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Channel: 大ぼら一代番外地
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Recording in Mexico City : Day 2

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本日はオフと伺い知れば、マヤの美女とのアヴァンチュールなんぞ夢見んとす。

 

 

午前7時起床。そもそもAMT宗家北米ツアーに「オフ」の二文字あらざれば、移動もあらざる完膚なきまでのオフとは、今回の遠征に於いて初めてとは云わずもがな。然ればこそ最早満身創痍摩滅崩壊寸前なる肉体に束の間の休息与えるべく、徒然なる儘にのんびり過ごせし。況んや鍵問題に加え5階エレベーター無しなれば、外出するも面倒極まりなし。

昼時にもなれば、Luisは友人2人同伴にて登場、食材持参下されば、何やら朝飯を拵え下さるとの事にて、感謝感激。Muchas Gracias!!

 

 

一見はんぺんの如きを焼く傍らにて、チョリソを炒め、

 

 

そのはんぺんの如しにチョリソとチーズをON! これにて朝飯食せども、このはんぺんの如きの内部に、潰せしジャガイモの如きが忍ばされ、それが妙にパサパサせし食感を助長、口内の水分を吸収せんとすれば、なかなかの曲者ぶりかな。

 

 

Luisがルームオーナーより伝授されし入口ゲート開錠のコツを、私に伝授下されば、これにて漸く外出し得る次第。然れば食材求め界隈を散策、道端に様々な露店が軒連ねれど、その中の一軒にて、卒業写真と思しきと卒業証明盾をずらり展示し販売されしを発見、一体これ何の為に、そもそも誰が買うねんな。学歴詐称かと思えども、写真にその本人の姿あらねば意味為さず、いやはや全く以て謎な商売たらん。

 

 

インターネットカフェなれど、扉どころか壁あらざりて、果てしなく開放的な店舗なり。入口にポップコーン・マシーン据え付けらええしは、御愛嬌かな。

 

 

大通りの交差点に駐車する観光バスなれど、歩道より車1台分程の間を保ち駐車される有様、道が無駄に広ければ許される次第か、扨亦駐車下手なればこその広大な道幅なるか。

 

 

超矮小なスーパーにて貝エキス配合トマトジュース「Clamato」とバッタもんたらん「Kermato」購入せり。この緑色バージョン初めてなれば、パッケージの意匠より牡蠣エキス配合と推察し得し。

 

 

携行する僅かばかりの備蓄食材より烏賊墨缶召喚、先程Luisが持参下さりしスパゲッティーを茹で和えるのみ、粉末出汁と自家製ハバネロパクチーオイルにて味の最終調整施せば、超手抜きクッキング「イージー烏賊墨スパゲッティー」食せり。

 

 

テレビにてyoutube鑑賞可なれば、昨夜より「ウルトラマン」関連動画に耽れど、NANI君が「ウルトラマンオーブ」に登場する「SSP」メンバー松戸シン君が所持するリュックにふと反応、その然り気なき御洒落ぶりに思わずネット通販にて衝動買いされれど、その後あれこれ調べられれば「松戸シン仕様」へカスタマイズされし事実発覚、然れば此処はその「松戸シンイズム」継承すべく、今一度動画にてチェック余念あらざるNANI君之圖。松戸シン博士ならぬ「砂十島NANI博士」誕生の日も遠からざらん。

 

 

本日は完全無欠なオフと信じ込めば、況して以前Luisより伺いし処にては、今宵この部屋に、料理番の方が訪れ晩飯拵え下されば、皆して晩餐に興じんとの事、成る程然ればこそ先程ん朝飯用紙下さりし際、食材あれこれ持参下さりしかと納得。

斯くしてのんびり過ごさんとせし昼下がり、突如Luisより一報あれば、先日御目に掛かりしメキシコ・プログレ界の重鎮 Carlos Alvarado Pereaと、彼の息子Uvarigh Alvarado、女性ヴァイオリン奏者Fabiola Simacに由るユニット「Vía Láctea」がスタジオにてスタンバイ済み、然れば楽器を携え出陣せんとの御達し、均かのオフ消滅にて、いざレコーディングスタジオへ急行せり。

山積みされしアンプ群よりアンプ選択せんとすれば、ここは無難にRoland JC-120選択させて頂きし。

 

 

ミキシングコンソールの裏に構えられる工房、凡そ機材一式ここにてメンテ&修理されん。

 

 

