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Channel: 大ぼら一代番外地
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Charleroi

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ネット上にて、彦根にて初めてライヴ行いし10年前より御世話になりし山本君ことKaz君が、遂に夢叶えられ、憧れのスコットランドと故郷滋賀を結ぶ理想郷「Two Sunsets Tearoom Bar」プレオープン迎えられにければ、何を措いても御目出度うと申し上げたし。

 

 

果たして滋賀はJR能登川駅前にて、稀代の超本格スコティッシュパブを開店されるとは、余りに大英断過ぎぬかと、思わず老婆心ならぬ老爺心乍ら憂慮すれど、勿論此処まで辿り着くには、想像を絶する努力と決意あらざれば不可とは云わずもがな、況して彼とスコットランドとの出逢いの経緯も、些かながら傍らより伺い知ればこそ、此処までの尋常ならぬ拘りと熱意も推して知る次第。果たして日本国内にては、もしや此処にてしか味わい得ぬスコッチウイスキーもあるやも知れぬ程、是非多くの方々に御立ち寄り頂きたく思うばかりか、彼のスコットランド愛と滋賀愛に絆され、暫しKaz君の理想郷に身を委ね、素敵なひと時を堪能頂きたし。

 

 

 

残念乍らプレオープンもグランドオープンも、海外遠征中の身なれば、亦何れぶらり訪ねたしと思うものなり。

 

 

昨夜は、久々に食材補充叶い充実の夜食「謎の魚鍋」〆に「謎の魚煮麺」堪能、久々に素面にて「羽賀研二」に苛まされぬ夜を迎えれば、のんびり熱めのシャワー堪能、気付けば午前5時を迎えんとす。

 

1時間余の仮眠にて起床、道中弁当拵えんとすれば、サニーレタスか白菜かと思しき葉野菜をシェフ君へ敷き詰め、其処へ謎の魚の切身をON! 月桂樹の葉、刻み大蒜、塩昆布を施し、花椒油投下、

 

 

亦してもその葉野菜にて包むや加熱調理、

 

 

斯くして見事に蒸し焼きと相成りし。

 

 

更には付け合わせとばかり、玉葱に塩昆布と月桂樹の葉施し、シェフ君にて加熱、

 

 

是亦見事に焼き上がりし。

 

 

此処まで仕込み終えるや、今度は朝飯拵えんと、昨日の配給米召喚、シェフ君へセットするや、塩昆布施し花椒油投下、斯くして加熱すれば、

 

 

引き続き謎の魚切身と玉葱をシェフ君へセット、おろし生姜投下するや加熱、

 

 

充分に火が通れば、昨夜の「謎の魚煮麺」つゆ残党を溶き玉子と合わせ、薬味「ねぎ海苔」施し投下加熱、斯くして半熟に焼き上がるや、

 

 

予め「赤の器ネクスト」へ盛り付けし先のごはんへON! 斯くして謎の魚駆使せし「極他人丼」完成、いざ食らえば魚の臭みも皆無にしてホクホクな仕上がり、玉子との相性芳しく、大いに美味。

 

 

扨、道中弁当制作へ立ち戻れば、本日の配給米を「赤の器ネクスト」へ盛り付け、例の葉野菜にてパーティション設けるや、先程仕込みし謎の魚蒸し焼きと焼き玉葱を盛り合わせ、プチトマトなんぞ飾れば、

 

 

サルサ施し、是にて「謎の魚包み蒸し焼きサルサ添え弁当」完成、

 

 

「赤の器ネクスト」蓋を閉じれば全行程終了せり。後程食らえば、月桂樹の香り芳しく大いに美味なり。

 

 

午前9時出発にて、ベルギーはCharleroi目指し爆走せり。

 

 

移動車中に於いては、今や僅かに3公演残すばかりなる最終盤戦なればこそ、各々の占有場所にて、皆様爆睡されるも当然なり。

 

 

 

 

車窓より眺め得るは、代わり映えせぬ欧州の大陸的景色にして、ふと思えばこの退屈極まりな景色眺めて20余年、その間日本の春と秋の景色を存ぜぬ次第にして、果たして寿命尽きるまでに、一度たりと存分に日本の春と秋を満喫堪能し得るや。

 

 

我等が愛しのMorgan、眠り苔る極東野郎5名を乗せ、只管欧州大陸北上す。

 

 

道すがら立ち寄りしガソリンスタンド内売店にて、販売されるバケットの内、2本が誰かに食い荒らされし有様。

 

 

見て呉も肝っ玉も限りなく線状なる「線が細い男」こと「セン・ホソシ」君、自分と類似せしひょろ長き代物に愛着湧く様子なれば、先達てイタリアに於いてはピサの斜塔、此処フランスにてはエッフェル塔に、大いなる親近感寄せられる次第。

 

 

ベルギーはCharleroiへ至るや、今宵の会場Vecteurへ到着せり。

 

 

アート魂溢るる芸術空間にしてシアターなり。

 

