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Channel: 大ぼら一代番外地
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Cleveland

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投宿先が「赤い扉の家」なればこそ、探すべきは「緑の扉の家」にして、果たして何処にて巡り会い得るや。

 

 

「緑の扉」より連想されるは、ミッチェル・ブラザース監督 マリリン・チェンバース主演作品にして不朽の大名作ポルノ「グリーンドア(原題:Behind the Green Door)」とは云わずもがな。

 

 

午前7時起床。昨日の道中弁当残党たるごはん召喚、白菜、玉葱、人参、スナップ豌豆、大蒜共々炒め合わせ、朝飯は「焼飯」とせり。

 

 

本日は午前9時出発と知りしが遅過ぎ炊飯活動断念、然れば道中弁当は麺とすべく、茹で上げし即席麺に、昨夜のケータリングたりしピザの付け合わせたるサラダを持ち帰れば召喚、これに胡麻油とポン酢施し和えるや、

 

 

冷麺宜しく和辛子召喚投下、

 

 

斯くして道中弁当「サラダ冷麺」完成せり。

 

 

昨夜NANI君がセブンイレブンにて購入されし帽子を試着せしウルフ、心の呟やき「これ、俺の方が絶対似合ってると思うんだよね、NANI君には悪いけどさぁ…。」

 

 

2連泊させて頂きしZak君と記念撮影。

 

 

而して遠路はるばる馳せ参じて下さりしBruceも一緒に。

 

 

先ずはBruceを空港へ送るべく出発。彼の本業は俳優にして、現在ドイツにて行われる舞台のリハーサル中なれど、僅か数日間の休暇を利用し、遥々ドイツより馳せ参じて下されば、曰く「Acid Mothers Templeを1999年に初めて見て以来、一度も見逃した事がないのだから、今年も何とか見なければってね。何しろ我々は『Family』だから。」巷にて気安く「家族」だの「Family」なんぞ使う輩多かれど、彼が云う処の「Family」に込められる思いの深さは、開拓者精神に起因する義侠心に根差すものなれば、斯様な陳腐な代物とは一線どころか二線も三線も画すると知れ。

 

 

JustinとBruce@ガソリンスタンド之圖。

 

 

人生初アメリカを堪能中なるジョンソン、果敢にアメリカン・ジャンクフードに挑戦される姿勢は御見事、而して今回は「ポークスキンチップ」に挑戦されし。その様子をやらし気なにやけ面にて眺むるウルフ、その心の呟やき「あんな不味いもん、よく買うよなあ…、一口食べてどんな顔するか楽しみだねぇ…へっへっへっへっへっへっへ。」

 

 

ジョンソンがいざ食らわんとすれば、ウルフ心の呟やき「おっ!愈々だ…ダメだ…笑いが堪えらない…くっくっくっくっくっく…。」

 

 

パクッ。その様子を横目で眺むるウルフ心の呟やき「よしっ!食べた!」

 

 

「う〜〜〜〜ん!」他人の不幸を心底喜ぶ御調子者ダークサイドたるウルフ心の呟やき「バカだね…。特に俺よりイケメンの奴が苦しむ姿はサイコー!」

 

 

幸いにもポークスキンチップの真髄「Original」味ならぬ「Hot」味なれば、その添加されし味わいにて、若干なりとも本来の不味さが緩和され、辛くもダメージは最小限に留められしジョンソンなれど、早々に封印されれば、その見事な封印術に感心頻り。

 

 

空港に到着、Bruce扮する「鬼コーチ」が、我々へ最後の訓示与え、而して最後は円陣を組み気合注入を置土産に、而してNew York経由にてドイツへの旅路に就かれし。See you soon, Bruece!

 

 

扨、我々一同は、いざオハイオ州はCleveland目指し爆走せり。

途中立ち寄りしガソリンスタンドに併設されるフードコート内バーガーキングにて、私以外の皆様は昼飯を贖わんとされれど、如何せん日本と異なりサービス精神なんぞ皆無、その作業効率の悪さ半端なくして、然したる客数おられねど、矢鱈に待たされる羽目と相成られし。

 

 

漸くハンバーガー確保されれば、ジョンソンは初本場バーガーキング堪能せんと、満面の笑顔なれど、その横には何故か「俺こそが主役」なんぞと大いなる勘違いも甚だしきうウルフが、それもんの面構えにて写り込む次第。

 

 

