午前4時起床。付けっ放しテレビにて、何やらクラシックカーレースが放送中なれば、嘗てのモータースポーツファンの血が騒ぐ様を感ずるか。
朝飯食らうべく、ケトリングにて素麺茹で上げる序でにレタスも便乗、タイ製即席麺の麺のみ使用せし残党たる粉末スープ、昆布つゆ、花椒ハバネロオイル等を以て「アジアチック混ぜ麺 プリミティブ」食せり。
米奉行ウルフより「一日一膳頂戴之儀」を以て「炊かし米」頂戴すれば、鯖缶、おろし生姜、刻み葱、酢、ポン酢を投入、豪快に攪拌すれば道中弁当「鯖バラ寿司」完成、道すがら食せば、最早定番の美味さにして、今回のツアーに於ける酢の重宝ぶりも亦、以後のツアーに反映されん。
Dublinへ至れば、本日は昼と夜のダブルヘッダーにして、先ずはアフタヌーンライヴの会場たるCrane Lane Theater へ到着せり。出入りの酒屋が、古式床しき搬入用リフトを以て、生ビールのサーバー搬入される様を眺めつつ、ギターの弦を張り替えん。
現在使用するこのギターは、昨年の欧州ツアー中に購入せし一品にして、ツアー後はドライバーMorganに預かり頂きし次第、斯くして2度目の欧州ツアーと相成る次第なれど、私の如き扱いが手荒いオーナーの下なれば、既に瀕死状態にして、今回のツアー終了を以て引退頂く所存なり。何せネックからボディに渡り幾本もの活断層発見されれば、既に弦のテンションに耐え切れず、ボディが歪みし有様。
昨年のボディ両断事件の際は、補強金具にて何とか危機を乗り切りし次第。
然れど今回は、歪みにてピックガードがネック方向より押し上げられ、ピックガード裂傷、それに伴いフロントピックアップ陥没、
ブリッジ横部分もピックガードが圧力により浮き上れば、最早ボディが活断層に沿い両断されるも遠からずや。
過去幾度も修理行われれば、ナット粉砕にて、Morganが新たなナットを探し求め下されば、
ペグも亦然り、昨年のツアー中に1弦のペグが折れ、急遽2弦と交換、暫く5弦ギターにて演奏行い、Facebook上にて顛末知りし有志の方が、ペグと工具持参にて修理下されば、
今年のツアーに於いて4弦のペグが折れ、是亦救世主Morganが楽器屋5軒巡り修理果たせし経緯もあり、正に皆様の愛の力あればこそ、未だここに演奏し得ると感謝するばかりかな。
サウンドチェックも済ませれば、楽屋に差し入れ下さりしは、
個人的には「欧州で一番美味い日本食レストラン」たる「MIYAZAKI」の寿司と海鮮汁、更には「Japanese New MUsic Festival」と混同されしか、大根1本、誠に有り難き限りにして感謝感激、頂きます。
海鮮汁は、斯様な輩が2尾もぶち込まれ、海老味噌風味芳しき一品。唾液、胃液のみならず脳汁まで大分泌にして、美食ハイ状態へ突入すれば、多幸感に包まれるばかりかな。
会場内は、屋外喫煙スペースも含め、既に朝のラッシュアワーの如き混雑ぶりにて大繁盛なり。
「MIYAZAKI」美食パワーを以て、本日の第1ラウンドたるアフタヌーンライヴは、60分のショートセットを披露。昼夜各々セット内容異えるべしと思えば、こちらは怒涛のハイパービート全開にて、究極点へ至るべく高み目指し上昇あるのみ。太陽を目指し天を昇る雲雀宜しく、太陽の灼熱にて焼かるるも厭わぬ暴挙ぶりも、流石にツアー最終盤なればこその一丸ぶりにて前進あるのみ、最後はギター絞首刑に処せば、大盛況にて幕。
下の画像は、私がステージ上より撮影せし2枚なり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。
路上にてウルフが何やら怪し気な動きされれば、
「狼念動力(ウルコキネシス)」なるを以て、バンを手前に手繰り寄せんとされしものなり。確かにバンはこちらへ手繰り寄せられるが如きなれど、バックランプ点灯中とは、即ちMorganが運転中とは、察して余りある事実なれど、曰く「いや、僕の考えでは『狼念動力(ウルコキネシス)』の力で、そのMorganを操っているんです。」
機材撤収完了を以て、オルガナイザーEmmettとChikaさんの案内にて、いざ「MIYAZAKI」へ、未だ夜営業の開店時刻前なれど、開店するや長蛇の列を成す超人気店なれば、開店前の束の間の休憩時間たらんと思われれど、大将たる宮さんと歓談させて頂きし上、弁当等の注文もさせて頂きし。
体質的な問題にてラーメン食し得ぬ私以外は、皆様「檸檬ラーメン」を所望、以前ぴか様が食し大絶賛されし一品なれば、御存知「麺神」の異名を取る東君も所望されしとは云わずもがな。
睦まじく「檸檬ラーメン」啜られる御三方、口揃えて曰く「これは本当にめちゃ美味い!」
カレー&ラーメンなる2大国民食大好きなミツルコさんなれば、勿論「檸檬ラーメン」に舌鼓打たれる次第。
腹ペコMorganは「カツ丼」食され、漸く笑顔取り戻されしか。
各々弁当等贖えば、斯くして宮さんと記念撮影。忙殺級に大繁盛なれば、愈々2号店出店も予定されれば、是非にも全世界に、真に美味なる日本食を広め届けて頂きたし。MIYAZAKI、万歳!!
1時間余のドライヴにて、本日のレイトナイトライヴの会場たるConnolly’s of Leapへ到着せり。会場は貸切ハロウィンパーティの真っ最中なり。
界隈の店舗もハロウィンのデコレーション施されれば、ホラー映画テーマパークの様相すら呈せり。
会場内は貸切ハロウィンパーティにて女性尽くしなれば、先日愛娘「潤子(と書いて『ウルコ』と読む)」が誕生されしばかりなるウルフなれど、流石に体内に熱く脈動する夜狼の血が、ふつふつと燃え上りしか、ぼつり「俺の名前を言ってみろ!……俺の名はウルフ!」と囁くや否や、
記念撮影中なる女尽くしに紛れ込み、嬉々として揉みくちゃにされしに快感感を求めんとす。
ステージ両脇に鎮座される、ハンドメイドと思しきスピーカー、いとをかし。
「MIYAZAKI」にて贖いし「天丼」食さんとすれば、天つゆを別容器に分けて下さりし心遣いに感激、いざ食すや美味さの余りに一発昇天せり。そもそもケトリングとは「煮る」「蒸す」は可能たれど「焼く」「揚げる」は不可なれば、無性にサクサク食感に飢えれば、この天婦羅の食感は正に快感かな。
レイトナイトライヴたる本日第2ラウンドは、王道ロック路線を根幹に据えれば、
MIYAZAKI」美食パワーを以て、本日の第1ラウンドたるレイトナイトライヴは、80分のセットを披露。昼夜各々セット内容異えるべく、王道ロック路線を根幹に据えれば、昼のセットとは異なり解体&再構築にも果敢に挑むは当然、銀河大漂流大暴走の果て、怒涛のサンダーブレスティックなカオスの果てへ至るや、大いに盛況にて幕。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
機材撤収するや、明朝フェリーにて大英帝国へ帰島なれば、フェリー乗り場たるRosslare目指し深夜の爆走、愈々明日は千秋楽なり。
斯くしてCorkの夜は更け行きし。
NANI君のブログも並走更新中なれば、是非に御拝読頂きたし。