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Channel: 大ぼら一代番外地
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ヒューマンシャワー@高知 Chaotic Noise

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昨年末に封切られし山口恭平監督作品「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」を何とか劇場にて鑑賞せんと思えど、現在放送中なるテレビシリーズ最新作「仮面ライダージオウ」は、平成仮面ライダーシリーズの20作品記念作品なればこそ、シリーズ第1作「仮面ライダークウガ」から第19作「仮面ライダービルド」に至る全19作品の時代を巡るタイムトラベル物にして、歴代ライダー達のみならず、関連主要キャラまでが豪華ゲスト出演されにけると伺えばこそ、何とか過去作品全19作観破の暁に、満を持して「仮面ライダージオウ」鑑賞へ至らんと目論めど、如何せん平成仮面ライダー諸作は、概ね全50話たる長尺テレビシリーズ作品なれば、然う易々と観破し得る筈もなく、正に寝る間も惜しみ只管鑑賞し続ければ、此処まで「仮面ライダービルド」「仮面ライダーエグゼイド」「仮面ライダーゴースト」「仮面ライダードライブ」「仮面ライダーディケイド」「仮面ライダー電王」「仮面ライダー龍騎」「仮面ライダークウガ」以上8作品を観破せり。然れど先日、外出先にて偶然にも、放送中たりし「仮面ライダージオウ」第21話を鑑賞すれば、最早辛抱堪らぬとばかり、遂に禁を破り「仮面ライダージオウ」を見始めるや、怒涛の勢いにて先達て放送されしその第21話まで追い付きし次第。是にて漸く劇場版たる「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」鑑賞し得ると思い、意気揚々上映館を調べるや、何と日本全国津々浦々殆ど全ての上映館が、2月11日(月祝)を以て上映終了、而してその事実発覚せしは2月9日(土)夜にして、目下「NANI ∞ GURU」2ndアルバムのマスター入稿締切が週明けと逼迫すれば、週明けまでは寝食削り録音作業に集中せざるを得ず、皮肉にも上映最終日たる11日は、高知Chaotic Noiseにて「ヒューマンシャワー」のライヴ控えれば、最早映画館にて鑑賞し得る可能性は、此処に無情にも潰えし次第。

 

 

而してその上映最終日たる2月11日、毎度乍ら高速バスにて高知へ赴かんとす。不覚にも切符の手配が遅れれば、早朝便が僅か1席残るばかりにして、然れど夜更けまで録音作業に明け暮れれば、寝坊厳禁と結局は徹夜にてバスに乗車、当然の如く車中大爆睡にて、吉野川S.A.にての2度目の休憩にて、漸く目覚めし有様。

 

 

終点はりまや橋にて下車するや、別会社の高速バスを利用されしNANI君と邂逅、実は到着時刻がほぼ同じたればこそ。

今宵の会場たる高知Chaotic Noiseへ到着せり。

 

 

未だ午後2時半なれど、サウンドチェックも速やかに完了するや、私は単身Mushuroom Recordsへ久々の突撃果たせり。

 

 

戦利品を抱え帰路に就くや、何やら趣き深き門構えの邸宅発見せり。

 

 

更には百足と思しき紋章が描かれる建物あれば、つい先日まで「仮面ライダー龍騎」鑑賞せし後遺症か、思わずカードデッキに描かれる契約モンスターの類いかと思い込む有様。

 

 

能く能く見れば「百足屋産業株式会社」なる屋号掲げられしを発見、実は足袋の製造販売を生業にされると、後程伺い知りし次第。

 

 

こちら全景、百足の紋章が燦然と輝く様は、何やら地球征服を狙う悪の某秘密結社さえ彷彿せられしか。特撮ファン的には、大いに高得点なる建造物かな。

 

 

帯屋町商店街を散策、遅き昼飯食らうべく「たも屋」にて「カレーうどん(小)+鳥天」食せり。カレーと大根おろしの相性の良さは、当拙ブログにて何度も訴える処なれば、無料トッピングは大根おろし、刻み葱、おろし生姜を投入せり。

 

 

