漸く投稿完了せしブログ記事「『第20回 ACID MOTHERS TEMPLE祭』@名古屋 得三」に続けとばかり、是亦更新が遅れ捲る「ACID MOTHERS TEMPLE祭 後夜祭」@神戸 Helluva Loungeに関するブログ記事を、執筆投稿せんとすれど、この日も写真撮影なんぞ殆ど行わず終いなれば、何と道すがら立ち寄りし彦根は「をかべ」の写真等除けば、会場入口のライヴポスター写真唯1枚のみ。然れば今回もオモロきブログ記事綴り難からんと思えば、悪しからず。
元名古屋猫屋敷に投宿せし私、東君、アキラ君の3名、いざ神戸へ向け出発せんとすれば、今池界隈にてジョンソン合流、全員の機材や物販商品等満載すれば、利用可能な座席数の都合上、東君は電車にて神戸目指して頂き、残る3名にていざ名古屋を出発せり。
神戸への道すがら、彦根は「をかべ」へ立ち寄り、至福のひと時を堪能満喫せんとす。
史上最強の絶品「餃子(四人前)」より始めん。
而して私は、前回と同じくついぞ濃厚海鮮出汁に惹かれ、珠玉の逸品「令和チャンポン」所望、拉麺の類い一切口にせぬ私なれど、この「をかべ」発祥の逸品「近江チャンポン」は、そもそも拉麺にあらざれば例外、スープまで思わず完飲せり。
久々の「をかべ巡礼」となりしアキラ君なれば、今回は「餃子+ごはん+瓶ビール」なんぞと「餃子の究極的愉しみ方」を以て、揺るぎなき餃子愛あればこそ正面突破せんとされし。
片やジョンソンは「タイガースチャンポン」所望、豪快にぶち込まれるチャーシュー堪らぬ次第、然りとて何故「タイガース」なりしか。
「をかべ」の大将と女将さんに御挨拶もさせて頂けば、流石「至上の『をかべ』愛」公言されて憚らぬアキラ君は、その御辞儀ぶりも御見事なるかな。
同じ銀座通商店街に並ぶ「トラヤ」を素見せば、ひこにゃんの顔ハメパネルかと思いきや、幟の顔面部刳り抜かれし代物なり。穴の位置が可成り低ければ、自ずから幼児限定か。
銀座通商店街の端に構えられる風月堂にて「彦根特産 バルブもなか」なる代物発見、思わず己れへの土産に衝動買い、然れば後日に味わいしブログ記事は、こちらを御笑覧頂きたし。
腹拵えも完了すれば、一路神戸へ。斯くして今宵の会場Helluva Loungeへ到着せり。
サウンドチェック之圖。
光の魔術師Liquidbiupilアキラ君も、宇宙悦楽夢幻光線照射、今宵も宇宙大漂流の予感かな。
メンバー5人にて前打ち上げへ出撃すれど、毎度御贔屓にさせて頂く大衆酒場「樽八」休業にて、結局しょうむない今様の居酒屋急襲、酒も料理も酷けれど、今回参戦頂きしよっちゃん交え、全員にて酌み交わす機会あらざれば、楽しく歓談。而して先述の通り写真あらざれば、悪しからず。
今宵はAMT宗家として2021年最終公演、年間ライヴ本数が均かの一桁たりし去年に比べ、今年は10本とギリギリ2桁に届けば、今宵は2021年総決算の意も含め、ノンストップにて完全燃焼摩滅消滅するまで走り切らんとす。
そもそもAMT宗家のライヴに於いて、所謂セットリストなる代物は存在せず、精々ステージへ向かう直前に、1曲目のみ口頭にて伝える程度が常か。2曲目以降は、その日の演奏の状態や会場の雰囲気等から、その局面局面にて主に私が先導する次第。然ればこそ曲間を空けず、メドレー形式にて繋がるも頻繁にして、亦、私が即興にて楽曲を解体再構築、若しくは完全即興にて演奏開始するも稀ならねば、メンバーは各々、様々な局面にて常に即決即断が要求されるものなり。翻りバンド全体が、私の予期せぬ展開へ突入するも亦、決して稀ならねば、その刹那刹那に新たなアレンジを以て展開せんとは当然の理にして、これこそが所謂ライヴ演奏の醍醐味たるべし。況して長期の海外遠征等に於いて、毎日同じような演奏を繰り返すなんぞ愚の骨頂、そもそもライヴとは「その日、その場所、その人達」たる3つの要素が日々変わればこそ、同じ演奏なんぞ繰り返される筈もなし。
斯くして今宵も、何処へ漂流暴走するかなんぞ神のみぞ知る、我々は唯只究極の境地へ至らんとするのみ。
昨夜に続き意表を突く可く、AMT宗家が誇る王道ロックナンバー「Chinese Flying Saucer」にて幕開け、時代錯誤なブルースギターソロに導かれ、是亦昨夜に続きAcid Mothers Temple & The Cosmic Infernoこと宇宙地獄組のソウルチューン「Do You Remember Doobie Wonderland?」へ雪崩れ込むや、此処から怒涛のメガアッパー状態へ誘うべく、ハイパーヘヴィートランスチューン「You Fool Only One」にて超高速ギアへ限界シフトアップ、而して「Disco Pink Lady Lemlonade」を以て、至福千年王国行き片道切符の旅。然れどこの夜の我々AMT宗家は完全に大暴走超彗星と化せば、止まる事知らずにてGong「Master Builder」のハイパートランスカバー「OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.」 へ突入、タキオン粒子と化し超光速飛行あるのみ。
