既に10月と相成れど、ブログ記事は9月半ばまで遡る次第なれば、悪しからず。
日課たる早朝山道入隊にて定点観測、曇り空と重なる 稜線、いとをかし。
海外遠征中のツアークッキングにて、スパゲッティー拵えること少なからねば、自宅にてスパゲッティー拵えるなんぞ稀なれど、今年は御存知の通り海外遠征予定全滅たれば、どうにもスパゲッティー拵える機会多くして、そもそも調理が手軽な代物たれば、ごはん炊き上がるを待てぬ程の空腹時や、大した食材あらざる時なんぞ、特に重宝する次第。斯くして有り合わせ食材にて賄い得る「スパゲッティーナポリタン」食せり。今でこそ、所謂「喫茶店の味」なんぞと持て囃される次第なれど、そもそも我々世代がガキの時分は、スパゲッティーと云えば、この「ナポリタン(当時は『イタリアン』とも呼称)」と「ミートソース(決して『ボロネーゼ』にあらじ)」の2種しか存在せねば、このジャンクな味わいこそ、トッポジージョの故郷たる、未だ見ぬ異国イタリアの味わいと信じ切りしかな。
所用にて下山すれば大阪へ、而して難波へ繰り出せり。今や外飲みの機会激減、然ればいつ以来ならん「まりあ」訪れ、名物たる絶品「おでん」あれこれ存分に満喫堪能せり。
更には「魚串 波食波食(パクパク)」にて、絶品魚串焼き堪能せり。久々に他人、況してプロが拵える料理を堪能すれば、ついぞ酒も進み、御機嫌に酩酊せり。
コロナ狂騒勃発以来、生活基盤を完全に明日香の深山へ移動すれば、今や大阪アジトに備蓄食材ほぼ皆無なれど、冷凍庫の奥底に封印されしが如き「台湾ちまき」発掘召喚、電子レンジにて解凍封印解除すれば、自家製ハバネロ入り花椒油施し葱なんぞ添え、更に電子レンジにて拵えし温泉玉子投下、斯くして「封印解除ちまき」食せば、具材満載な様にて大いに美味。
明日香の深山への帰路、二上山へ沈む夕陽眩しきかな。
既に9月半ばなれど、一時は収穫絶望的かと思われし「河端ファーム」も、遂にささやかなる収穫時期と相成れば、ゴーヤとトマト2個ずつ収穫果たせり。
然ればトマト早速頂戴せんとす。
ゴーヤも、ピーマンや椎茸共々肉詰めにせんとすれば、
此処に「肉詰めトリニティー」完成せり。
而して更には定番「ゴーヤ天の塩昆布和え」拵えし。
晩酌のアテ拵えるべく「極私的激辛激痺れ麻婆豆腐」調理過程踏襲、豆腐投下直前までに至るや、
其れを餡として豆腐にON! 斯くして「極私的激辛激痺れ麻婆奴」完成せり。
小振りの水茄子を両断、軽く隠し包丁入れ、水茄子なればこその瑞々しさ損なわれぬ程度に、チンマシーンにて1分加熱、胡麻油垂らせし処へ、岡田味噌醤油の絶品「ひしお」を惜し気なくたっぷりON! 粉山椒と擂り胡麻投下、是にて「水茄子蒸し田楽」完成せり。
更には先達ての長州遠征時、道の駅にて贖いし葉生姜にも、岡田味噌醤油の絶品「ひしお」添え頂かんとす。
「おから」拵えれど、私の流儀は甘み排除のみならず刻み生青唐辛子投下、更には紅生姜こそ味の決め手なれば、正にアテなる味わいかな。
大蒜とバターが芳しき「ガーリックシュリンプ」なんぞも拵えるや、
山芋擦り下ろすや青海苔混ぜ、揚げ油へ投下、菜箸にて掴み得る程度に外側が揚がるや否やにて取り出せば「山芋とろろ揚げ」完成、中身がとろろ状態なれば、大いに美味。
「万願寺と高野豆腐の炊き合わせ」やら、
チンマシーンにて蒸し上げし「オクラの七味マヨ添え」やら、
更には「八町刺身」やらを以て、
いざ晩酌に興じんとす。
而して翌朝は、アテ残党を以て朝飯とするも定番なり。
天高き秋空に、その名に違わず未だ咲き誇る百日紅、いと眩しきかな。
軒にぶら下がるが如く実りし、遅がけなゴーヤ、
その向こうには蟷螂の姿を確認、
然れど明日香の深山は既に晩秋の如しき冷え込み、未だ御彼岸迎えしばかりなれど、セーター纏わねばならぬ有様、而して地獄の冬の極寒ぶりが脳裡過りし。