ち時間不足が危惧され、以降は怒涛の超速メガハイパーアタック、満員御礼なる客席へ大爆音を以て絨毯爆撃繰り返せば、遂には摩滅寸前にて大団円迎え、大いに盛況にて幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵の一幕を描かれしドローイングも拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、亦しても悪しからず。

 

 

終演後、楽屋にて美女に囲まれる私之圖。

 

 

投宿先ホテルへ撤収、此処までの旅程にて貯められしウイスキー各種に、今宵組合長より頂戴せし1本も加えられし。酒に不自由せぬツアー万歳。

 

 

NANI君とウルフなるAMT宗家ヤングお兄さんチームと、組合長より頂戴せし超高級スコッチに舌鼓打ちつつ歓談。

夜食食らわんと思い立つや、ケトリングにてインプロクッキング「重慶三五式火鍋ラーメン」拵え食せり。

 

 

憧れのLondonに至ればこそ、この晴れ舞台に己れ自身の奥深くに潜む夜狼の野性を解き放つべく、御自慢のキメ台詞「俺の名はウルフ」携え「赤ずきんちゃん」即ちターゲットを求め、人知れず夜のLondonへ消え行かれしか。夜に翔けろ!ウルフ!

 

 

斯くしてLondonの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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