今宵初めてのMC挟み、スペイン古楽カバー「Santa Maria」から、御馴染み「Dark Star Blues」へ、更にはよっちゃんなればこそのメガトン高速グルーヴに乗せ、BBM可成り速めな「Black Summer Song」へと雪崩れ込むや、ヘヴィロックナンバー「From Planet Orb With Love - Good-Bye Mrs. Uranus」にてカオスな展開も含み乍ら、グリッサンドギターに由る導入から、更には超長尺なアシッドロック風ジャムセッションを経て「Flying Teapot」へ、而してオリジナルバージョンに則り8→5→6と拍子チェンジせし「Pink Lady Lemonade (You're Sweetmare)」から「 In E」を挟み「Pink Lady Lemonade coda」へ至ればカオス度もピークに達し、恒例メンバー紹介MCを経て、恍惚天国目指す可く「Cometary Orbital Drive」へ突入せり。
巷にて「ドラマー殺し」と称されるAMT宗家なれば、最終盤と相成れど未だ不完全燃焼にして、此処は燃えカスどころか灰さえ一切残すべからずと「Chaos In E」発動、仮令よっちゃんがドラム高速連打にて幕引きされんとすれど、Motörheadの代表曲「Over Kill」を凌駕して余りある程に、これでもかと無限に高速演奏再開、而して究極の加速状態を以てネクストレベルへ至るや、光の魔術師liquidbiupilアキラ君に由る大流星群襲来の中、ギター絞首刑敢行、タイゲン君もベース切腹、而してよっちゃんも極限状態越えられ、最後は一楽家の御家芸たるハイハットスタンドぶん投げ、斯くして大団円迎え大盛況大爆笑にて幕。今宵の160分一本勝負ノンストップセットを以て、AMT宗家2021年のライヴ納め全うせり。
ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。
「ACID MOTHERS TEMPLE祭 後夜祭」@Helluva Loungeへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。
セットリストは以下の通り。
1. Chinese Flying Saucer
2. Do You Remember Doobie Wonderland? ~ You Fool Only One ~ Disco Pink Lady Lemonade ~ OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.
3. Santa Maria ~ Dark Star Blues ~ Black Summer Song ~ From Planet Orb With Love - Good-Bye Mrs. Uranus ~ Flying Teapot ~ Pink Lady Lemonade (You're Sweetmare) ~ In E ~ Pink Lady Lemonade coda
4. Cometary Orbital Drive ~ Chaos in E
終演後、Helluva Lopungeなればバーカウンターも繁忙、夏のソロ以来、常連の面々とも久々に御目に掛かり得れど、矢張り「ACID MOTHERS TEMPLE祭」と銘打てば、通常のライヴと異なる何故か多忙な有様、ロクに話どころか御挨拶も交わせざりし。本年は「第20回 ACID MOTHERS TEMPLE祭」@得三のブッキング確認せし初夏は、未だ緊急事態宣言発令中にて、果たして年末の様子なんぞ想像不可、毎年恒例年末の「稼ぎ乍ら行く慰安旅行」こと「西日本ツアー」も、そもそも酒さえ供されぬ状況たれば、慰安旅行にもならぬ上、黄金週間の頃の如く、再びキャンセルや無観客配信への変更相次ぐ可能性も否めず、そもそも遠方から馳せ参じ下さる皆様も、名古屋への遠征差し控えられんと思い、せめて関西圏にて特別にAMT祭追加公演行わんと、今宵の公演をブッキングせし次第。
「第21回 ACID MOTHERS TEMPLE祭」迎える来年は、再び皆様が名古屋得三にて一堂に会し得る世とならん事、切望するばかり。
今回育休にて不参加たりしNANI君に代わり、超強力なメガトン重量級高速グルーヴにて牽引下さりし一樂誉志幸君ことよっちゃんには、大いに感謝するばかりにして、20年前にAMT宗家ドラマー務めて頂きし実父一楽さんを彷彿させる、重戦車爆走の如き場面ありつつも、矢張りよっちゃんなればこその繊細且つカオス英断な演奏も繰り出されれば、亦是非何かの機会に共演させて頂かん。よっちゃんが御自身のFacebookへ投稿されしレポもあれば、未読の方々は、こちらより是非に御併読頂きたし。
唯一悔やまれしは、よっちゃん交えしこのラインナップにて、写真撮影し忘れし事か。然れば最後に、情宣用に急遽拵えしDeep Purple第4期のパロディーアー写を、此処に再掲載し、御茶濁させて頂くものなり。オリジナルメンバー2人+若手3人たりしDeep Purple第4期と、現在のAMT宗家は、一見同じ様に見受けられれど、黄金期たりし第2期と第3期初期に於ける音楽的中心Ritchie Blackmoreを失い、新規加入の若手に音楽的イニシアチブを委ね、遂には「Come Taste The Band」なる秀作生み出し乍らも、結局Ritchie Blackmoreの影を払拭叶わず、若手全員に去られ解散へ至りしDeep Purpleと、それに対しAMT元老院こと音楽的支柱たる私と東君が残るAMT宗家、ヤングお兄さんチームの力を御借りしつつも、アホの一つ覚え宜しく果てしなく疾走し、究極の境地へ至らんとする我々、双方大きく異なれば、Deep Purpleが辿りし末路とは、先人よりの教訓として疾うに肝に刻まれればこそ。
然れば来年2022年は、AMT宗家再び飛翔せんとす。