 

 

 

 

新感覚コンビ「ウーさんツーさん」は、ベルギーと云えばワッフル美女、若しくはベルギーと云えばベルギービール、各々目論見抱き颯爽とCharleroiの繁華街へと繰り出されし。

 

 

1時間余にて帰還されし「ウーさんツーさん」ベルギービール堪能され御機嫌なれど、

 

 

「己れを知らぬ男」ことウルフは、案の定酩酊状態にして、

 

 

「こう見えて自分は食べる方なんです!」晩飯たるケータリングの超大盛りクスクスに挑み掛からんとす。

 

 

今宵の晩飯に用意されしは「クスクス」なれど、私を筆頭に皆してクスクス嫌いなるはAMT宗家の伝統、然ればライダーには必ず「No Couscous!! No Penne!!」と明記する次第。流石はMorgan、此処は機転利かせオルガイナザーに米を要求、楽屋にキッチンあれば自ら炊飯担い下さりし。斯くして晩飯は「クスクス」「ライス」並び立つや、

 

 

「ソーセージ+ハンバーグ」肉々しきコンビに加え、

 

 

そもそもクスクス用たりし「トマト煮込み」もあり、

 

 

食いしん坊Morganは、大いに盛り上がる様なり。

 

 

斯くして「トマト煮込み+ライス+ソーセージ+ハンバーグ」食せば、充分に美味なり。

 

 

Morganは「ネクストレベル弁当箱」に、明日の弁当用に詰め込まれれば、是亦御満悦なり。

 

 

開場すれど、酩酊状態にて全く機能せぬウルフ、今宵は東君より物販班「戦力外通知」下され、楽屋にて仮眠ならぬ本気寝される有様。果たして演奏開始時刻までに復帰し得るや否や。

 

 

楽屋にて録音作業に勤しめど、一度ならぬ二度までも致命的失策にて、一からやり直し余儀なくされれば、不貞腐れしも当然。

今宵は前座務めて下さる2バンドあれば、先鋒の「ZÉRO FURCKS」こそ見逃せど、次鋒務めて下さりし仏パンクジャズデュオ「La Récré」観戦、鍵盤とドラムに由るソフィスティケイテッドジャズ、背後に投影されるエフェクト映像が、80年代半ばのMTV時代幕開けし頃の雰囲気、これも今はニューレトロならんや。

 

 

我々とのセットチェンジの間も、このエフェクト映像流れれば、Morganがステージ上にてエクササイズせしも反映、オモロ過ぎなるかな。

 

 

今宵は90分のセットを披露せり。斯くもアートな雰囲気に満ち溢れれば、開演当初は皆様着席され大人し目たれど、2曲目にていきなり総立ち、其の儘最後まで大いに盛り上がれば、時折アカデミックな側面垣間見せつつも、轟音にて怒涛の疾走、而して大団円へ至り幕。

 

1. Sycamore Trees

2. Dark Star Blues

3. La Novia

4. Disco Pink Lady Lemonade ~ Black Summer Song ~ So What ~ Pink Lady Lemonade coda

5. Flying Teapot ~ Cometary Orbital Drive

 

ネット上にてライヴ画像拾遺叶わねば、私がステージ上にて撮影せしエフェクト映像の写真にて、御茶を濁させて頂かんとす。悪しからず。

 

 

今宵の投宿先ホテルへチェックイン。

 

 

「僕から夜遊びを取ったら何も残りません」なんぞと豪語せしウルフなれど、今宵は先程散々酩酊されれば、流石に「夜狼活動」への出撃躊躇されんとするや、思わず揶揄「ほなら残りカスみたいなもんやから『チンカス』みたいなもんか…なあチンカス君。」

 

 

然れば「やっぱり無性に夜遊びしたくなってきました!」天下御免の御調子者にして筋金入り優柔不断なれば、舌の根も乾かぬ内に前言撤回、斯くして矢張り白牝馬拿捕着床すべく「夜狼活動」へ出撃、夜の帳へ消え行かれし。

 

 

こちとら夜食なんぞ拵えんるべく、ジョンソンより御裾分け頂きし乾麺うどん、ケトル様にて瞬殺にて茹で上げれば、

 

 

もやし共々シェフ君にて加熱せん。「オタフク 焼そばソース」と塩昆布施し攪拌、仕上げに「自家製ハバネロオイル」投下、更には目玉焼も拵えON!斯くして「シェフの焼そば」完成、いざ食らえば美味至極。

 

 

愈々残す処僅か2発、疲労困憊疲弊摩滅寸前全身痛がなんぼのものぞ、仮令肉体が金の粉と化せども、全日程完遂し帰国の途に就くべし。

 

斯くしてCharleroiの夜は更け行きし。

 

NANI君のブログも絶賛並走更新中なれば、是非に御併読頂きたし。

ジョンソンのツアー日記も、徒然なる儘にInstagramへ投稿されれば、こちらも是非御併読頂きたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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