出口の見えぬコロナ狂騒の煽り食らい、過ぐる8月16日を以て残念乍ら閉店の憂目に遭われし、我等が帝都のホームたるClub Goodman、然れば先達て最後の御奉公との心算にて、AMT宗家無観客配信ライヴも行わせて頂きしとは、御周知の通り。
然りとて帝都の地下音楽シーンを長きに渡り支えられしClub Goodmanなれば、閉店を惜しまれる声数多とは云わずもがな。我々にせよ、果たして今後帝都は何処にてライヴ行えばよいやら、況して帝都在住にあらざれば、然う然う新たな店と巡り合う機会もあらざるどころか、そもそも帝都にて己れの力にてブッキングし得る店とは、実はClub GoodmanとU.F.O. Clubなる僅か2軒、如何に人脈も人望もあらざるか浮き彫りにせらるる事実、後は帝都在住の友人知人にブッキング依頼するばかりなる他力本願ぶり、然ればこそClub Goodmanの閉店は、即ち帝都遠征の道はほぼ絶たれしに同じ、嘗てAMT宗家は帝都にて10年間ライヴ行わざりし経緯あれど、再び帝都遠くなりにけるとは必至たらん。
四半世紀以上に渡り、個人的には天中殺月なる8月、今年はClub Goodman閉店、AMT宗家の英国欧州及びオセアニアまでのブッキング担当下さりしブッキングエージェントにして盟友Tom Relleenの急死と、己の身の上にこそ大厄難降り懸からねど、余りに大き過ぎな損失相継げば、
斯くなる中、Club Goodman 鹿島さんより一報あれば、Club Goodman復活への道が開かれにけり。昨日公式アナウンスも行われれば、本格再始動されるまで、こちらも微力乍ら尽力惜しまぬ所存、而して再びClub Goodmanのステージに立つべくあれこれ備えんとす。
勿論コロナ狂騒収束の目処も立たぬ今、先ずはこの状況下を生き抜く事こそ先決にして、未だ未だ予断許さぬ過酷な状況なれば、決して楽観視し得るものにならねども、然れどClub Goodman復活への道が開かれにけりとは、この救い難き御時世にあって、一筋の光明の如きニュースなるかな。
