本日は長距離移動を控えれば、午前7時半出発との下知あり、然りとてブレーカー落とせし顛末や、ウルフよりのナイトクラブ突撃報告も含め、夜更かしに耽れば既に午前4時半、私が担う重責「炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がれば連絡」全うせんと思えば、此処は迂闊に寝るは危険にして、斯くなる上は徹夜にて重責全う後、移動の車中にて爆睡せんと決意、斯くして無事重責も果たし、夜更けに一度は襲来せし「芳賀優里亜」沈静化せし代わり、再び「トシちゃん」襲来にて苦悶しつつも、遂に朝を迎えし。
道中弁当拵えるべく、最後の1尾と相成りし「鯖燻製」召喚、皮より身を削ぎ落とせば、先日入手せし生唐辛子添えれど、是が残念乍ら期待外れな屁垂れぶりを露呈、然れば「自家製ハバネロオイル」と擂り胡麻施せし。昨日BBQ会場より失敬せしサンドウィッチ用ルッコラも召喚、是も「自家製ハバネロオイル」と擂り胡麻施し和えれば、昨夜の朝飯にて失敬せし茹で玉子も添え、斯くして「鯖燻製ルッコラ弁当」完成せり。道中にて食らえば、安定の美味さなれど、是を以て今回の欧州ツアーに於ける長期政権「鯖燻製時代」終焉、残されし10日間は、満を持しての最終ステージ「肉食アルマゲドン」へ突入せん。
朝飯求め食堂へ赴くや、昨朝同様、所謂「コンチネンタルブレックファースト」と些か趣向異なれば「スクランブルエッグ+温野菜サラダ+ソーセージ2種+カプチーノ」所望、調味料がマスタードしかあらねど、辛味稀薄にして酸味強めな欧州風なれば、然して問題なし。
午前7時半出発、一路イタリアはRoma目指し爆走せり。クロアチアよりスロベニアへ突入せり。
連日連夜の暴飲暴食に加え、高らかに「俺から夜遊びを取ったら何も残らない!」と宣われしウルフなれば、昨夜もナイトクラブにて御乱行の限り尽くされにけりて、正に字面通り「精魂尽き果て」全機能停止中。
スロベニアよりイタリアへ至れば、1週間ぶりに通貨ユーロ圏内へ帰還果たせり。立ち寄りしドライヴイン売店にて「鋼鉄ジーグ」発見せり。欧州に置いては「マジンガーZ」等を筆頭に、永井豪とダイナミックプロ作品群が、嘗て一世風靡すれば、未だ根強き人気誇られ、日本にては幾分マイナー作品たる「鋼鉄ジーグ」さえ、40代以上の成人男性なら先ず御存知にして、主題歌さえ口遊み得る程に大人気作品と知れ。
竜の落とし子シーソー、いとをかし。
俄かにバンド内にて、空前のウエハースブーム到来中、その勢いにて新ユニット「The Wefers」さえ結成に至らんや。
片やウルフは「宗教上の理由」及び「着床祈願」にて、本日は「断食行」敢行中なり。
その次のターンは、愈々以て完全徹夜のリバウンドにて気絶爆睡せり。如何せん車中にてNANI君と展開する「寛ぎフォーメーション」の方が、ホテル等のベッドより遥かに快適にして快眠し得る次第、程良き揺れや走行音等さえもが、そもそも「静寂」「消灯」こそが安眠の2大妨げ要素たるサバイバル睡眠派の私には、安眠誘発する重要要素たらん。
その後のターンは、転寝及び録音作業準備等繰り返しせば、片や助手席に於いて、目下「断食行」中なるウルフは、冬眠中の熊宜しくひもじさ回避もあらん、再び完全機能停止中。
クロアチアはZagreb出発後、スロベニアを経て、遂にイタリアはRomaへ至りし。此処までのの所要時間は13時間半なり。
今宵の会場Angelo Maiへ到着せり。
サウンドチェックも速やかに完了、何やらサイケデリックなプロジェクションも行われんとすれば、何せ今宵のイベント名は「HALLOWEEN PSICHEDELICO」なればこそ。
晩飯はケータリングにして、此処のスタッフが拵えにけり、灰汁の苦味強烈過ぎな「法蓮草のソテー」
而して二味程不足されし「ベジタリアンラザニア」なり。嗚呼、イタリアの美食は何処に。
イタリアラウンドのオルガナイザーにして「Off Set Records」主宰される旧友Cristianと、早速「amazza cafe」堪能すべくアマーロにて乾杯せり。
今宵はハロウィンパーティーなりけれど、ハロウィンは本来キリスト教ならぬ異教文化にして、且つプロテスタントたるアメリカにて定着せし行事故に、カトリックたるイタリアに於いての盛り上がり、果たして如何かと思えば、案の定仮装される御仁僅かなり。
今宵はレイトショーなれば、我々が先鋒務めさせて頂く次第。先鋒とは云え開演時刻は午後11時15分、今回のツアーに於ける他公演多くならば、既に終演迫る頃合いなり。
今宵は75分のセットを披露せり。此処数日風邪にてダウンせしジョンソンも平癒復帰、然れば怒涛の疾走を以てハロウィンの夜を駆け抜け、遂には大団円へ至るや、大いに盛況にて幕。
1. Dark Star Blues
2. Sycamore Trees
3. Disco Pink Lady Lemonade ~ Chinese Flying Saucer ~ Pink Lady Lemonade
4. Flying Teapot ~ Cometary Orbital Drive
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
「世界最速撤収バンド」の異名を取る我々、終演するや物販班の御三方はSHOPZONEへ駆け付けられ、機材班たる私とNANI君、而してMorganは、次に控えるバンドへステージ譲るべく、僅か8分間にて全機材撤収完了、而して「THE WINSTONS」演奏を眺めつつ、会場より撤収せり。
投宿先ホテルへチェックイン、毎度乍らNANI君と同室にして、先ずは使い勝手良き様に模様替えせんとす。下の写真は「Before」なれば「After」は次回記事へ続く次第、悪しからず。
終演後より、突如「カテゴリーエース」として覚醒されし「芳賀優里亜」襲来、余りの激痛ぶりに加え、中1日空けば痛みに対する耐性若干薄れしか、屁垂れにも「新婚自炊」ならぬ「新今治水」服用、然れど激痛治らずして、遂には痛み疲れにて、我が「芳賀優里亜」と共に気付けば轟沈せり。
斯くしてRomaの夜は更け行きし。
NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。
ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。