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Channel: 大ぼら一代番外地
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AMT公式Bandcampにて未発表ライヴ盤2枚含む4作品リリースせり

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コロナ狂騒の煽り受け困窮する世のミュージシャン達を憂い、Bandcamp側が売り上げを100%ミュージシャン側へ還元下さる太っ腹この上なき「Bandcamp Friday」再び到来かと思いきや、今月と来月は行われぬとは寝耳に水、然りとて暴走機関車宜しく今更止められぬ次第にして、然れば今月もAcid Mothers Temple公式Bandcampページ、AMT宗家の未発表ライヴ音源2作品「Live in Brattleboro 2002 (2021)」「Paralyzed Paradigm 2000 (2021)」を筆頭に、津山さん最後のAMT祭音源「Last Concert of The First Chapter (2016)」更にはAcid Mothers GongLive in Tokyo (2006)」以上4作品をデジタルリリースせり。

 

 

未発表ライヴ音源「Live in Brattleboro 2002」は、其のタイトル通り、2002年のAMT宗家の米ツアーBrattleboro公演のライヴ音源なり。バーモント州の田舎街なるBrattleboroは、当時世話になりしディストリビューターの拠点でもあり、Sun Burnt Hands Of The ManのRonも居れば、D.I.Y.なブッキングであれ、毎回熱烈歓迎頂きし次第。

扨、この音源に関せば、今回のデジタルリリースに際し発掘せしレア音源にして、いざ聴けば、先ずはセットリストに驚愕せり。何せAMT史上最兇轟音アルバム「Electric Heavyland」からも選曲、果たしてこの「Loved And Confused」なんぞ、今までに一体幾度演奏せしか記憶も朧げな稀ぶり、更には当時オープニング飾りし「Soleil De Cristal Et Lune D'Argent」は概ねインプロに終始、6/8ブルース調「Blues Pour Bible Noire」も、殆どライヴにて演奏せし記憶あらざれば、正に当時の「即興にてやりたい放題」な傍若無人ぶりが、見事に収められし作品となりしか。特に「monster bass」と異名を取りし津山さんの壮絶ベースプレイのえげつなさ、是こそ正にロックベースの極みにして真骨頂なるかな。

 

 

Paralyzed Paradigm 2000」は、難波Bearsにて3日間に渡り開催されし「Psychedelic Festival 2000」に、AMT宗家として出演せし際のライヴ音源なり。このライヴを以て、オリジナルドラマー小泉一ことはじめちゃんが、ツアーメンバーを勇退、其の後は国内ライヴに散発参加、而して2004年には1年間のみツアーメンバーへ復帰果たされど、其れを最後に家業を継ぐに至られし。本来ジャズドラマーたりしはじめちゃんのドラミングの妙は、凡百のロックドラマーには決して叩き得ぬ代物にして、黎明期から初期のAMT宗家を支えし功労者とは云わずもがな。
この音源も、今回のデジタルリリースに際し発掘せしレア音源にして、いざ聴くや、先ず曲順に我乍ら大いなる疑問抱く有様。今や代表曲と化せし「Pink Lady Lemonade」を、2曲目にてさらりと演奏せし反面、あの「Blue Velvet Blues」をハイライトへ位置付けしとは是如何に。更にはこの日が世界初披露たりし「La Nòvia」の全編即興演奏ぶり等、当時の記憶ほぼ皆無なれば、AMT宗家の初期衝動ぶりを収めし貴重な記録なるかな。

因みにこの日の対バンは、津山さんとのデュオZOFFYなりけり。未だ2000年とはAMT宗家の知名度なんぞほぼ皆無、終演後の拍手の疎さから、客入り状況は推して知るべしなれど、果たしてこの夜を目撃されし方々のみならず、当事者たる我々さえも、この翌年には海外にて人気爆発、全公演ソールドアウトと化し、愈々快進撃開始せらるるなんぞ、果たして誰が想像し得しか。

 

 

Last Concert of The First Chapter」は、津山さんが「AMT卒業」宣言されし「第14回 Acid Mothers Temple祭」@名古屋得三のライヴ音源なり。2016年、Acid Mothers TempleよりCDにてリリースされし作品を、今回デジタル復刻せり。

 

 

Acid Mothers Gong Japan Tour 2004」に於ける帝都公演@初台 Doorsのライヴ音源、2006年に英Voice Printより「Acid Mothers Gong Live Tokyo」としてCDリリースされし。Daevid Allenことアレン翁と共に結成せしAcid Mothers Gongに関せば、其の経緯は先達てアレンとCottonとのトリオGuru & Zeroの作品をデジタル復刻せし際にも、拙ブログ記事にて少々触れれば、今回は割愛させて頂く次第、悪しからず。

 

 

而して今回「Live in Tokyo」としてのデジタル復刻に際し、そのJapan Tourのチラシを其の儘転用されしジャケットを刷新させて頂けば、悪しからず。

 

 

今後も、未発表音源、ライヴ音源、リマスター施せし過去作品、更にはBandcamp限定新作等、定期的にリリース行わんと思えば、何卒御贔屓に。

先述のミュージシャンへの100%還元デー「Bandcamp Friday」次回は8月6日(金)なれば、今のうちにカートへ入れて頂き、8月6日(金)当日(時差の都合もあり日本に於いては午後4時以降の24時間以内)に決算頂ければ、我々も僅か乍ら恩恵に預かり得る次第。然りとて2ヶ月も先なれば、忘れ去るは必至と思われて然るべし、然れば遥か先の「Bandcamp Friday」なんぞ気に留めず、是非に今直ぐ御購入下されば結構なり。

 

私個人名義のBandcampページも、現在120タイトルを公開中なれば、こちらも併せて御贔屓にして頂きたし。

 

 

インド古典音楽家としても活躍される金子ユキ嬢とカネコテツヤ君とのトリオFloating Flowerも、公式Bandcampページにて、スタジオ録音作品やライヴ録音作品を公開すれば、Bandcamp Friday期間中にデジタルアルバム全6タイトルを纏めてダウンロード購入頂く場合、30%offになる次第。是非にこちらもチェック頂きたし。

 

 

Bandcampアプリ入手はこちらから。
 


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