持病悪化と時差ぼけが複雑怪奇に絡み合い、最早睡魔さえも大いに混乱せしか、そもそも昨日は持病悪化にてほぼ一睡も叶わぬ儘に朝を迎えれど、移動の車中爆睡せし経緯あれば、案の定眠れぬ夜を迎えし。せめてもの救いは、昨夜開演2時間前に投薬すれば、その効き目未だ継続中にして、然れば差し迫る事務仕事あれこれ片付け、気付けば午前5時を迎えんとすれば、朝飯なんぞ拵えんとす。
昨日の配給ご飯は未だ手付かず終いなれば、半分をNANI君へ御裾分け、一昨日の私への配給分は「自称大食漢」たるウルフへその場にて譲渡、而して今や3日前の配給ご飯を以て拵えし昨日の道中弁当「あり合わせ海老玉五目焼飯」残党召喚、昨夜のケータリングたりし「Fish Tacos」トルティーヤはウルフへ進呈、中身のみたる魚フライをサルサ共々盛り合わせ、電子レンジにて加熱調理、更に投宿先に用意下さりしケータリング「生野菜盛り合わせ」よりセロリ失敬、これも盛り合わせれば、斯くしてリサイクルクッキング「魚フライ+あり合わせ海老玉五目焼飯+セロリ」完成。
同じく昨日の道中弁当残党たる「野菜の蒸し煮」召喚、斯くして朝飯は「魚フライ+あり合わせ海老玉五目焼飯+セロリ+野菜の蒸し煮」食せり。
道中弁当若しくは昼飯も拵えんと、牛蒡召喚するや笹掻に処し、水に晒し灰汁抜きするや、胡麻油敷きしフライパンへ投下、
水屋より拝借せし砂糖投下し炒めるや、続けてしりしりに処せし人参投下、ヤマサ昆布つゆも加え、
仕上げに「自家製ハバネロオイル」と擂り胡麻投下、斯くして「金平牛蒡」完成せり。
投宿先たる此処に、ケータリングとして御用意下さりし「生野菜盛り合わせ」人参やセロリは兎も角、ブロッコリーやカリフラワーを生食とは何故か。
然れば「電子レンジで蒸し野菜マシーン」にぶち込み2分加熱調理、ええ感じにて蒸し上がりし。
斯くして昼飯は「南瓜の蒸し煮+金平牛蒡+蒸し野菜サラダ+おろし納豆+ごはん」食せり。「南瓜の蒸し煮」は、昨日拵えし「野菜の蒸し煮」残党に他ならねど、味がしっかり滲み入れば、鍋にて煮る「南瓜煮」に比ぶれど何の遜色あらざる美味さにして、調理工程の手軽さと加える調味料の量の少なさを思えば、こちらに軍配上げて然るべきかな。片やカリフラワーとブロッコリーに関せば、蒸すよりも茹でる方が遥かに食感も良く美味と知れ。
Denverへ向け出発せり。毎度御世話になりしレコード屋「Wax Trax」へ赴けば、Justinの提案にて、彼がリリースせしLP「IAO Chant From The Cosmic Inferno」と、我々がリリースせしLP「How Was The Decisive Moment Recorded?」を数枚ずつなれど卸価格にて売却すれば、正に自主制作黎明期たる80年代初頭、己れの足にて取り扱い下さるレコード店を探しては、一軒一軒直接作品委託せし当時を思い出せり。
今宵のポスター発見せり。
道すがら、ジャパニーズ・ファーストフード店、即ちテリヤキ丼なんぞ扱われる店にて「SPAM MUSUBI」なるを発見、沖縄より伝来せし代物か。
今宵の会場Larimer Loungeへ到着せり。
今宵は90分のセットを披露。日々、持病が悪化の一途を辿れば、今宵も開演2時間前に投薬、然れば恙無く演奏叶いしが、せめてもの救いかな。Denverは通称「田舎セット」不要な大都市と思われれば、況して解禁尖兵たる発展都市にして、更にこの北米ツアーも既に2週間14発経れば、第1次解体再構築の時節到来、斯くして我がコスモスに導かれる儘、耳の向く儘、気の向く儘、爆音にて大暴走、当然と思われし局面に亀裂入り、新たな世界の閃光が漏れ伺えば、一層の高みを目指し疾走、大団円を迎え幕。
1. Blue Velvet Blues ~ Dark Star Blues ~ Chinese Flying Saucer
2. Disco Pink Lady Lemonade ~ OM Riff ~ Pink Lady Lemonade coda
3. Cometary Orbital Drive
下の画像は、私がステージ上にて撮影せし1枚なり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
今宵の投宿先たるBrady宅へ。昨年も拝みし壁に三重は桑名発世界行きメタルバンド「Sabat」のポスター再び拝みし。海外を行脚すれば、日本を代表するメタルバンドとは「ラウドネス」や「X Japan」にあらず「Sabat」と痛烈に知らしめられると知れ。
この「Sabbat」とは、80年代より三重は桑名を拠点に活動する日本のメタルバンドにして、欧米に於いて実は「最も有名な日本のヘヴィーメタルバンド」なり。然ればこそWikipediaも英語、ドイツ語、デンマーク語、フィンランド語、ポーランド語のみにて日本語あらざる次第、而して作品のリリース枚数是亦尋常ならねば、何処となく我々AMTと同じ境遇かとも推察され、勝手に親近感さえ抱く始末。
而してトイレも相変わらずな様なり。
私のMacBook Proのみネット接続不可なれば、此処は5月下旬より欧州ツアーを控えれば、それに合わせカセットをリリースせんとする「NANI∞GURU」の音源製作に励行せんとすれど、然ればこそ先ずは仮眠せり。
斯くしてDenverの夜は更け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にFacebookへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。