昨夜はライヴ会場より帰還せしが午前2時、而して2時間後たる午前4時、いざ台湾はTaipeiへ向かうべくホテルを出発、斯くしてManila Ninoy Aquino国際空港へ。
無事チェックインも果たせば、出国手続きも完了、搭乗ゲートへ。
フィリピン航空午前7時15分発台北行きに搭乗、配膳されし機内食は何やらコーンビーフの如きビーフ煮込み+オムレツ+ライスにして、携行する生唐辛子施し食らえば、流石に徹夜明け故に即身成仏かと思われれど、腰痛悪化にて睡眠叶わず、然りとて映画上映機内サービスさえあらざる短距離フライト、溜まり捲りしブログ記事執筆なんぞを以て、気を逸らさんとす。
午前10時、無事台湾桃園国際空港到着。謎の教団広告かと思しきに御出迎え頂きし。
今朝のフライトは当初予定せしと変更、朝一番の便に変わりし経緯あれど、オルガナイザーたるWhte Wabbit Records主宰されるKKに伝達行き渡らざりしか、昨夜遅くに届きし台湾滞在予定表に、空港への出迎えが以前の便の時刻の儘と相成りしが発覚、慌てて連絡すれど返信未だあらず、然れば変更前の便の到着予定時刻たる午後1時まで、到着ロビーにて待機すべし。
到着ロビーにおばはん共の歓喜歓声響き渡れば、何処ぞの有名人でも到着されんや。
午後1時まで待たざるとも正午、Steffiが今回の台湾ツアーポスター掲げ迎えに来て下さりし。
先ずはホテルへチェックインへし後、Steffiの案内にて昼飯食らうべく出動せり。
巨大絵の具オブジェ発見されるや、ウルフは十八番ギャグ披露されし。「あれ?絵の具デカっ!えっ?俺が小さくなったのか?」
Steffiに御案内頂きし麺屋台、
「ホルモン盛り合わせ」やら、
「水餃子」をサイドオーダーに、
「牛肉麺」食せば、八角芳しくして大いに美味。
「麺神」の異名取られる東君も納得されし。
酒類販売されねば、Steffiとジョンソンが界隈のスーパーまで出向き、缶ビール購入下さるや、いざ乾杯せん。
この界隈、矢鱈滅多羅に眼鏡屋が軒連ねれば、正に眼鏡屋街道なれど、何れの店も賑わう様子、斯くも建ち並べばこその共存共栄か。
我々のオルガナイザーKKが営まれるレコード屋「White Wabbit Records」再訪せり。
AMT宗家作品群及び各ソロ&別ユニット作品群を以て、巨大なAMTブース設営されれば、有り難き限りかな。
試聴機には、前回の台湾ツアーに合わせWhite Wabbir Recordsよりリリースせし2枚組ベスト盤CD「The Psychedelic Fiction Sauce Book」が入れられし。
今回の台湾ツアーポスターも貼られれば、何と七色に輝く豪華仕様なり。
店内にはレコードやCDのみならず、書籍やTシャツ等も販売され、本棚には万引防止の為か、ゴルザとレッドキングが目を光らせる次第。
AMT宗家@White Wabbit Records之圖。
ホテルへ帰還、本日はこれより自由行動なれど、私は夕方よりSteffiに連れられ某所にてインタビュー済ませし。
今宵は、大学時代の級友たる平野君が、奇しくも現在台北へ出張滞在中との連絡頂き、30年ぶりの再会祝すべく飲みに行かんとす。
斯くして私が滞在するホテルまで出向き下されば、徒歩にてナイトマーケットへ繰り出せり。
「関東煮」の看板あれば、思わずその煮える様覗き込むや、大いに好奇心刺激され其の儘店内へ突撃。先ずはおでん鍋より好みのネタを選び巨大丼へ入れるや、店の方がそれを食べ易き大きさに切り分け、キャベツ等の野菜共々、麺を茹でる要領にて湯煎、而してつゆ共々再び巨大丼へ移されれば完成。おでん鍋こそ日本の其れと同じたれど、その後のプロセスが余りに異なれば、果たしてこれを「関東煮」即ちおでんと呼び得るや否や。
何やら臓物の如しもあれば、是亦美味。その他、ゴーヤ肉詰やら餅米の腸詰やら、珍しきネタ多くして、何れも大いに美味。周りの席を見渡せば、麺も投入され、具沢山な汁麺として食されるも少なからじ。
生憎酒類は取り扱われねば、酒場を求め彷徨徘徊せり。道すがらコレクター玩具店と思しき発見、あの「フロム・ビヨンド」宜しくハンバーガーが合体せし様はどないやねんな。
「酒が飲める場所」を求め均かの大彷徨、ナイトマーケットを始め、其処此処に料理屋は五万とあれど、酒類供する店皆無にして、本日の昼飯時宜しく、界隈のスーパーやコンビニにて酒類求め持ち込む仕組なりけりて、単に「酒が飲める場所」なんぞと云う余りにあって然るべき店があらざれば、可成りの距離を世間話なんぞしつつ徘徊、漸く酒瓶並ぶ店見付けれど、何の因果かあの糞キッシュ扱う店にして、飲みのみは御断りなんぞと宣いくされば、そもそもことらから願い下げじゃと、何とかバーの類い探すべく只管歩き続け、最早諦めんとせし刹那、随分と閑散とせし一角に「Bar」の文字発見、斯くして遂に酒を飲み得る運びと相成りし。
ビールやら呷りつつアホ話から真面目話まで、そもそも大学卒業以来30年経ての再会なれば、勿論その間、互いに紆余曲折経ればこそ、早々に美術の道を捨て去り、亦、結婚や家庭なんぞ全く以て無縁な五十路独身男なる私なんぞが、到底想像し得ぬ人生を辿られしその半生の逸話幾つか伺うのみなれど、大いに興味深くして、いやはや人生とは斯くも面白きものなるかな。彼の立場より眺むる私如きの半生も亦、大いに興味深かからん御様子なれば、これも30年ぶりの再会なればこそ尚の事か。美術大学の学生としては限りなく落第生たりし私なんぞが辿りし美術とは別の道、気付けば今年は音楽活動40周年迎えれど、専門教育を受けし美術とは真逆な超極私的我流の極み、然ればこそこちとら未だ何も成し得ぬ有様、片やデザイナーとして大成され且つ当然立派な社会人となられし級友の姿を前に、己れの牛歩ぶり呆れ返るばかりかな。
大学卒業以来、殆ど誰とも付き合いあらざりて、一時は同窓会名簿の消息不明者リスト入りさえ果たせし私なれば、懐かしき名前次々飛び出すや、最早再会の機会あらざらん級友の皆が息災なるを嬉しく思うばかりなり。
楽しきひと時が過ぎ去るは瞬きの如し。明日に控えるAMT宗家台北公演のチケットも入手済みと伺えば、何とも有り難き限りにして、せめてちょっとはええとこ見せへんとな。
ホテルへ帰還すれば、同室のNANI君は何処ぞへ出撃されしか不在、流石に徹夜明けの儘臨みし今日一日、即寝成仏にて幕。
斯くして台北の夜は更け行きし・
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。