何気に醤油も用意されしウルフなれば、世界的B級グルメマニアとしても名高き美食家ミュージシャン吉田達也氏発案「醤油ワッパー」を堪能せんとの目論見たりし。彼奴めの事なれば、Instagramなんぞに「醤油ワッパー」の写真掲載するや、如何にも己れが発案せしかの如きコメント添えんとするは、火を見るより明らかなれば、此処に今一度「吉田達也氏発案」と明記させて頂く次第。

 

 

バーガーキングにて「オニオンリング」贖えば、道中弁当「サラダ冷麺」トッピングに添えさせて頂きし。

 

 

今宵の会場Grog Shopへ到着せり。

 

 

先鋒務められしは、地元サイケバンドにして、アメリカの発明家サー・ハイラム・スティーヴンス・マキシムの名を拝借されしか「Hiram Maxim」なり。ベースレスなれどキーボード交える4人組、各々のキャラ濃厚にして、特にヴォーカリストの男性と、膝立ちにて演奏される女性キードーボ奏者に、思わず目が釘付け、いやはや久々に田舎サイケさればこその異端ぶり堪能、先日の「Gamma Goat」と並び、今回のツアーに於いて発見せしサイケデリック原石たらん。

 

 

次鋒は「Yoo Doo Right」日に日に爆音ぶり助長されれば、いやはや最終日には如何な事と相成らん。今宵も内なるヤングパワー静かに燃え盛りクールに大熱演。

 

 

閑話休題的1枚。全世界のNANI君ファンへ。ステージ上にてセッティング完了せしNANI君之圖。些かブレ気味なるは、悪しからず。

 

 

今宵は95分のセットを披露せり。昨夜とは大きくセットリスト変更せしも、そもそも愈々折り返しも近付けば、後半戦たる東海岸ラウンド〜南部横断を睨めばこそ。即興にて「In C」繰り出せしも亦一興。最後は怒涛の大疾走を以て、大盛況にて幕。

今宵のセットリストは以下の通り。

1. La Novia

2. From Planet Orb With Love

3. Disco Pink Lady Lemonade ~ White Summer Song ~ Pink Lady Lemonade coda

4. In C ~ In E ~ Cometary Orbital Drive

 

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。

 

 

 

 

 

アメリカにて買い付け中なる、古着屋「FUGS」営まれる通称「どぶろくお兄ちゃん」が、顔出して下されば、記念撮影に興じし。お兄ちゃん、ありがとう!

 

 

「Yoo Doo Right」ヴォーカリスト&ギタリストたるJustinが、実は10年前の今日、カナダはTorontoにてAMT宗家を初観戦されにけりとの事、当時18歳たりし彼は、以来我々より多大な影響を受けしと伺えば、いやはや恐縮至極有り難き限りにして、その彼と今、斯くも共にツアーを行うと思えば、10年たる歳月の経過の早さに改めて驚愕せり。

 

 

アメリカンかわい子ちゃん3人組と懇意になられしジョンソンとウルフなれば、ジョンソンのイケメンぶりに便乗図り、今宵の獲物たる赤ずきんちゃん狙うべく「夜狼活動」へ、飽くなき煩悩の炎燃え盛るウルフ、御自慢の「ウルフポーズ 2018」をキメんとされれば「俺の名は…」

 

 

「ウルフッ!ウォオオオオオオオオ!!!!!」夜のClevelandに雄叫び轟かせり。

 

 

その様をにこやかに眺むるジョンソン之圖。

 

 

 

片や我々は、今宵の投宿先たる写真家にして、伝説の80'sパンクバンド「Dicks」のメンバーたりしTim宅へ。

 

 

 

 

扉と巡り会えど、緑にあらざりし。

 

 

遅過ぎな晩飯若しくは夜食拵えんと、大蒜、白菜、人参、スナップ豌豆をタジン鍋に投入、蒸し上がればスモークオイスター缶投下し余熱調理、

 

 

茹で上げし即席麺に胡麻油施し、

 

 

スモークオイスターと野菜のタジンをON! 即席麺に添付されし粉末スープ、唐辛子、ミックスハーブ「Italian Seasoning」投下し攪拌、斯くして「スモークオイスターと野菜のタジン混ぜ麺」食せば美味なれど、些かこの手の味わいに飽きが到来の予感かな。

 

 

今宵、この惑星の何処かに於いて、旧ユーゴスラビアのロック王が、蘇生復活転生されにけり。

 

 

斯くしてClevelandの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。


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