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Channel: 大ぼら一代番外地
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永井GO展へ赴けど、エログロ・ギャグ・バイオレンスを差し置き美酒美食にて酩酊せり

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小学1年生の時に、週刊少年マガジンにて「デビルマン」に出会いし以来、他誌の連載作品も欠かさず愛読、その「デビルマン」については、テレビアニメとの余りの違いに驚愕すれど、美しくも残虐な描写に魅入られ、愈々以て永井豪の過去作品も読み漁り、そのエログロとギャグとバイオレンスが三つ巴にて混在する世界と共に育ち、人格形成を永井豪の漫画の多大な影響を以て成され、今に至る次第なり。嘗て「永井豪作品と私」なる拙文綴りしも今は昔。

 

 

然れば画業50年突破記念なる「永井GO展」@天保山 大阪文化館へ赴きし。

 

 

会場外に、何やら「Devilman Orochi」なるスポーツカー展示されれば、「DEVILMAN crybaby」の本編中にて飛鳥了の愛車なりける光岡自動車のスポーツカー「オロチ」をベースに、その「DEVILMAN crybaby」にてアートディレクション手掛けられし阿閉高尚と「オロチ」のデザイナー青木孝憲が、共同デザインされし世界に唯1台なる「Devilman Orochi」なりけれど、如何せん「DEVILMAN crybaby」なんぞ存ぜねば無関心たりしも、悪しからず。

 

 

会場内へ至れば、マジンガーZの巨大胸像が出迎え下さりし。

 

 

貴重な原稿が数多く展示されれば、何とも見応えあり。欲を云えば、当時愛読せし70年代の作品群の原稿をより多く拝みたしと欲せども、いやはや40年以上も前の原稿が、多少なりとも保存され閲覧叶いしのみにて、有り難しと思うべきか。会場内は撮影禁止たれば、関連写真一切なしとは悪しからず。

矢張り代表作たるデビルマンやマジンガーZ関連多ければ、写真撮影可なるブースに、斯様な一幕再現されしも御愛嬌かな。撮影モデルは、同行頂きしデビルマン&不動明大好き女子なるカイ☆マキ嬢なり。

 

 

更には不動明に扮し得るブースもあり。

 

 

 

 

デビルマンの頭頂部、アニメ版で云う処の赤き部分が、実は脳味噌丸出し状態の如しとは、今回の展示あれこれにて初めて知りし次第。

 

 

アニメ版「デビルマン」エンディングテーマの冒頭シーンを彷彿させる坐像あれば、思わず「今日もどこかでデビルマン」脳内にて口遊むも当然か。

 

 

「デビルマンギター」こんなん誰が要るねんな。精々デビルマンをCDジャケットにせし布袋某程度たらん。

 

 

光子力研究所をバックに立つ鉄の城マジンガーZ立像、然れど個人的には原作漫画初期バージョンの厳しさにこそ惹かれれば、この八頭身なるシュッとし過ぎな様、どうにも違和感感じて仕方なしか。

 

 

更にはそのマジンガーZが見守るが如き、グレートマジンガーとグレンダイザーの立像なり。他にもアニメ化されし巨大ロボとして、ゲッターロボ関連の展示はあれど、鋼鉄ジーグに関して皆無たれば、何とも残念至極。

 

 

マジンガーZ関連玩具展示ブースあれば、

 

 

何故か効果音表示付きとは、是如何に。

 

 

最後は再びマジンガーZに御見送り頂き、いざ会場を後にせり。

 

 

個人的には、矢張り人気作にして現在もリブート乱発されるデビルマン、マジンガーZ、キューティーハニー等が展示の根幹たれば、私が個人的に愛読せし諸作にまで展示内容が及ばざりしとは、些か残念至極、美しきフルカラー扉絵表紙絵の類いも、殆どが90年以降に描かれし所謂リニューアルバージョンたれば、連載当時と顔のデザインも全く異なり、何とか連載当時の代物拝みたしとは、欲を云い過ぎか。

既製の美術作品に「つい落書きしてしまう」と宣われる永井豪なれば、会場内に再現展示されし作業場の壁に、その落書き施されし諸作と思しきが並べど、如何せん遠過ぎにて能く見えねば、是亦残念至極かな。

御愉しみ物販コーナーも、残念乍ら然して食指刺激される代物皆無、結局ポストカード数枚と図録購入に止まりし。法印大子等身大抱き枕、人犬ペア置物、あばしり一家表札、ズバ蛮御一行宝船、パラソル先生雨傘なんぞあれば、是非にも購入せんとせし筈なり。

 

海遊館の斜向かいなる天保山マーケットプレイス屋上に、何やら巨大猫か扨亦巨大熊かと思しき目撃、あれは一体何やねんな。

 

 

而して難波へ赴くやNANI君と合流し、今やこの裏難波界隈に「ひでぞう」系列数軒出店されれど、矢張り馴染み深き「魚屋ひでぞう 立ち飲み」へ繰り出せり。

 

 

 

「刺身盛り合わせ(5種)」毎度乍ら「鮪抜き」にして頂きし。

 

 

「秋刀魚刺身」

 

 

「大羽鰯刺身」

 

 

「海老とアボガドの寄せ揚げ」

 

 

等、アホ話に花咲かせつつも美酒美食に舌鼓乱打、更には珠玉の酒のアテたる

 

 

「百合根唐揚げ塩昆布和え」

 

 

「勘八かま唐揚げネギソース掛け」

 

 

「焼ポテトサラダ」

 

 

「クリームチーズ味噌漬」

 

 

大いに堪能、ええ感じにほろ酔い気分、

 

 

最早御機嫌至極も極みに達せり。

 

 

「カイ☆マキ洋品店」より新たなステージ衣装贈呈されしNANI君、果たして次回のAMT宗家欧州ツアーに登場せん。

 

 

楽しきひと時とは正に時が経つも一瞬にして、名残惜しくも散開せり。帰り掛けの駄賃にて立ち寄りしコンビニにて、エクレア+あんドーナツ3個贖えば、カップ樽酒召喚し、大阪アジトにてプチ2次回に興じんとす。

 

 

エクレアを「ウルトラマンネクサス」のエボルトラスターに見立て、気分は姫矢准なりとは、正に酩酊の証か。デジカメに残されし己れの様に、翌朝斯くも絶句せられしとは決して少なからじ。

 


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