そもそも出不精なれば、余りライヴ等にも出掛けぬ私なれど、立て続けにライヴ観戦果たせば、何の気紛れか徒然なる侭に書き綴らん。
1月22日(水)@深江橋 ギャラリーノマル
昨秋、フランスはLyonにて御世話になりしフランス地下シーンの新鋭Cyril Meyssonが、初来日果たされにければ、ぶらりその大阪公演へと赴きし次第。
会場たるギャラリーノマルに到着すれば、既にドアの外まで、.es橋本氏のサックスが、絶叫の如く漏れ聴こえ、中へ入れば.esなればこその緊張感が、ホール内に漂うどころか、正に張り巡らされし有様。
磯端伸一氏のsolo、Cyril Meyssonのsolo、磯端伸一+Cyril Meyssonデュオ、全員に依るセッション。思えばCyrilのギター演奏は初見にして、嘗て対バン共演せし際、彼はドラムを叩けば当然か。
.esのファンと思しき女性客の方々共々、出演者及びスタッフ御一同様との記念撮影に混ぜて頂けば恐縮至極、そもそも出演者にあらねども、如何せん髪のボリューム感にて無駄に目立てば、尚一層恐縮するばかり。これらギャラリーノマルにての写真は、橋本氏のfacebook写真アルバムより無断借用転載させて頂きし次第、悪しからず。
界隈の居酒屋にての打ち上げに同席させて頂けば、見事に終電逃せし有様、.esのsaraさんの車にて、同乗の橋本氏宅より先に、遠回りなれどわざわざ大阪アジトまで御送り下されば、是亦大いに恐縮至極、どうも有り難う御座いました。下の写真は、打ち上げにての1枚、是亦橋本氏のfacebook写真アルバムより無断借用転載させて頂けば、悪しからず。
.esの御両名とは、来たる2月15日(土)The Zzzipps改め鈴木創士グループ@ 京都Urbanguildにて、同じグループのメンバー同士として共演予定、更に 4月4日(金)河端一+liquidbiupil@北堀江Futuroにては、橋本氏をゲストとして御迎えせんとすれば、光の魔術師liquidbiupilが彩るサイケデリック空間にて、デュオ演奏を予定する次第。また4月6日(日)には、私も工藤冬理氏とのデュオにて出演させて頂くイベント「ピアニストを撃て」@彦根Ginza Meetingに於いて、ぴか☆様+.esなるトリオにて対バン、これまた大いに楽しみな顔合わせなるかな。
1月23日(木)@梅田 ムジカジャポニカ
先日名古屋KD Japonにて40 Guildersとして参加せし20 Guildersの西征第3日目たる大阪公演が、我等が桃源郷ムジカジャポニカにて、況してやヒロシさん率いるニプリッツが対バンと知れば、足を運ばぬ筈もなし。
開場時刻に到着するや、ジンさんより楽屋へ案内され、ヒロシさんの「ロック川柳」大いに堪能、いやはや名作迷作珍作問題作に爆笑苦笑失笑、時には「上手い!」と唸らされれば、傍らに控える生粋帝都人ジュンちゃん曰く「反応が早いですねえ。」斯くして開演時刻と相成れば、ニプリッツのライヴを心底堪能、正にロックの権化かな。
ヒロシさん&ジンさん、この御二方に依るギターの絡み絶品至極、然りげなさ気なれど、これこそロックの極北へ達されし方々なればこそ。いやはや素晴らしきライヴなれば、稀代のロックバンドたるニプリッツのライヴへ、機会ある限り足繁く通うべしとは、せめて己れへのメッセージ。
続けて20 Guilders登場すれば、バンド編成ヴァージョンなりけりて、須原君がベース、一色嬢がドラムを務められし。予てよりみつるちゃんに尋ねしとは「よう考えたらみつるちゃんって、Leningrad Blues Machineは勿論、Amazon Salivaも最近あんまし活動してへんし、Zeni Geva辞めてるし、AMTを除けば、アルバムも出してツアーもやってるバンドって20 Guildersぐらいって事は、これが所謂『メインバンド』って事ちゃうん?」御本人が如何に宣おうが事実は事実、即ち今後「田畑満 from 20 Guilders」と記されても致し方なしならんや。斯くして今宵も相棒ジュンちゃんとは、ガチャピン&ムックの如き師弟乍らも名珍コンビぶり炸裂せり。
終演後は、ムジカジャポニカなればこそ飲み倒れんと、芋焼酎呷るばかり。こちらはマドンナ友里ちゃんと、ニプリッツの紅一点ジュンコちゃんの美女2ショット。兄ぃ、残念でしたな。
東君曰く「元祖2ショット王」なればこそ、ジュンコちゃんとの2ショット。
最近のみつるちゃん、兎に角ノンアルコールビールをジョッキにてガブ飲みされる有様、然れば今宵も、ノンアルコールビールを所望されるは当然にして、
御見事なる飲みっぷり、凡そ「世界で最もノンアルコールビールを飲む男」ならん。
而してカレー部部長を務められるみつるちゃんなれば、ムジカジャポニカ名物カレーを所望、その撮影にも余念無し。
先日のヒューマンシャワー「新春鏡割りライヴ」@ムジカジャポニカに於いては、霊魂のみなる「ヴァーチャル中屋」として参加下さりし中屋さん、今宵は肉体を伴う実体として参上されし。
