遅れて溜まり捲りし先月分の隠遁独身五十路オヤジ自炊備忘録、今回を以て漸く脱稿の運びなれど、既に今月も半ばに差し掛からんとすれば、1週目は「Floating Flower 京滋名ツアー2021」ありしとは云え、結局未だ2週間遅れか。然れば毎度乍ら書き殴り書き棄て御免、超高速筆にて駆け抜けんとす。
日課たる早朝山道入隊へ出撃せんとするや、既に星こそ失せれど、未だ空には月が輝きし。
御来光に随分先駆け出撃、
定点観測。
70分余の早朝山道入隊終え、山寺界隈へ帰還するや、丁度御来光拝み得し。
些か赤く染まり始めし境内の紅葉の巨木越しに、未だ空に残る月仰ぎし。
「自家製鯖きずし」召喚、酢飯拵え、そこへ胡瓜、人参、蟹蒲、葱、胡麻、青唐辛子等和えれば、きずしをON! 擦り胡麻、刻みし大葉、自家製紫蘇の実佃煮をON! 然れば「鯖バラ寿司」完成、
「鮎塩焼」やら
「大根と人参の味噌汁」も添えるや、
「鯖バラ寿司と鮎塩焼定食」堪能せり。
牛蒡を繊切りならぬ笹掻き、然も牛蒡を回転させず大きく平たく笹掻きに処せば、名付けて「大胆な金平牛蒡」拵えし。一般的な繊切りの其れや、細めに笹掻きに処せし其れも、勿論好きなれど、この牛蒡が無駄にデカき方が、一層牛蒡の食感と特有の土臭き香り堪能し得ればこそ。而してこの方が牛蒡1本を笹掻きに処す所要時間が、圧倒的に速ければ、金平牛蒡を仕込む億劫さからも解放される次第。赤唐辛子のみならず風味倍増させるべく青唐辛子も投下、このW唐辛子作戦にて刺激度も向上すれば、予てより私が提唱する「スパイシー和食」の一角を担う一品とは、云わずもがな。
茄子をチンマシーンにぶち込み2分30秒加熱、切り目を入れ、タッパーに並べるや、ヤマサ昆布つゆ+酒を浸る程に注入、胡麻油垂らし唐辛子投下、粗熱取り冷蔵庫にて一晩寝かせれば、火を全く使わずして拵える「茄子の阿蘭陀煮擬き」完成せり。何故「擬き」かと云えば、茄子を揚げず、更には煮ねばこそ。
どうにも再び「三昧開き症候群」発症、折しも刺身用秋刀魚贖えば、早速捌き「秋刀魚きずし」仕込みし次第。
丼にごはん装えば、レタス、胡瓜、人参、而して先達て激安スーパーにて八町刺身贖いし際のつま召喚しON!
そこへ「秋刀魚きずし」をON! すれば、青唐辛子、紅生姜、紫蘇の実佃煮を添え、先日味付け海苔使い切れば缶の底に残る粉を投下、斯くして「秋刀魚きずし丼」完成せり。
山芋スライスを胡麻油施し焼けば「山芋ステーキ」完成、
作り置き「里芋の煮っ転がさず」
同じく「大胆な金平牛蒡」召喚、
「椎茸と人参とワカメと葱の味噌汁」も拵えるや、
「秋刀魚きずし丼定食」堪能せり。
日課たる早朝山道入隊へ出動せり。
山寺界隈も愈々紅葉し始めれば、朝の冷え込みは、既にあの冬の厳寒ぶりを思い出させるに充分か。
定点観測。
山道中腹展望地界隈も紅葉、
70分余の早朝山道入隊完了、山寺界隈より吉野連峰を臨む之圖。
既に晩秋、冷え込みぶりは下界の初冬なれど、今更未だゴーヤーが結実とは是如何に。
当山寺境内に展開中なるハバネロ園、今年は豊作の予感なり。
作り置き「鮎の煮付け」
同じく「大胆な金平牛蒡」
同じく「里芋の煮っ転がさず」
同じく「茄子の阿蘭陀煮擬き」召喚、
「牛蒡天と人参と大根の味噌汁」のみ拵えれば、これにて「作り置き定食」堪能せり。