全員にてセッション録音、2時間超級のセットを2本、Carlos Alvarado Pereaとのデュオセットを1本、計3時間弱に及ぶレコーディングセッションたりし。エクスペリメンタル・プログレッシヴ・サイケデリックなんぞとは陳腐凡庸過ぎな喩えなれど、その音像を想像する手掛かりにでもし得らんや。昨日に続き、大いに興味深き体験もあれば、果たしてこの音源が何らかの形にてリリースされるや否やは存ぜねど、個人的にはオフを引き換えにすれど充分過ぎる程に充実のひと時たりしかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

録音終了後、ラジオ局NO FMのインタビュー収録も済ませれば、大いに空腹にて御愉しみは晩餐かな。

スタジオの外壁にて、夥しき各種ケーブル群が縺れ合う様発見、これでええのんか。

 

 

投宿先アパートへ帰還せんとすれば、Luisより「晩飯を何処かで食べて帰るか、宿泊先へ直帰してゆっくりするか、どっちがいい?」なる質問飛来、案の定レコーディングが急遽行われるは、即ち晩餐は反故たらんとは、既に20余年の海外遠征生活に於いて、重々予測し得し事態どころか、概ね斯様な顛末と相成らんと想定済みにて覚悟もすれば、昼に持参下さりし食材を以て自炊せんとの旨伝えるや、Luis曰く「それがいい、俺も今日は疲れてるから帰って休むよ。」結局は端から晩餐なんぞ予定にあらざりしか。然りとてこちらも「行き当たりばったり上等」そもそも海外ツアー生活於ける訓戒とは「D.T.A. (Don't Trast Anybody)」にして、人生なるようにしかならんと覚悟すれば、斯くなる局面も大いに楽しみ得ると知れ。

 

斯くして帰還するや、備蓄食材あれこれ召喚、NANI君と2人してアテ作りに精出さんとす。

 

 

「Chipotles」なる缶詰発見、開ければ熟せしハラペーニョをトマト、酢、唐辛子をベースとしたアドボソースに漬け込みし代物、これも調味料として使用させて頂かん。

 

 

刻みしし大蒜、玉葱、マッシュルーム、中身刳り貫きしズッキーニ果肉部分を炒め合わせるべく、先のChipotel投下、

 

 

その傍らにて、Chipotelと貝エキス配合トマトジュース「Clamato」を煮詰めオリジナルサルサ拵えんとす。

 

 

先の刻みし野菜群炒め終わるや、刳り貫きしズッキーニに詰め、日本より携行するマヨネーズ施し、オーブンへぶち込めば、

 

 

3色パプリカにも詰め、こちらも加熱調理、

 

 

その間に、マッシュルーム炒めんとすれば、日本より携行する「永谷園 松茸の味 お吸いもの」と、いつぞや食らいし納豆に添付されタレ、使わず終いに温存すれば召喚投下、

 

 

朝飯用に持参されしチョリソ残党も召喚、

 

 

これも序でに焼き上げんとす。

 

 

斯くしてNANI君と2人して「ミッドナイト・メキシカン晩餐」に興じん。

 

 

アボガドをカットし醤油ぶっ掛け山葵添えし「アボガド造り」

 

 

メキシコ料理に欠かせぬ隠元豆ペースト「Frijoles」缶を開ければ、中国製即席麺「今麦郎 煌辣尚」麺のみ焼そばに使用すれば添えられし麻辣醤を今こそ召喚、花椒共々投下すれば、ズッキーニスライスなんぞ添え、チャイニーズ・メキシカン・フュージョン・インプロクッキング「麻辣フリホレス」

 

 

マッシュルームを炒め、納豆のタレと「永谷園 松茸の味 お吸いもの」にて味付けせしインプロクッキング「マッシュルーム・ハポネシア」

 

 

トマトスライスに塩振りしのみたる「トマトスライス」

 

 

チョリソを焼きしのみたる「焼きチョリソ」

 

 

刳り抜きしズッキーニに、炒め合わせし大蒜、玉葱、マッシュルーム、ズッキーニを詰め、マヨネーズ施しオーブンへぶち込みし「ズッキーニの詰物」

 

 

同じく3色のパプリカに詰め焼き上げし「3色ぱパプリカの詰物」

 

 

アテとは云え、有り合わせ食材にて拵えれば、何処となくメキシコかと、然ればライム添えしは当然なり。

 

 

斯くして漸く晩酌と相成れば、ビールにて乾杯、いざ2人して拵えしアテを堪能せん。

 

 

有り合わせ食材たれど、殊の外何れも美味たれば、今宵はテレビにて「アヴェンジャーズ」なんぞ鑑賞しつつ、オフ返上してのレコーディングお疲れ様プチ打ち上げに興じんとす。

 

 

斯くしてMexico Cityの第3夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも絶賛更新中なれば、是非に御併読頂きたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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