毎年恒例ムジカジャポニカの書き初め、これは私の書にして、先日のヒューマンシャワーのライヴ前に残せし一筆。
こちらはNANI君の書、流石。
ほんでこれはスギムの書、似顔絵付き。
中屋さんも書き初めされれば「倒産」って洒落になってませんがな。
みつるちゃんの書、書き初めと云うよりは好きなもんの羅列かと思えど、痛風・糖尿に始まれば然にあらずか。何にせよ素晴らしき笑顔なり。
ムジカジャポニカ閉店まで飲み倒せば、いざ大阪アジトへ撤収せんと思えども、ジュンちゃんが久保隊員と飲みに出向く故と誘われれば、結局天満はひろのやへ出撃せり。
先ずは熱燗なんぞ呷りつつ「切り干し大根」大いに美味なり。
続けて「牡蠣酢」今冬は果たして如何な程牡蠣を食い捲りしか。如何せん5月に南仏にて牡蠣に中れば、9月に出演せし南仏はRivièresにて開催されしフェスティバル「Baignade Toujours Interdite」に於いて、用意されし朝飯が何と「生牡蠣+白ワイン」なれど、その夜に出番控えし身故、万が一にも再度中るや演奏不可なるは必至と、涙を飲み拒否させて頂きし経緯あれば、欧州ツアーより帰国せし以来、食いもんの恨み実に恐ろしきとは思い知れとばかり、牡蠣酢やら牡蠣フライやら食い捲りし次第。
大好物たる「きずし」絶品至極。
斯くして久保隊員ときずしと私。
ジュンちゃんとみつるちゃん湯豆腐を眺める之圖。関西の大衆酒場に於ける湯豆腐とは、鍋料理の類いにあらず、出汁に浮かぶ豆腐、而してとろろ昆布と知ればこそ。
絶品至極「焼き白子」
いざ満喫せん。
久保隊員も大いに御満悦。
「牡蠣フライ」是亦絶品。
みつるちゃんも食らわれれば、
果たしてこの表情、如何に美味たりしか推して知るべし。
ふと思い立ちて、牡蠣フライに焼き白子を乗せ食らえば、これが絶品の2乗効果と相成り、気絶寸前な程に珠玉の絶品。
飽くなき美食を追求されるみつるちゃんなれば、勿論牡蠣フライに焼き白子も挑まれるや絶叫「これは美味い!」
「煮鯖」激烈に美味なり。
矢張り冬の夜に「おでん」はよろしいなあ。
生粋の帝都人たるジュンちゃんは勿論、京都出身帝都在住みつるちゃんも、大阪名物「肉吸い」御存知なければ、珍しがりつつも大いに堪能されし御様子。そもそもの由来は、肉うどんのうどん抜きと知り、尚の事興味津々の御様子なり。何せ花紀京が肉吸い誕生の由来なりけりとは、今や誰もが御存知の逸話なれば経緯割愛、悪しからず。
御存知の通りひろやは、午前1時開店/午前11時閉店なれば、既に午前5時過ぎなれど未だ宵の口か、ジュンちゃんと久保隊員は未だ飲み足らぬと宣いけれど、既に四十路も夜の帳下りし私とみつるちゃんは、ぼちぼち大阪アジトへ撤収させて頂かんと、これにて御暇頂き失礼仕り候。
1月29日(水)@心斎橋 Hokage
大阪アングラサイケシーンの新鋭たる地獄変君が、この度盟友Changchang率いるヘヴィサイケバンド秘部痺れに加入せしと知れば、今宵その新編成秘部痺れ御披露目ライヴありて、奇しくも漸くAMT宗家新譜のレコーディングも完了すれば下山、然ればぶらり覗きに伺わんと、Hokageへ赴きし次第。先鋒のバンドが終演せし頃に到着、さて秘部痺れの出番が何番目かと問えば、今宵5バンド出演にして5番目なりけり。然れば階下のバーにて焼酎なんぞ呷りつつ、地獄変君やChangchang、矢張り新生秘部痺れを見届けんと来られしSilent Headの中谷君達と歓談。
漸く新生秘部痺れ登場と相成り、フロントに上手よりChangchang、地獄変、821と並べば、正にIVIZAかと見紛うも当然。然れどいざ演奏始まるや、地獄変君のギターが大炸裂、斯くも楽し気にギターを搔き毟る彼を目撃せしはいつ以来か。そもそも糞真面目にして飽くなき追求心を以て厳しく修練に勤しまれれど飽きっぽく悩みがちなる彼なれば、IVIZAの如く己れが率いるバンドにあらざればこそ、斯くも呪縛より解放されギターを弾き捲られしか。IVIZAに於いてはヴォーカル担う彼なれど、秘部痺れにてはChangchangがボーカルを担えば、彼は飽くまでギタリストたるべき位置付けと予め伺えど、いざ演奏が白熱するや、堪らず即興にて歌い出されし有様、生来ヴォーカリストなればこその突き上げられし衝動若しくは本能ならん。結果的に地獄変君の加入に因り、旧来の秘部痺れとは全く異なるバンドへ豹変、然れど勿論IVIZAにあらざれば、全く新たなバンドへと魔界転生されしか。盟友悪友集いて素晴らしきバンドが誕生すれば、兎にも角にも目出たき限り、今後一層の大活躍ぶり期待するばかりなり。
終演すれば可成りの時刻にして、結局終電近くと相成りし。下の写真は、Silent Headのベーシストにして漢の料理家、旧友中谷君との2ショット、彼のfacebook写真アルバムより無断借用転載させて頂きし、悪しからず。
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ぶらりライヴ観戦彷徨記
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