今宵は「Richard Pinhas Last Japan Tour with Yoshida Tatsuya」大阪公演にゲスト出演予定なれば、会場たるムジカジャポニカへ到着せり。
因みに日本人名のローマ字表記に関し、私は海外にて活動開始せし当初より「Kawabata Makoto」との表記に努める次第なれど、これは「マコト・カワバタ」と呼ばれれど、どうにも聞き慣れぬ故に己れの名前に感ぜざる事に由来、然れば海外に於ける20年来の旧友は概ね、私の事を「Kawabata」と呼称するものなれど、これは彼等が私のファーストネーム(名)を「Kawabata」と勘違いせしに相違なく、然りとて日本に於いては友人であれファミリーネーム(姓)にて呼称するも珍しからねば、こちとら全く気にも留めず、今に至る次第。然れど此処15年以内に知り合いし方々は、ファーストネーム「Makoto」にて呼称される次第にして、これは私の名前が多少なりともメディア等に晒され、こちらがファミリーネームと広く認知されればこそ。然れどこの日本語と同じ順(姓→名)にての表記に努めれば、時折クレジットにて、例えば「Keiji Haino + Kawabata Makoto」なんぞと混同される様も稀ならず、然りとてこちとら別にそんな事どっちゃでもよろしいわ。
今回のツアータイトルにて、吉田氏が「Yoshida Tatsuya」とクレジットされしを見て、ふと思い立ちしこの一件、先日ラジオにて斯様なニュースを聞けば尚の事。しゃあけどこんな事で「日本を取り戻す」ってみみっちい話やのう。どちらにて表記されれど、混同されぬ程に広く認知頂けば問題あらぬ筈にして、そもそも顔と名前にこそ価値求むる政治家稼業営まれるならば、せめてそれぐらいの人間的魅力やカリスマ性は御持ち合わせて頂きたし。
蛇足なれど、ウルフが率いるバンド「心臓貫通」の名前を聞きしVictoria Shen嬢ことヴィッキーが「Shinzo Abe?」なんぞと勘違い、斯くして「晋三姦通」に改名すべきとの声多く上がりし経緯あれど、著名人とは大抵フルネームにて記憶され呼称される次第なれば、やっぱりどっちゃでもええがな。
Pinhasと昨秋の欧州ツアー以来久々なる再会果たせば、吉田氏とも先達てのJNMF@Moers以来か。サウンドチェックも無事完了すれば、
せいちゃんが差し入れ下さりし、食通の彼女曰く「大阪で2番目に美味いたこ焼」昔乍らの素焼きスタイルにして、絶品至極なれば存分に堪能させて頂きし。御馳走様でした。
何やら軽食求むるPinhasの要望満たさんとするや、然れば大抵何でも取り揃えられる筈と、界隈のチェーン居酒屋へ繰り出せり。
今宵は3部構成にして、先鋒務めしは「Richard Pinhas+河端一」デュオなり。Pinhasとは、嘗てギターにて幾度も演奏せし経緯あれど、あの2分以上に及ぶ超ロングディレイの海に、大抵の音が埋没すれば、今回は敢えてモジュラーシンセにて参戦せり。嘗て「Heldon」に於いても、斯様な編成にて展開される楽曲少からねば、是も亦一興かと思えばこそ。因みに今宵も仮面ライダー555の変身音伴いモジュラー始動は御愛嬌。
以下、ライヴ写真ネット上にて周囲叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
次鋒務めしは「吉田達也+河端一」デュオなり。吉田氏とは彼此四半世紀弱もの長きに渡り、共に演奏させて頂くものなれど、ギターならぬシンセサイザーにてデュオとは初めて、急遽決定せし当初予定にあらざりしセットなれば、果たして未だ初心者極まりなきモジュラーシンセにて、吉田氏の超絶ドラムに対抗し得るやと懸念されれど、結果的にはギターとは亦異なるアプローチと相成り、己れ自身新たな発見なんぞもありしかな。
殿は「Richard Pinhas+吉田達也+河端一」トリオにして、Pinhasのソロ→Pinhas+吉田デュオ→Pinhas+吉田+河端トリオへ流れる段取りたれど、結局Pinhasよりアイコンタクトにて唆され、ほぼ全編トリオ編成にての演奏と相成りし。インプロのみならず、Pinhas+吉田デュオの新譜に収録されにける新曲や、懐かしき「Heldon」の代表曲「Interfaces」「Stand By」も演奏せり。
アンコールは「Richard Pinhas」ソロ、超ロングディレイ駆使されてのフリッパートロニクス彷彿させる演奏にて幕。
今宵、Richard Pinhas+吉田達也+河端一@ムジカジャポニカへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
