コロナ狂騒の煽り食らうや、海外遠征予定は全滅の憂き目に遭い、然れば徒然なる儘に始動、毎週2作品ずつアップせんと宣言せし「Kawabata Makoto official Bandcamp」此処まで新旧106タイトルを順調にリリース、御陰様にてぼちぼちな手応え、御試聴、御購入下さりし皆様、どうも有り難う御座います。
扨、今週の「Weekly Kawabata」若しくは「週刊 スピードグル」は、米音楽配信/販売プラットフォームBandcampが、コロナ狂騒の煽り食らいしミュージシャン達の窮状救うべく、売り上げ100%還元下さる恒例「Bandcamp Friday」なれば、このBandcamp Fridayを睨み録り下ろせし最新ソロ作品「The Heir To The Eternity (2021)」嘗て依頼され制作せしお化け屋敷用BGM「地獄楼 (2021)」Daevid Allenことアレン翁とCottonとのトリオGuru & Zero唯一のスタジオ録音作品「Makoto Mango (2004)」ダークサイケデリック轟音即興トリオつるばみの3rdアルバム「反照の想ひ (2001)」以上4作品を一挙公開せり。
Bandcamp Fridayの為に、今回録り下ろせしソロ新作「The Heir To The Eternity」は、昨春のコロナ狂騒勃発以来、経済的事情にて明日香の深山へ隠遁するや、徒然なる儘にガットギターなんぞ爪弾きけば、今や其のガットギターソロライヴなんぞも行わさせて頂く次第にして、然れば本作は、ガットギターと電子音を絡め合わせし代物なり。ガットギター含めアコースティックギターとは、名こそ「ギター」と一見同じなれど、其の実全く異なる楽器たれば、そもそも私はエレキギターこそ40年以上も演奏経験あれど、アコギに関し全くズブのド素人にして、エレキギター同様、是亦1000%独学独習、況してフォークギターもクラシックギターも通過せぬ邪道ぶり、斯くして全く邪道極まりなきアコースティックギター演奏に興じる次第。而して己れの音楽的ルーツが所謂現代音楽、電子音楽にあれば、Acid Mothers Temple結成の由来たりしコンセプト「Deep Purple meets Karlheinz Stockhausen」宜しく、アコースティックギター演奏に電子音を絡めんとせしも、是亦自然の成り行きたりしか。
「地獄楼」と名付けしソロ作品は、そもそも制作依頼されしお化け屋敷用BGMにして、此のお化け屋敷に関せば、嘗ては某百貨店にてディスプレイデザイナーを生業とせし職歴もあり、内装デコレーションの制作にも関わりし経緯あり。お化け屋敷BGMなんぞ、正にステレオタイプな代物たるべしと、怪談映画のサントラ制作気分にて、大いに楽しみ乍ら制作、而してそのお化け屋敷開業されるや、此のBGMが恐過ぎと苦言呈され、否、怖がらせる為の音楽なれば然るべし、正に依頼内容に沿い過ぎる仕事ぶりの筈たれば是如何に。其の後の顛末存ぜねば、果たして引き続き使用されしか破棄されしかは、今や神のみぞ知るばかり、悪しからず。
Soft MchineやGong創始者Daevid Allenことアレン翁と、AMT宗家オリジナルメンバーCotton CasinoとのトリオGuru & Zeroは、アレン翁とAcid Mothers Templeのコラボ第1弾プロジェクトにして、2002年に米西海岸ツアーを行い、San Juan島にて開催されしサイケデリック・フェスティバル「Egg Lake Music Faire Festival」にヘッドライナーとして出演、2003年Parisにて1ヶ月に渡り行われしカンタベリー系フェスティバル「Festival Les Trionales」に於いては、フェスティバル期間中の最多動員を記録する等の傍ら、2003年2月にオーストラリアにて、当時私とCottonもメンバーたりしアレン翁提唱「新世代Gong」ことyou'Ngong(後にGongへ改名)のアルバム録音中、アレン翁自宅にて別途録音せしが本作「Makoto Mango」にして、2004年に英Swordfish RecordsよりCDにてリリースされし。
アレン翁は、you'Ngongこと後のGongにて欧州ツアーを2度計画されれど諸事情にて頓挫、結局オーストラリアにて録音せし「Acid Motherhood」リリースのみにて解散、其の後私とアレン翁は、新たなプロジェクトAcid Mothers Gong結成へと至れば、此のGuru & Zeroは、其の後「Acid Mothers Gong Japan Tour 2004」にて3公演行いしを最後に、当初の使命を全うすれば活動終結せり。
今回のデジタルリリースに際し、ジャケットデザインを若干変更させて頂けば、悪しからず。
つるばみとは、私と東君、而して女性ドラマー恵美伸子嬢なる3名にて、1994年に結成されし完全即興轟音トリオなり。その結成はAMTより先駆ける事1年余、当時岐阜の山奥に居を構えし東君を誘い出し、高き志掲げ結成するや、東君が均かの肋骨骨折なる受難にて、いきなり活動休止を以て幕開けし逸話もあり。
つるばみは、特に海外に於いては、AMT宗家さえ凌ぐ程に、大層な高評価頂き、一聴すれば難解たらん音楽性にも関わらず、有り難くも大いに人気博せば、2009年末の活動休止まで、計8タイトルをリリース、数枚のコンピレーション作品へも参加、而して不定期乍らライヴ活動も精力的に行えば、国内のみならず欧米ツアーも2003年に敢行せり。
歌あらざる所謂インストゥルメンタルグループなれど、嘗てP.S.F. Records生悦住さんより「ヴォーカルを少しでも入れられるなら、是非リリースしたい」との御申し出頂けば、流石に其れは、バンドのコンセプトをも揺るがしかねぬと、丁重に御断りさせて頂きし経緯もあり。
既に当Bandcampページにてデジタルリリース済みなる1st「天侠の徒」2nd「腕」4th「月夜見に」6th「清浄吉祥譚 (2005)」に続き、今回は3rdアルバム「反照の想ひ」をリリースさせて頂きし。本作は、私と東君が主宰する完全D.I.Y.零細自主制作レーベルAcid Mothers Temple labelより、100枚限定CDRシリーズ「Gold Disc Series」として2001年にリリースされし経緯なり。
Bandcampページに於ける「Weekly Kawabata」一応毎週水曜に更新せんと思えば、旧譜のみならず録り下ろし新作も亦、然れば引き続き何卒御贔屓に御願い奉り候。
既にリリースも100タイトル越えれば、リストページ「Speed Guru's Time」を作成、先ずは「Solo」「Band & Collaboration」のページに分け、各々の内部にて項目毎に分類、而してリスト上のタイトルをクリックすれば、リンクにてBandcamp各ページへ辿り着き得る次第。是非に御活用頂きたし。
AMT公式Bandcampも、未発表ライヴ音源等含め22作品を公開中なれば、是非にチェック頂きたし。
インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、Bandcamp Friday期間中にデジタルアルバム全6タイトルを纏めてダウンロード購入頂く場合、30%offになる次第。是非にこちらもチェック頂きたし。
Bandcampアプリ入手はこちらから。