日の出に先駆け、日課たる早朝山道入隊へ出撃せんとす。雲の様、いとをかし。
定点観測。
山道の道すがら、巨木に纏わる藤を仰げば、概ね満開かな。
4月末は未だ暖房器具を重宝する明日香の深山なれば、鍋シーズンも未だ明けぬ次第にして、モーニング鍋に興ずるべく、今シーズンのMVP確定ならん「四川風無水豚大根鍋」拵えんとす。土鍋中央に豆腐を鎮座させるや、大根と豚切り落としを代わりベンタンに並べ、
三種の神器（花椒醤、姜葱醤、麻蝦醤）おろし大蒜、おろし生姜、岡田味噌醤油の赤味噌、刻み青唐辛子を投下、ヤマサ昆布つゆと酒を注入するや、蓋を閉じ加熱、
大根が柔らかに煮崩れ寸前まで煮れば、
葉を使いきれば残されしパクチーの茎を刻み投下、更にひと煮立ち、
仕上げにとろろ昆布投下し、最後のひと煮立ち、
斯くして今冬の鍋シーズンMVP確定なる「四川風無水豚大根鍋」完成、
いざ食らえば、大根はとろとろに蕩ける様にして、大根の甘みや豚切り落としの旨味と四川系調味料の刺激が相俟るや、其れを余さず沁み込ませし豆腐と、最早大根とは思えぬ別次元の食材へと昇華果たせし大根こそが、絶品中の絶品と知れ。
1日の幕開けたる朝飯なれば、先ずは起動に必要なエネルギー摂取不可欠とばかり、此処は「〆うどん」へと至る次第。
様々な食材や調味料の旨味全てを高濃度圧縮せし汁と、うどんが見事に絡み合えば、至福の一品と化せしとは云わずもがな。
所用にて下山、大阪日帰り弾丸ツアー決行せんとすれば、山寺より僅かばかりの食材一切持参、大阪アジト界隈の激安スーパー玉出は惣菜コーナーにて「とんかつ弁当」所望すれば、斯くして「豚カツ＋春菊の胡麻和え＋肉じゃが＋ごはん」食せり。
業務スーパー製やわらか煮豚召喚、是に椎茸と玉葱を加え炒め和え、其の傍らにて白菜のみ具材に拵えし焼うどんへON! 更にはチンマシーンにて蒸し上げし菜の花、しりしりに処せし人参、茹で玉子も添え、自家製パクチーダレと青唐辛子を施せば、是にてインプロクッキング「煮豚焼うどんSP」完成、様々な食材が一堂に相見えれど、自家製パクチーダレが見事に統括、芳しき一品に仕上がれば大いに美味。
ミッション完遂すれば、そそくさと明日香の深山へ帰還すべく、ミッドナイトドライヴに興じんとす。
満月たるピンクムーンこそ過ぎれど、雲の隙間より覗く月光眩しくして、
明日香の深山まで、無事誘導下さりし。
生憎の雨天なれば、早朝山道入隊は断念せり。
「肉じゃが豆腐」
「筍と高野豆腐とワカメの炊いたん」
「スナップ豌豆」
而して「鯛御飯」残党召喚、
「胡瓜昆布揉み漬け」残党召喚、更には「油揚げとワカメの味噌汁」拵え、
斯くして「肉じゃが豆腐＋筍と高野豆腐とワカメの炊いたん＋スナップ豌豆＋胡瓜昆布揉み漬け＋油揚げとワカメの味噌汁＋鯛御飯」食せり。
鉄鍋に焼豆腐と玉葱を仕込み、
先日の「四川風無水豚大根鍋」残り汁を冷蔵庫にて保存すれば召喚投下、
豚肉切り落としを以て覆えば、ヤマサ昆布つゆ＋酒注入、
而して煮立てれば、
是にてプチリサイクルクッキング「四川風無水豚鍋」完成、
そもそも旨味が高濃度凝縮されし「四川風無水豚大根鍋」残り汁をリサイクルすれば、大いに美味とは当然にして、
更には自家製パクチー麻辣ダレを添え食らえば、一層芳しくして美味なり。
