本日と明日は、残念乍らコロナ狂騒の煽り食らいキャンセルと相成りし「Victoris Shen」ことヴィッキーの来日ツアーに於いて、ヴィッキー不在たれど決行と相成りし防府と萩の2公演あれば、先ずは防府目指し大阪アジトより出撃せり。
久々なる新幹線乗車、毎度御贔屓にさせて頂く、新大阪駅構内「とんかつKYK」にて御馴染み「へれとんかつ弁当」所望、ポイントカード提示するや期限切れにて新調下さるや、其れ程の期間に渡り、新幹線に乗車せざりしか、確かにコロナ狂騒勃発せし春以来、新幹線に乗車せしは7月半ば「NANI∞GURU 西へ行く2020」ツアーのみなるかな。
久々に食らう「へれとんかつ弁当」不覚にも辛子頂戴するを忘れれど、仮令辛子あらざれども充分過ぎる程に美味なり。
斯くして今宵の会場たるBAR印度洋へ到着せり。事前情報にて「きれいなトイレが待ってるよ 笑」なんぞと、トイレがリニューアルされ綺麗になりしと伺えば、其処は「綺麗なトイレに群がる綺麗な女性達を楽しみにしております!(笑)」と返信、然りとて扨、今宵そもそも女性客が来店されるや。洗面台も使用可能となるや、トイレ内部も男性用小便器と、男女兼用洋式便座が、各々別の入口に分けられし。
リニューアルされれど、メモリアルなチラシは残されれば、Cottonと「北欧のアンビエントサイケ貴公子」ことPer君に由るデュオ「The Birds」国内ツアーのチラシ発見、因みにこのツアーに関せば、私はブッキングマネージャー兼ツアードライバーの重責担いし。
一楽さんとのデュオのチラシ発見、2004年とは16年前なり。「秋のワールドツアーに向けて遂に始動!!」とのコピー添えられれど、私の記憶が正しければ、斯様なワールドツアーは行われず終いか。一楽さんとは以前より「The Boomerangs」を筆頭に、結局一度も活動せず終い、若しくは一度活動せしのみなる様々な名義のユニット数多く結成、然りとて未だデュオにて演奏し続ける機会少なからねば、有り難き限りかな。
洗面台の壁にはAMT宗家カレンダーも飾られれば、是亦有り難き限りかな。
サウンドチェックも速やかに終了すれば、今宵はモジュラー勢を中心に皆様ライン出力の中、私1人のみギター+アンプなんぞたる前時代的機材を使用するものなり。況して先日のソロ神戸公演@Helluva Loungeにて充分な手応えと可能性を感ずれば、今回持参せしは例のバイオリン型セミアコギターなり。
出演者の皆様と共に、界隈の「長崎ちゃんめん」へ繰り出し、私は「皿うどん+餃子1人前」所望すれど、写真撮影し忘れれば、悪しからず。
今宵、先鋒務めて下さりしは「本池雄一」氏にして「disco容疑者」名義にて活動されしと存ずれば、果たして本名たる今宵は、同人物異プロジェクトたるか。モジュラー駆使されてのカットアップ的コラージュサウンド、いとをかし。
次鋒務められしは「矢儀哲也」氏、御本人曰く「エレキシタールやるかもしれないし、ギターやるかもしれないし。モジュラーやらないかもしれないw」ライヴ観戦させて頂く度、毎回全く異なる音楽的アプローチ繰り出され、果たして今回は如何にと思えば、モジュラーシンセにて是亦、サウンドチェック時とも全く異なる展開、勿論モジュラーシンセに精通されることは大前提の上、秘められる音楽的背景の広さがあればこそ成し得る縦横無尽ぶり、いとをかし。
三番手務められしは写真家「谷康弘」氏、コンタクトマイクと思しきを片手にシンセやドームテルミン等交えての王道的ノイズ、肉体に由る激しきアクションも伴えば、最後は青沼静馬ばりの天地返しにさえ至り、正に目が離せぬノイズ・カタストロフィー、激情のパフォーマンス、いとをかし。
四番手に登場されしは「ドラびでお」こと一楽さん、ライヴ観戦させて頂く度に、日々の試行錯誤探究あればこそ、その進化ぶりに心底敬服するばかりなれど、根底に脈動するは今や封印されしドラミングにして、その表現方法こそ千差万別豹変すれど、常にあの超重量級一楽グルーヴが聴こえて来れば、これぞ21世紀型ニュータイプハードロックの幕開けにさえ思われる次第、いとをかし。
五番手には私のソロ、セミアコギターなればこそのフィードバック駆使、ピッキング皆無、僅かばかりのグリッサンドギターと弓弾きこそ交えれど、概ねフィードバックを以ての演奏に終始せり。爆音なればこそ、フィードバックに由るギター本体へ伝導する振動も半端ならず、所謂電マの如し、男を濡らし女を立たすTroubador Noise Clubへようこそ。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
殿務めさせて頂きしは、一楽さんとのデュオ「アシッドマザードラびでお」今度は打ち変わりて、ギターを「弾け」ば、21世紀版異形の解体的ブルーステクノとでも呼ぶべきを展開、様々な音楽を解体再構築しつつ高速カットアップ&コラージュ、況してこのコロナ狂騒間に、機材をグレードアップされし印度洋なれば、ステージ上のモニター具合も素晴らしければ尚の事、怒涛の疾走を以て大団円へ至れば幕。
今宵、河端一 solo / アシッドマザードラびでお@印度洋へ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
打ち上げは毎度御馴染み「海風屋」へ繰り出せば、ノンアルコール組たる今宵の出演者の皆様は、真面目話にて活発な意見交換される傍ら、
アルコール組たるこちらカウンターに座する我々、真面目話も交えつつ結局はアホ話へ至れば、どちらも楽しき打ち上げに他ならず、況して御薦め地酒あれこれ煽り、個人的には絶品至極「鯖塩焼」にて遂には法悦昇天。
斯くして防府の夜は更け行きし。