終演後、Pinhasと2ショット記念撮影。
世俗より隔絶されし辺境の地にてのヨガ瞑想修行より帰還されしジョンソン登場、果たして悟りの境地なんぞ垣間見られしかと思えど、早々に友人と夜の帳へ消え去られれば、矢張り世俗へ還れば世俗の悦楽こそ全てかな、思わず安堵。
斯くして浪花の夜は更け行きし。
今宵は「Richard Pinhas Last Japan Tour with Yoshida Tatsuya」神戸公演@Helluva Loungeにして、私はNani君とのデュオ「NANI∞GURU」にて前座務めさせて頂く次第。オープニングアクトに稀代の新世代天才ギタリスト「殺して38」君が登場、バンドならぬソロにての演奏は初見、嘗て多重録音にてソロ音源制作されし云々伺いし経緯もあれば、今宵のソロ演奏は果たして如何な次第か、大いに興味深き限りかな。
然れば今宵、神戸Helluva Loungeにて御目に掛かります。
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◾︎ 9月13日(金)@神戸 Helluva Lounge (078-331-7732)
NANI∞GURU (砂十島NANI : dr + 河端一 : g & syn)
open 18:30 / start 19:00
adv ¥2000 / door ¥2500
w/ Richard Pinhas + 吉田達也, 殺して38
2ndアルバム「Vovivizm Episode2」も発表した「NANI∞GURU」久々の国内ライヴ!ハイパー・エクストリーム・サイケデリック・ノイズ・ダンスミュージック!
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◾︎ 9月15日(日)@名古屋 spazio rita (052-265-7176)
「激烈怪音ノイズフェス」
T.美川 + ドラびでお + 河端一
open 17:45 / start 18:00
adv ¥3000 / door ¥3500
w/ Izumi Kawasaki, 進入禁止, Hyakuyoso, ニューヤクザ, Kazumoto Endo, Kaseo, K2 + painting
VJ 進入禁止
怒涛の轟音阿鼻叫喚ノイズフェス!そして凶悪トリオ「T.美川 + ドラびでお + 河端一」初見参!
[time table]
17:45 open
18:00 Izumi Kawasaki
18:35 進入禁止
19:10 Hyakuyoso
19:45 ニューヤクザ
20:20 Kazumoto Endo
20:55 Kaseo
21:30 K2+painting VJ 進入禁止
22:10 T.美川+ドラびでお+河端一
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◾︎ 9月16日(月祝)@秋葉原 Club Goodman (03-3862-9010)
「GIGA MODULAR vol.21 東京編」
河端一
open 12:00 / start 13:00
adv ¥3000 / door ¥3500
w/ 阪口昌祥, Hiroshi Hasegawa, 森田潤, HATAKEN, pikamachi, 濁朗, 岡崎絶太郎, tinclocks, Enatsu, DaveSkipper, 和製, Ami-Bique, よんま, YumiKatayama, NUMB, P.O.V Yuhei, Polyshaft, Yuki Ohtuka, 無と有, Plugman, hanai, FUJIWARA, 909state, iseiben, ya4ki, tatata5, Kenichi Takagi, Hiro Ikezawa, yuka.mb, K2, テクノおじ, takane EABL, 妖精マリチェル, 野本直輝, DJ KIM, doravideo
河端一のモジュラーシンセによるライヴ、東京初御披露目!
日本最大級のモジュラーフェス!「GIGAMODULARvol.21」9月16日@秋葉原グッドマンにて開催!
日本中から厳選されたモジュラーアーティスト37名による爆音ノンストップ9時間音楽絵巻!
モジュラーに興味のある方、最新のデジタルミュージックがお好きな方、是非遊びに来て下さい!
大好評!モジュラー中古市も開催!
http://www.clubgoodman.com/blog/?p=16703