コロナ狂騒の煽り食らうや、海外遠征予定は全滅の憂き目に遭い、然れば徒然なる儘に始動、毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧100タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御試聴、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。
扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、中国は上海を拠点に活動されるアシッド・フォーク歌手Baisong Wuとのコラボ作品「Rivers And Mountains (2016)」と、私のソロプロジェクトINUI名義に由る作品「Love From The Deep (2010)」以上2作品を公開せり。
今や中国にて演奏許されぬ私及びAcid Mothers Templeなれど、嘗て未だ演奏許されし頃、2013年のソロツアー上海公演にて出会いしBaisong WuことToni、当時はHalf Otftoなる名義にて活動されれど、彼が奏で歌われし其の音楽に大いに魅せられれば、早速コラボレーションを目論見、2年後たる2015年遂に実現せし次第。
2014年の当局に由るAMT宗家中国ツアーキャンセル以降、私は中国へ赴き得ぬ為、コラボレーションは自ずから、ネット介してのファイル交換にて行われし。而して仏BamBalam Recordsより限定100枚LPとしてリリースされし。
嘗て80年代末から90年代に掛け、マニア達の手に由り、サイケデリックロックやアシッドフォークのレア盤が、続々ブートリイシューされし際、其の殆どが「盤起こし」たればこそ、えも云われぬLo-Fiな音色に、オリジナル盤にては嗅ぎ得ぬ怪しさも上増し、更なるアホな幻想抱きし経緯あれど、本作のLo-Fiぶりも亦然りか。Toniより届けられし音源が、そもそも斯くなる音色たれば、其れが彼の故意か、扨亦機材的な事情に起因せし故か、当時も敢えて尋ねねば、今以て真意真実は闇の中なれど、何はともあれ斯様な音色は、嘗て散々愛聴せしOliver「Stading Stone」や、
Mark Fry「Dreaming With Alice」等の「盤起こし」海賊盤に通ずる同じ匂い漂い、
然ればこそジャケットも、宛ら斯様な海賊盤的イメージにて制作せんと思えど、レーベル主宰されるJJが自ら意匠されれば叶わざりし。然るに今回の「Rivers And Mountains」デジタルリリースに由る復刻に際し、漸く其の思いも成就し得し次第。
「Love From The Deep」は、2010年5月に山寺自宅スタジオにて、私のソロプロジェクトINUI名義にて録音せし音源なり。INUIとは、多重録音を駆使し、民族楽器等のアコースティック楽器と電子音に由る、ドローン/ミニマル系音楽の演奏をせんとするプロジェクトなり。
2010年は1年通じ、彦根はスミス記念堂にてシリーズライヴ「スミスで会いましょう」を、主催招聘下さりし「彦根の母」野本さんと敢行すれば、計9回行えど毎回テーマを決め、其れに基づき自宅スタジオにて新作を録り下ろし、入場者の皆様へ配布すれば、本作は第2回の際の入場特典たりし。
先述の通りINUIは、多重録音を旨とすれば、本来録音のみのプロジェクトにして、この時が初ライヴにして、私の朧げな記憶以上に確かなる拙ブログ辿れば、沖縄は浦添Grooveにてもう一度行いし限りなり。
Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。
既にリリースも100タイトル越えれば、リストページ「Speed Guru's Time」を作成、先ずは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分け、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め18作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。
Bandcampアプリ入手はこちらから。