果たして高知にて前打ち上げに興ぜざりし試しなんぞ皆無たれば、体調の問題にて本日は前打ち上げ断念するや、何とも手持ち無沙汰の極み、然れば此処は本日最終上映日たる「平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER」を、何処ぞの映画館にて鑑賞せんと思い立てど、該当映画館たるTOHOシネマズ 高知とは、JR高知駅を挟み反対側にして随分な距離、況して最終上映日且つ連休最終日、随分な混雑ぶりかとも思われれば、そもそも腰痛及び脚痛にて未だ歩行困難な有様、此処は潔く諦めるべし。

 

斯くして開場前どころか未だサウンドチェック中なるChaotic Noiseへ帰還、物販テーブルに座し、超豪華フルカラー無料マガジン「CHAOS KOCHI」最新号に始まりバックナンバーを読破せり。

 

 

今宵、先方務められしは「Fake Trival Dance」なる男性ソロユニット、些かノスタルジーさえ感ぜらるるデスなヴォイスやノイズを発されるも、バックトラックの音質の良さがどうにもアンバランスに感ぜられ、これも70年代末に勃発せし所謂ポストパンクやインダストリアルミュージックやNo Waveなんぞ、追体験どころか生まれる遥か以前の昔話な若き世代なればこそか。

 

 

次鋒務められしは「Punk Floyd」その名より安直な先入観さえ抱けども、実際は「高知のSuicide」との異名を差し上げんとする、正に1人Suicideユニットにして、そのイカしたチープなトラックもまるでSuicide、首から吊るされしKorg Monotribeと思しきシンセより電子音放射されつつ絶叫、然れば何故この音にしてこのユニット名か、愈々謎は深まるばかり。

 

 

3番手務められしは、この「DEATH TECHNO DEATH」主軸バンド「DeeVooZ」にして、然れどその余りに余りなスカムぶりが、このムーブメントの初期イメージを決定付け過ぎしか、然ればここまでに登場されし新鋭2ユニットとのベクトルの違いが明白、果たしてこの先「DEATH TECHNO DEATH」は何処へ向かわん…なんぞと思う間もなき程に、この大御所「DeeVooZ」のセットは、毎度御馴染みな2曲を以て、僅か5分程にて幕。この潔さこそ究極、逆にこの2曲のみにて10年続けられれば、時代劇ドラマに於ける毎度御馴染みな大団円宜しく、重鎮大御所なればこその名人芸の域にさえ至らんと思われ、如何なる道も、その道を極める定石なんぞあらざれば、此の儘「DEATH TECHNO DEATH」を「スケベ椅子」と共に何処までも牽引下さる事を願うばかり。

 

 

4番手務められしは、今や「DEATH TECHNO DEATH」を代表する最重要バンドとなられし「スケベ椅子」なり。楽曲の完成度も然る事乍ら、そのステージングの妙に至るまで、何かしらブレイクの予感抱く次第にして、当初はチープなテクノ歌謡かと思われれど、今や泣きのブルースナンバーまで披露される様は、最早ネクストレベルへ到達されし証か。代表曲「トワイライトゾーン」に於ける客席の盛り上がり&大合唱は、何れ武道館やアリーナを大いに沸かす姿さえ予見し得しか。

 

 

 

而して我々「ヒューマンシャワー」が殿務めさせて頂く次第。今回は、不覚にも入場SEを忘れれど、折角なればそれは好機とばかり、今宵は何かしら新機軸を探るべくいざ出撃せり。先の「鏡割りライヴ」より導入されし新兵器「フラッシュチェーンソー」を駆使、御存知の通りMCかと思しき「曲の一部」にて、是非に「スケベ椅子」とのコラボ切望を訴え、更には「恋のフラッシュチェーンソー」「静かにスティックを置いて(仮称)」なる2曲を以てsplit 7"EPもリリースせんと直訴、何せ我々も「DEATH TECHNO DEATH」縛りなれば、最早「DEATH TECHNO DEATH」の命運と一蓮托生、然ればこそ古くはSan Franciscoより全世界へ拡散されしサイケ、今の若き方々にはSeattleより放射されしグランジなんぞが該当されるか、この「DEATH TECHNO DEATH」も何れは高知より世界を席捲せんとする大ムーブメントへと昇華させるべし。なんぞたる邪な想いを抱きつつも、無軌道に幕開けし今宵のパフォーマンスは、序盤にハイハットスタンドが御釈迦になる件りもあれば、其の儘宇宙大漂流の果て、遂には「真の前衛とは」なる「ゲージュツの真理」にさえ触れつつも、最後は禁断の「Be The One」封印解くや「ヒューマンシャワー・パンドラフォーム」大開眼、客席を巻き込む乱痴気大団円へ至り幕。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今宵、ヒューマンシャワー@Chaotic Noiseへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