奈良県は、知事の英断にて、全国一斉に緊急事態宣言発令されし以来、一切何も規制発令されねど、大阪等隣府県に発令されし緊急事態宣言やマンボウ等、全て解除されれば、観光客が再び押し寄せ始め、田舎道にも関わらず、糞サンデードライバーや、狭き道に慣れぬ観光バスにて混み合い渋滞さえ勃発する有様。あの閑散とせし様が、懐かしくも感ぜられしかな。
鉄板召喚し「お好み焼き イカ玉」拵えれば、御供たるべき吉本新喜劇を、久しく鑑賞せざる己れに気付けど、何せテレビ無し生活も、2011年の地上波アナログ放送終了以来、既に十年にも及べば、テレビ無くして何の不自由もあらざり、そもそも80年代末以降、TVドラマの質も地に堕ち興味失えば、昨今の不毛極まりなき芸能人楽屋オチに終始するバラエティー地獄よりも解放、更にはプロパガンダ洗脳行為の走狗かと思しきワイドショーの類いも無縁となれば、何とも快適至極なり。
「お好み焼き(若しくは焼そば)と吉本新喜劇」とは、ガキの頃より「土曜日の昼飯」定番たれど、今や特撮ヒーローの類い鑑賞しつつ「お好み焼き」食らうが、私の新たな慣例となりし。
清々しき秋晴れたれど、嵐かと思う程に風吹き荒べば、
風に棚引くどころか吹き飛ばされる雲の様、いとをかし。
芒の穂が日に照らされれば、
明日香の深山に、愈々厳冬の到来も遠からぬか。
コールドスリープに処せし鶏腿肉召喚、在り合わせ野菜共々、私が考案せし例の絶対失敗不可なる超簡単レシピに由る「タイ風レッドカレー」拵えれば、刻みパクチー、ライム代わりなる檸檬、ナンプラー漬け唐辛子も添え、
蟹蒲と水菜に、トムヤムペースト+酢+胡麻油にて和えし「タイ風贋蟹サラダ」も拵え、
斯くして「タイ風レッドカレーセット」堪能せり。
常々欧米ツアー中、現地にて安価なるハバネロ大量購入を以て「自家製ハバネロオイル」1年分拵える次第なれど、昨年に続き海外遠征不可たれば叶わず、昨年境内にて栽培せんとすれど、驚異的に園芸下手な私なれば不作、僅かに贖い得しハバネロを以て、僅かばかり仕込めども、日々消費すれば最早備蓄残量僅かなり。
翻り今年は、境内にて栽培するハバネロ豊作の兆しに加え、行き付けスーパー内「地産地消コーナー」にて所望せしハバネロもあれば、満を持して「自家製ハバネロオイル」各種充分に仕込み得る見込みなり。
セロリに塩昆布施し、力任せ揉みしだけば、瞬殺クッキング「セロリ揉み漬け」完成せり。
「玉子焼」拵えれば、勿論関東風のクソ甘ったるき代物にあらず、出汁利かせし一品と知れ。
作り置き「鮎の煮付け」
同じく「茄子の阿蘭陀煮擬き」
同じく「大胆な金平牛蒡」
同じく「里芋の煮っ転がさず」
「牛蒡天と人参と大根の味噌汁」拵えれば、
これにて「玉子焼付き作り置き定食」堪能せり。
明日香の深山は愈々冷え込み厳しくなるや、最早選択肢は鍋料理一択たるべしと、土鍋に白菜、玉葱、人参、椎茸、豆腐、牛蒡天仕込み、おろし生姜、おろし大蒜、青唐辛子投下、
三種の神器「花椒醤+姜葱醤+麻蝦醤」更には追加戦士「青麻辣醤」加えて最終兵器「麻辣湯火鍋底料」即ち「麻辣湯の素」投下、
而して煮えたぎらせれば、
鴨の血の煮凝りこと「鴨血」召喚、
豚切り落とし共々セットアップ、
いざ鴨血と豚肉も投下、豪快に煮れば仕上げに水菜投下、
斯くして似非ニックインプロクッキング「麻辣鴨血火鍋」完成、薬味にパクチー添え、
いざ食らえば心地良き刺激と痺れ芳しくして、大いに堪能せり。