午前5時起床。午前7時となるや、朝飯を食らわんと階下のレストランへ。ベーコンやらスクランブルエッグ等あれこれ並べど、給仕に部屋番号を伝えるや、曰く「御客様はコンチネンタル・ブレックファーストですので、此処ではなく、8時からカフェの方でとなっております」既にコーヒーを片手にすれど、また出直さんと伝えれば、曰く「ここで朝食を取って頂いて結構ですが、コーヒー、オレンジジュース、パンのみ御召し上がりなれます」了解とクロワッサン2個程頂き着席、然れど茹で玉子マシーンなんぞあれば、給仕の目を盗み2個拵え失敬せり。斯くして恙無く朝飯を食し終え自室へ撤収すれど、同じく知らずにレストランを訪れし東君は、ハム等皿に取りしを給仕に目撃されし結果、一悶着起こせしとは、如何にも「世界中で怒られる男」なればこそか。
さて道中弁当拵えんとすれば、レタスとおろし人参を添え、混ぜ麺を拵えんとすれど、ハバネロ酢を以て食らう混ぜ麺の新機軸を、昨日打ち出せしばかりなれば、本日より是非これを継承せんと、ハバネロ酢と粉末出汁を以て和え、仕上げに朝飯より失敬せし茹で玉子2個を添え、斯くして「茹で玉子付き酢混ぜ麺」完成せり。流石に此処まで2ヶ月もの間、トムヤムペーストを以て凌ぎ来れば、酢ベースなるこのさっぱりせし味わい新鮮至極、大いに美味にして、遂に新兵器にして最後の秘密兵器たるハバネロ酢、ここに本格参戦果たすべし。
既に備蓄食材概ね尽きしみつるちゃんなれば、取り出されし本日の道中弁当とは、
禁断の一品「ポテチ麺」即席麺にポテチをON! これまた昨日東君が披露せし「ソーセージスパ弁当」を凌ぐ漢の料理ぶり、これはあの漢の料理家中谷君の域に、充分迫るものならんや。みつるちゃん曰く「美味い！」
スナック菓子中毒なるみつるちゃん、大量のスナック菓子を購入されれば、狂喜絶叫の圖。
早速開封、貪られれば御満悦の圖。
Zaragoza到着、何と遥かアメリカ合衆国は首都Washington DCに聳えるWashington Monument（ワシントン記念塔）の如きを発見、フランスに存在する自由の女神のオリジナル同様、これこぞワシントン記念塔のオリジナルたる「サラゴサ記念塔」にして、ナポレオン軍の侵攻に抵抗せしスペイン独立戦争に於いて、2度に渡り攻囲されれ、激しい攻防を繰り広げれば、55000人を数えしうサラゴサ人口は、12000人にまで減少すれど、アルハフェリア宮殿を見事奪還、然ればこの塔には「Muy Noble, Muy Leal, Muy Heroica, Muy Benéfica, Siempre Heroica e Inmortal（非常に高貴、王家に忠実、英雄的、敬虔なる、常に英雄的かつ永久不滅）』なる一節刻まれるものなり。
ホテルへチェックイン果たせば、本日中華食材屋にて購入せし、最後の食材ここに並べし。激安即席麺「日式速食麺」は5玉にて€1.90（228円）也。その他、カップ麺やら味付け玉子やら。
今宵の会場Centro Civico Almozara到着。
サウンドチェックの圖。
楽屋にて、チャビ＆サビ。
サウンドチェック終了後、一旦ホテルへ帰還すれば、晩飯を食らわんと即席麺「日式速食麺」1玉召喚、カットわかめ共々湯に浸し戻せば、トムヤムペーストを以て「トムヤムラーメン」として食せり。製麺技術に問題あれば、矢張り茹でねば食感芳しくあらずして、然れど混ぜ麺ならば食し得るレベルなれど、汁麺なれば些か厳しからん。さありとて流石はトムヤムペースト、麺の弱点すら相殺し得るポテンシャルなれば、充分に堪能に得しとは驚異なるかな。
今宵も爆音にてほたえ捲れば、中盤にてMarshall JCM-900御陀仏御昇天、幸い併用するRoland JC-120御存命なれば、何とか凌ぎ切り事無きを得しか、盛況にて幕。ポスターやライヴ写真等、一切拾遺叶わねば悪しからず。
ホテルへ撤収後、愈々ツアーも千秋楽迫れば、ここらにてプチ打ち上げなんぞ行わんと思い立ちて、界隈のバーなんぞへ繰り出さんとす。ホテル内カフェバーにて、突如ダンスバトル繰り広げられし我等がDancin'King東君と、大道芸の心得すらあるサビ。
界隈のバル「Sidecar」へ繰り出せば、
スパニッシュ・リカー3種薦められし次第にて、右より度数40度、30度、15度と伺えば、迷う事なく40度の1本をボトル買い、高級グラッパの如き味わいにて大いに美味なり。
先ずは乾杯、結局ボトル小瓶たる1本空ければ、いと楽し。
更に他のボトルも推薦下されど、こちらは愛して止まぬイタリアン・リキュールのバッタもんの如き味わい、残念なり。
禁酒されるみつるちゃんなれば、コーラ呷りつつ、タパスあれこれ食らわれし。曰く「美味い！」
「美味い！」
「美味い！」
然れば私もアテの一品も所望せんと、一見タニシの如きのアヒージョを所望、これが甚く絶品至極、然れど僅か€1.60（192円）也とは、素晴らしきかな、スペインのタパス文化。
〆に赤ワイン呷れば、斯くしてZaragozaの夜は更け行きし。
蛇足乍ら、現在欧州を旅されるヒロボンが、カオル・タチバナ・フランソワ先生の作品に巡り会いては、その都度愛溢るる作品解説を、公式facebookページ「カオル・タチバナ・フランソワの世界『愛のつばさ』」に、密かに投稿され続けておられれば、芸術に些少なりとも興味関心抱かれる御仁は、是非ともチェックされたし。
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Space Paranoid＠Centro Civico Almozara Zaragoza
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