而して恒例打ち上げは、毎度御馴染み「赤たぬき」にて。本日は前打ち上げに興ぜねば、実は只今より漸く飲酒解禁なり。

「縞鰺の刺身」やら、

 

 

「ウツボの唐揚げ」やら、

 

 

井上社長が呼ぶ処の「世界で一番美味いヤツ」こと「肉巻生姜」やら、その他「ネギ鉄板」やら「四万十ピザ」なんぞ定番の美食に舌鼓打ちつつ、熱燗呷りアホ話から真面目話まで大いに歓談。

 

 

楽しき一夜もこれにて御開き、然れば最後に記念撮影されし1枚は、NANI君より頂戴せし次第。

 

 

私とNANI君は、午前4時48分発なる始発高速バスにて帰阪予定にして、NANI君はこれより趣味の一人カラオケへ出撃されれば、その後ろ姿を見送りし。扨、私はと云えば、前回は寒空の下、3時間余も耐寒修行強いられし愚行に走れど、今宵は午前2時なれど思いの外気温高くして、此の儘商店街のベンチにて遣り過ごさんとするや、毎度御付き合い下さらんとする「スケベ椅子」リーダーことタージマハール氏が、偶然邂逅されし彼の友人たる女性共々、界隈のバーへ御案内下されば、バス発車時刻まで御付き合い下さるとの御厚意に、今回は甘えさせて頂かんとす。

 

 

偶然邂逅され同席下さりしその女性の「私、オタクなんです」なる告白に、思わず反応「何オタクなんですか?」「アニメオタクなんです」「そうなんですか…自分も特撮オタク、否、オタクと宣うたら烏滸がましい素人レベルですが…特撮好きです」なんぞたる自己紹介に端を発し、あれこれ話すうち「仮面ライダー電王」が共通キーワードと相成るや、愈々以て大いに盛り上がり、其の儘最近の定番たる「仮面ライダービルド鑑賞之薦メ」へ至るや、この店のママさんも同席下さり杯交わし、店内大型モニターを以て、youtubeにて現在公式無料配信中なる第1話を皆して鑑賞せり、

 

 

そのアニメオタク自称される早紀嬢は、コスプレイヤーな顔も御持ちと伺い、写真あれこれも拝見させて頂けば、何事も道を極めんとされる姿は感動的かな。

 

 

一般的に見れば「特撮好きな独身五十路オヤジ」なんぞ痛さの極み、況して世間的には社会よりの落伍者なれば、三面記事なんぞに晒される場合「無職」「自称ミュージシャン」なんぞと書き添えられる筈にして、いやはや能く能く思えば、一般的目線より見るや怪しさ半端なく、今更この手の音楽関係者以外との出会いなんぞ皆無と思えばこそ、成る程特撮好きが繋ぐ新たな人間関係の可能性もあらん。奇しくも某国営放送局が「トクサツガガガ」なる特撮オタクの女性を主人公にするドラマも絶賛放送中、

 

 

制作局たる某NHK名古屋にては「トクサツガガガ展」さえ開催中、これも亦何やら暗示的なるかな。

 

 

斯くして大いに盛り上がれば、よもや始発バスさえ乗り遅れるやと危惧される有様にして、何とか発車時刻直前にバス亭へ到着、一人カラオケ堪能されしNANI君と再会果たせり。

タージマハール氏と早紀嬢に御見送り頂き、いざ始発バス発車するや、流石に即寝成仏。ふと目覚めれば淡路島爆走中にして、車窓より大阪湾に昇る朝日拝みし。

 

 

5時間に及ぶ大爆睡バスの旅の末、無事帰阪すれば、大阪アジトへ戻る道すがら「とんかつKYK」へ立ち寄り、遅き朝飯若しくは早き昼飯として「ヘレとんかつ弁当」所望、大阪アジトへ漂着帰還すれば、これに「粕汁」添え、斯くして「ヘレとんかつ弁当+粕汁」食せり。

 

 

斯くしてヒューマンシャワー高知弾丸ツアー終了せり。

 

NANI君のブログも是非に御併読頂きたし。

 

 

 

 

 

 

 

 


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